歩きながら思う

  • vol.42/コンプレサー通信2019年4月号掲載

マジックで使う銀貨を数枚持って、ウオーキングスタート。

コインマジックの稽古をしながら歩くのだ。

手をあっちこっちに動かしながら歩く姿はちょっと怪しいだろうなと思う。

「おい、俺の指!ちゃんと動いてくれ!」

と叫びたくなる。

新しいテクニックをマスターするにはその動きを繰り返し練習して、手や指の必要な筋肉や神経を鍛えるしかないのだ。

地道なトレーニングをしていると、マジシャンはアスリートみたいだなぁと思う。

本番では強いメンタルも必要だしね。

そういえば、羽織袴姿でアスリートを応援し続けたオリンピックおじさんの訃報を聞いたなぁ。

富山県南砺市出身なのね。

「人を楽しませた分だけ幸せになれる」

そんなお話をされていた。

励みになるメッセージ。

マジシャンは、「人を楽しませる職業」だからね!

だけど、現実は苦労も多い。

単発のお仕事がほとんどで収入は不安定。

病気で倒れたらおしまい、なんの保証もない。

数年後、どうなっているかなんて全然わからないもんね・・。

こりゃいけない、思考がマイナスになっていく。

電話に着信が入り、ウォーキングの足を止める。

お仕事のオファーだった。

どこかでコンプさんのショーを観たらしくうれしいお言葉をいただいた。

電話を切って、ウオーキングを再開。

空の青さが心地いい。

気持ちが明るくなっていることに気が付いた。

心はいつも、浮いたり沈んだり。

ずっと浮いていてくれればいいのにねぇ。

ゴールの我が家が近づいてきた。

コインを動かす指に集中してみる。

なかなかいい感じ、滑らかになってきたぞ。

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