今日は、またとめぐって来ない。

  • vol.21/コンプレサー通信2017年7月号掲載

静岡県でのマジックショーへ。

今年に入って地元富山県以外での、お仕事がぐーんと増えてきた。

この世界に飛び込んで九年目。

活動が広がっていく喜びを感じながらの会場入り。

「マジシャンは本業ですか?」

スタッフさんが聞いてきた。

富山県外での知名度は低いからしょうがない。

笑顔でご挨拶、コンプレッサー通信をお渡しすると、活動が伝わったご様子。

毎月思いを詰め込んでいるから役立つのね。

「お客さんは、日本全国の社長さんたちだけど大丈夫ですか?」

今度はご担当者さんが不安そう。普段着のコンプさんに、オーラが無いからしょうがない。

「いつもやっているので問題ありません、私におまかせください!」

不安と自信を胸にステージへ。拍手と歓声がうれしかった!

達成感と反省を肴に、アシスタントのともやんと乾杯、感謝の一日を終えました。

ボクたちの朝は、いつも早い。

こんな時は、朝風呂オープンと同時に集合するのが暗黙のルール。

まだ薄暗く、誰もいない露天風呂へ。

南国をイメージした造りがステキ。

朝からのぼせるくらい語り合う。

小学生の頃、ともやんのお父さんが、時々、銭湯に連れて行ってくれたなぁ。

裸で、無邪気に将来の夢を語り合ったっけ。

あの頃と、感覚は全然変わっていないのに、気が付けば、こんなに時間が過ぎたのね。

「おはよう、昨夜のマジシャン!」

パーティーに出席されていた社長さんが湯舟に入ってきた。

「今度、うちの会社でマジックしてもらえませんか?」

またひとつ、ご縁が広がる予感。

「裸で朝日を浴びると力が湧いてくるね!」

ハイテンションな社長さんの声。

まぶしいくらいの朝日が昇ってきた。

また、ボクたちの今日が始まった。

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