続けていたら・・・
- vol.13/コンプレサー通信2016年11月号掲載
町内のソフトボール大会に参加したときの話。
野球少年だったころのイメージでバッターボックスへ。
インコースにボールが飛んできた。
ひょいとよけたつもりがお腹に当たってデッドボール。
自分で思っている以上におなかがでてることに気づく。
バットを振ったらちゃんと当たった。
ボールがびゅーんと飛んでいく。
必死に走ると、前がはっきりみえない。
なんだか世界が揺れている。
顔の肉がゆれると視界に影響を与えるということに気がついた。
太ったなぁ。
体が資本のこの仕事、このままではいけないと、スイミングをはじめた。
小学生のころ、体育の授業で「泳げるだけ泳いでみよう」というのがあって、授業の終わりまで泳ぎ続けたことがあったっけ。
それくらい水泳には自信があった。
久しぶりに泳いでみてびっくり。
息が上がって全然ダメダメ。
イメージと現実のギャップ。
体を鈍らせてしまった時間を悔やむ。
ふと横をみたら、おじいちゃんがスイスイ泳いでる。
休憩のタイミングで、「すごいですね!」と話しかけてみた。
「毎日通ってるからねぇ」と笑顔でひと言。
シンプルだけど、説得力のある答えが胸に刺さった。
毎日楽しんで続けているだけなのね。
あれから二年。
週に三日ほど通っていたらどんどん泳げるようになった。
今は毎回千メートル泳いでます。
前世はカッパかもしれないと思うほど、水の中の居心地がよくなった。
この、コンプレッサー通信もコツコツ続けていきますよ。
今月で二年目を迎え、紙面を拡大しました。
4コマ漫画への挑戦もスタート。
いつか物語も書いてみたいなぁ。
続けることで広がっていく世界を楽しもう!