寺子屋サロン(福岡町)地域の子どもたちにマジックを届けて思ったこと

寺子屋サロン 紹介記事

福岡町寺子屋サロンでマジックショー!

こんにちは、マジシャンのコンプレッサーです!!

地元・高岡市福岡町にある「寺子屋サロン」の入所歓迎会で、マジックショーをさせていただきました。会場は福岡さくら会館。新しく入所する6人の子どもたちと、すでに通っている子たち、そして地域の大人たちが集まり、とてもあたたかく、エネルギーに満ちた時間になりました。

いつもは入所式の中でマジックを披露していたのですが、今年は入所式がすでに終わっていたため、「一年生の歓迎会」という形での出演となりました。

川島実行委員長は「地域の宝として子どもたちを愛し、育んでいく」という想いを持って活動されており、そんな温かな場にまた関わらせていただけたことに、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。

https://kawashimakuni.com

寺子屋サロン マジックショー

カバンひとつでも、笑顔はつくれる

今回は、トランプ、ロープ、リングといった基本的な道具だけを持って、カバンひとつで現場入り。アシスタントも不在のソロショット。なので、てっきり少人数のアットホームな会かと思っていたのですが――

会場に着いてみると、思っていた以上ににぎやか!
他の学童からも子どもたちが集まっていて、想像していたよりも大きな歓迎会になっていました。

でも、人数が多くても少なくても、その場に合わせて柔軟に楽しんでもらえるようにするのがコンプ流。
道具の数や派手さよりも、目の前にいる子どもたちとどんな時間をつくるかが大切です。

そんな中で返ってくる「わっ!」「なんで!?」「もう一回見せて!」の声。
その一言ひとことに、マジックを通して時間を共有できることのありがたさを感じました。

地域の子どもたちの楽しそうな表情を見ると、やっぱりうれしくなります。

寺子屋サロン入所式

なぜマジックをするのか、改めて考えたこと

最近、思うんです。

マジシャンがマジックを披露するのは、ある意味“当たり前”のこと。でも、「なんで自分はこれをやっているんだろう?」という問いを、もう一度、自分の中で明確にしておかないと、続けていく意味も、価値も、どこか曖昧になってしまう気がして。

今回の歓迎会でのマジックを通して、それがまた少し見えてきた気がします。

コンプがやっていることは、単に不思議を見せることじゃない。驚きを届けることでもない。
“つながる”ためにやっているんです。

マジックというのは、たしかに不思議な体験を通して「え!?」「どうなってるの!?」と感じさせるものですが、それは単なる“手段”であって、本質はその先にある、心と心のキャッチボールだと思うんです。

学童保育 マジックショー

子どもたちの「やってみたい」を大切にしたい

これまでコンプは、「マジックで社会貢献」や「教育にマジックを活かす」といった考えに対して、
ちょっと距離を感じていた時期もありました。

でも最近は、意識が変わってきました。

マジックって、子どもたちの「知りたい」「やってみたい」「伝えたい」といった気持ちと、すごく相性がいいんじゃないかと感じることが増えています。

その気持ちを育てるようなマジックができたら。
ただ驚かせるだけじゃなくて、「考えてみる」「試してみる」「誰かに見せてみる」――
そんなプロセスにつながっていくような関わり方ができたらいいなと思っています。

マジックで地域をつなげたい

そしてもうひとつ。
マジックには、子どもたちだけでなく、地域のおとなたちや高齢者の方々とも“つながる力”がある――そう感じる場面が、これまでの活動の中で何度もありました。

高齢者施設でのマジック、地域の小さなお祭りやイベント、商店街の集まり、子育て支援の場…。
これまでいろいろな場所でマジックを披露する機会をいただいてきましたが、そのたびに思うのは、マジックには笑顔と会話が自然と生まれる時間があるということです。

たとえば、高齢者の方々と一緒に楽しむ「ふれあいマジック」や、頭を使いながら楽しめる「脳トレマジック」、地域イベントでのちょっとしたステージや、遠方の施設などへの訪問。

どんな場所でも、「マジックをきっかけに、みんなの距離が少し近づく瞬間」がたしかにあるんです。

実際、以前に高齢者施設でマジックを披露したとき、
「こんなに声を出して笑ったのは何年ぶりかしら」と言っていただいたことがありました。

あのときの言葉は、今でもコンプの心に強く残っていて、
もっとこうした活動に取り組んでいきたい、もっとできることを見つけていきたい――そう思う原動力になっています。
マジックの力を信じる気持ちの、大きな原動力になっています。

若者たちの力になれたら

そして今、もうひとつ心のどこかにあるのが、困難を抱えている若者たちとの関わりです。

具体的な形があるわけではないのですが、もしマジックを通じて、少しでも自信や自己表現のきっかけを届けられたら――そんなふうに思うことがあります。

マジックは、練習すれば誰でも少しずつ上達できますし、人前に立つことで自然と自己表現の力も育っていきます。
「できた」「伝わった」「喜んでもらえた」――その小さな経験が、誰かの次の一歩につながることもあるかもしれません。

いまはまだ、ぼんやりとした思いにすぎないのですが、
いつかどこかで、そうした場づくりにも関わっていけたらいいなと、願っています。

マジックの先にある未来を信じて

マジックの魅力は、不思議を見せることだけじゃない。
コンプが届けたいのは、自分を信じる力人とつながる喜び世界を前向きに見つめる視点です。

それは、子どもにも、大人にも、お年寄りにも、誰にとっても大切なものだと思っています。

だからこそ、これからもコンプは、マジックという手段を通じて、
地域に、社会に、そして未来に、小さな光を届けていけたら――そう思っています。

自分が持っているものが、誰かの「やってみたい」や「笑顔」のきっかけになれたら、
マジシャンとして、それ以上の幸せはありません

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!

またどこかで、またこのブログで、皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。
マジシャン・コンプレッサーでした!

寺子屋サロン

\ 最新情報をチェック /