ラジオブログ:冷や汗から大歓声へ!高岡支援学校で気づいた「心の壁」の正体
本記事はFMとやまで放送中の『コンプレッサーのしゃべっちゃお』をブログ化した内容です。
わたし、マジシャン・コンプレッサーが、ラジオさながらに今日もしゃべっていきますよ〜!
みなさんこんにちは、マジシャンのコンプレッサーです。「コンプレッサーのしゃべっちゃお」、今週もよろしくお付き合いくださいね!いや〜、ラジオの前のみなさん、元気にしてましたか? わたしは今日も元気いっぱいです!

今週の放送内容をざっくり総まとめ!
今週は、最近増えてきた「県外からの出演依頼」に隠された意外な理由と、同業者との会話で気づいた「地元のありがたみ」についてお話ししました!
そしてメインは、先日伺った「富山県立高岡支援学校」でのマジックショーの全貌!
準備段階での葛藤、本番直前のまさかの機材トラブル(冷や汗ものでした…)、そしてそれを吹き飛ばす生徒さんたちの爆発的な笑顔。
「障がいがあるから…」と勝手に壁を作っていたのは、実はわたしのほうだったんじゃないか? そんな深い気づきと感動のエピソードを、たっぷりの裏話を交えてお届けします!

種まきが実を結ぶ? 県外オファー急増の謎
最近ですね、わたしの中でちょっと嬉しい傾向がありまして。
あの、ありがたいことに出演依頼をたくさんいただくんですが、けっこうホームページからのお問い合わせが増えているんですよね。「おっ、新しい依頼だ!」と思って見てみると、なんと県外からのオファーということが急に増えてきまして。
以前はやっぱり富山県内が中心だったんですけど、なんでかな〜? と思って、こう、いろいろ調べてみたらですね、どうやら結構前にわたしが書いていたブログ記事が関係しているみたいなんですよ。
過去に県外で出演した時のことを書いたブログが、検索にヒットしているみたいで。
いや〜、やっぱり地道な種まきって大事ですね〜。昔一生懸命書いた記事が、巡り巡って今こうして実になっているみたいな、そんな感覚でございますね。続けていてよかったなぁ、ブログ。
で、ま、そんな話をね、とある知り合いのマジシャンとしてましたら、ま、逆に「羨ましい」と言われまして。
え? 何が羨ましいかと言うとですね、わたし自身、今の仕事の層でいうと、もう9割くらいが富山県内の皆さん、地元の皆さんにマジックショーをお届けするというお仕事なんですね。
でも、その私の知り合いのマジシャンの方はですね、なんかもう日本中を飛び回ってるようなイメージがあって。わたしからすれば、「いやいや、日本中いろんな所から依頼来るなんて、めちゃくちゃいいじゃないですか! かっこいいじゃないですか!」なんて言ったわけですよ。
そしたらその方から、意外な言葉が返ってきました。
「いやいやコンプさん、逆に羨ましいですよ。地元でたくさんお仕事があるというのは」
ってこう、しみじみと言われたわけですよね。
「隣の芝は青い」? 地元で活動できる幸せ
なんかこう、「隣の芝は青い」じゃないですけども、やっぱりわたしとしては全国で活動してるって姿に憧れというか、羨ましいっていう気持ちはすごくあったんですけども。
で、その、ま、お話の意味みたいなところを深く聞いてみると、ま、当然ですけど移動に時間もたくさんかかりますと。
そうですよね。移動するのに、ま、1日、または遠方で宿泊すれば2日かかると。ま、そこには当然、交通費や宿泊費といった経費もかかってくるし、それからやっぱり、自分の家のベッドで寝れないから疲れも溜まってくるわけですよ。
ま、そんなこと言われると、確かにそうだなと。
じゃ、そういう意味で言うと、本当に地元でやれるっていうのは、実は一番いいんじゃないかな、身体的にも精神的にも恵まれている環境なんじゃないかな、みたいなことを言われた時にですね、「あー、今自分ってすごく今幸せな状況なんだな」と思ってね。
ま、改めて県外からのお仕事、これはもちろん嬉しいんですけども、地元富山の皆さんからこういろんなところでオファーいただけるというのは、やっぱこれ、ものすごくありがたいことなんだなと再確認したわけです。
本当なんかね、人のことばっか羨ましく思ってしまうっていうのが、人としてありがちな部分かもしれませんけど、今いただいてるお仕事、目の前にある環境にやっぱ感謝しなきゃな、なんてね、思ったりするわけでございますけども。
とは言えね! やっぱり、えー、マジシャンコンプレッサーさんの事務所、「ベーコン・ポウオフィス」には、わたし以外にもともやんとか、他にもマジシャンがいますんで。
そのメンバーのお仕事もね、こうなんとかゲットしていきたいっていう思いも切実にありまして(笑)。
エリアも頑張って増やしていきたいなと。ま、そんな思いもあって、え、今まで書いてきたブログ、そういうのが1つきっかけになって、県外からのオファーが来るっていうのは、まあこれはこれでやっぱ嬉しい話ですからね。
地元は大切にしながらも、ちょっとずつしっかりエリアを増やしていく。
そして皆さんに、え、マジックを届けて、なんかこう笑顔になっていただいて、そして「明日も頑張るぜ!」みたいな気持ちになってもらえる、そんな活動をこれからも頑張っていきたいな、なんて思ってるわけでございます。
高岡支援学校での挑戦! 60周年の記念ステージへ
さてさて、そんな活動の中で、え、先日ですね、高岡市の とある学校でマジックショーをさせていただきました。
え、どこかと言いますと、「富山県立高岡支援学校」さんでございます。
え、こちらオファーいただいたのは、確か昨年でしたかね。もう1年ぐらい前にオファーいただきまして、ぜひ創立60周年の記念にお願いしますと。「はい、喜んで!」ということでお受けしました。
ま、支援学校さんということで、どのような生徒さんたちがいるのかな、どんな雰囲気なのかな、なんてことをこういろいろ想像しながら、打ち合わせの日を迎えたわけですけども。
学校さんに行ってみますとね、皆さんにこう温かくお迎えいただきまして。
まずは音響のチェックだとか、それからま、会場となる体育館の、ま、袖を見たりね、ステージの広さを見たり、生徒さんたちは当日どこにどんな風に座るのかな、車椅子の子はどこかな、みたいな確認をした後、校長室に通されまして。
で、校長先生とご挨拶して、お話ししてましたら、え、先生が開口一番、
「いつもラジオ聴いてっつよ!」
っていう。
あら嬉しい! 嬉しいです、ありがとうございます! なんてところから始まりましてね。もうこれだけで心の距離がグッと縮まる気がしますよね。
で、校長先生のお話をじっくり聴いてたら、やっぱりこの支援学校という特性上、マジックショーとかエンターテイメントをいろいろ見たいなと思っても、自分で気軽に劇場やイベント会場に行くことができない子たちもやっぱりいて。
そんな子たちに、1つこう記念、そう、今回は「創立60周年」という大きな記念式典での、ま、講演ということだったんですけども。
「この節目に、何か子供たちにそういう、え、普段見れないようなもの、普段体験できないようなことを体験して、将来の何かに繋がったらなと思ってるんです」
っていう校長先生の熱いお言葉をいただいた時に、あ、そっかそうだよな、とハッとしたんです。
私自身ね、なんか「あれ食べに行きたいな」とか、「あのイベント見に行こう」なんて思ったら、パッとこう車のキーを持って運転してその場所に行ったりしてたわけですけども。
確かに、自分でサッといこうと思っても、なかなか行けない方々もいらっしゃるんだなということを、改めてこう感じましてですね。
なんか与えられたそのショーの時間、単なるイベントの一つじゃなくて、ま、しっかり気を引き締めて、最高のものを届けなきゃななんてこう改めてね、背筋が伸びる思いだった瞬間なんですけども。
「伝わるかな?」 拭いきれない不安と葛藤
それと同時に湧き起こってくる、ま、不安というか疑問というか。
ま、実際に学校に入ってみると、本当に何ていうかね、たくさんの子供たちがいて、全校で250人くらいらっしゃるみたいですね、お聞きしてると。
で、小学校、中学校、高校と全部一緒になってて、そこに関わる先生や職員の、大人の皆さんが150人くらいいらっしゃると、いうところで、結構な大所帯なんですよ。
でね、みんな元気なんすよ! 通りかかると本当に「こんにちは!」とかお元気よく声かけていただいたりね。本当に何か自由で明るい空間だなという感覚があって。
でも、この生徒の皆さんに、一体どんなマジックを届ければいいのかな、これやっぱちょっと一瞬悩みまして。
というのも、マジックって「不思議だ」と認識するためには、「常識」を知っていないといけない部分があるじゃないですか。
そこで、校長先生に素直に聞いてみたんです。あ、聞いたのは教頭先生だったかな。
「マジックとかって、どれくらいご理解いただけるもんですかね…?」
この質問するのも、なんか失礼にあたるんじゃないか、どうなんだろうって自分でも思いながらもね、やっぱりプロとしてスベるわけにはいかないので、言葉選びながら聞いてみたら、
「ま、そのまま受け止められますよ」
と、いうお話でございました。
ま、それ聞いて、なるほど、とこうちょっと理解させていただいて。
となるとですよ。いつもやってるような、例えば「段ボールに相方のともやんが入って、そこに本物の刀をたくさん突き刺す」ようなイリュージョンみたいなのは、どうなるか。
「エンターテイメントとしての不思議」ではなくて、「本当に人が刺されている! 大変だ!」という風に、そのままの事実として受け止められる可能性があるから、これはやめた方がいいなと。怖がらせてしまったら本末転倒ですからね。
ま、そんなような基準でいろいろマジックショーの演目もともやんと話して、「これなら大丈夫、これなら楽しい」という構成を決めて、当日を迎えたということでございます。
まさかのトラブル連発! マジシャン歴18年の焦り
で、当日です。
司会の方もね、生徒さんが担当してくれて、一生懸命練習してくれたんでしょうね、私のことを元気よく呼び出していただいて。
で、ステージにこう上がりましたら、客席にはまあ250人の生徒さんが体育館に集まってて、大人のの方々、先生たちもいらっしゃいますから、体育館もうぎゅうぎゅうですよ! 熱気がすごい。
その中で「わーっ」とこう歓声が起こって拍手が起こって。うわ、いい雰囲気だ! と思って頭一礼して。
そして、え、マイクを胸元にあるマイクホルダーに差そうと思ったら…
え、なんとこのマイクホルダーとマイクのサイズが合わなくてですね、マイクホルダーにマイクがはまらないというところからのスタート(笑)。
スカッ… スカッ… って。「ええ、今までいろいろ準備してきたのに、ここでこんな初歩的なトラブルかよ!」みたいな。
だってマイクは私ね、ピンマイクとかつけないんですよ。ピンマイクというのはちっちゃいのをこう胸元にポチっとつけるようなタイプね。
なんでかって言うと、ハンドマイクでお客さんにこうマイク向けて「お名前は?」とか喋ってもらったりみたいなこともしたいんで、あえて普通のマイクを使ってるんです。
でもマジックショーの時は、両手を動かさなきゃいけないから、首から下げたマイクホルダーにはめる感じになるんですけど、そのはめるマイクホルダーが、マイクがこうするっと通り抜けるような、サイズが合わないというトラブルですよ。
マジシャン18年やってきて、こんな確認もしなかったのかよ俺、みたいな! もう冷や汗タラッ〜ですよ。
でもまあなんとかね、そういった時の対応というのも長年の経験でありまして、スーツの胸ポケットにマイクを差すと、割と固定されて大丈夫なんですよね。
とはいえ、そこに差しても、マイクの位置が遠くなるし、なんかその大きな音が鳴るとちょっと苦手なんだという生徒さんもいらっしゃるということで、スピーカーの音も絞ってあったんで、一体どこまで皆さんに声が聞こえてるのか分かんないなって思いながら喋るわけです。
そうすると人間どうなるかというと、不安だから自分の声もどんどん大きくなっていく。
そうなるとね、なんかいつもの調子というか、いつもの感覚じゃなくなってくるんすよね。「あー、なんかリズム悪いな」みたいな。
で、わーダメだダメだ、ちゃんといつも通りしっかりやんなきゃと思いながら、気を取り直して最初のイリュージョン始めて。
「これなら絶対にみんなに楽しんでもらえる、鉄板のイリュージョンなんだ!」と思って始めたら、今度は音楽が途中でプツンと止まるというトラブル。
「ええーー!?」みたいな。
もうこんなトラブルの連続で、「この子たち本当に楽しんでくれんのかな…」「シラけちゃってないかな…」って、内心バクバクしてたんですよ。
心の壁を壊したのは、生徒たちの笑顔だった
そんな不安の中、そのイリュージョン、え、最後に箱を開けたら相方のともやがね、元気よく「ジャジャーン!」と登場してきまして。
そしたらその瞬間…
「わああああああああああ!!!」
パチパチパチパチパチ!!!!
もう、割れんばかりの拍手喝采! 「わーっ」ていう凄まじい反応です。
もうその反応見た時に、「あ、ちゃんと届いてる、伝わってる、みんな楽しんでくれてる!」と思うと、なんかこっちまで嬉しくなってきてね。一気に緊張が解けました。
で、その後いろんなマジックやって、どのマジックやってもみんな本当楽しんでくれるんすよ。素直なんです。
客席に降りていって、生徒お一人お一人と会話しても、いろんなリアクションでいろんな答えを返してくれて。道具渡したらみんなで一生懸命調べてくれて。
「固い!」「なにもない!」とか言ってね。
まあ盛り上がって、すっごく嬉しくって。
で、ショーが終わった後、生徒さんから花束をいただきましてね。
そしたらもう、握手攻めですよ(笑)。
もう握手で攻めてくる! そのステージに上がってくれた子の手を握って、いっぱいぶんぶんぶんぶん振って握手やったら、もうみんな大笑いで大盛り上がりで。その彼もすごく喜んでくれてね。
もう体育館中が笑顔で溢れかえっている光景を見て、なんかもう、言葉にならないものがこみ上げてきました。
勝手に壁を作っていたのは「わたし」だった
で、今終わって片付けしてる時に、ともやんと話してて。
「一体今日のショーは何だったんかね」と。
ま、マイクとか音楽とか、いろんなトラブルはあったけども、結果的にみんなものすごく盛り上がってくれたよね、と。
で、こう話してるうちに思ったのが、なんかこう、こっちで考えすぎてたなと。
「支援学校の生徒さんだから、これは分からないんじゃないか」
「驚かせすぎちゃいけないんじゃないか」
そんな風に、結局はいつも通りのショーで良かったんじゃないか、っていうそんな話にまとまって。
だって何やっても楽しんでくれたし、盛り上がってくれたし、なんか勝手に「彼らにはこれは難しい」とか壁を作ってたのは、こっちなんじゃねえかな、みたいな。
そんな結論に達しまして。
そのことをそのまま、終わった後校長先生にもお話させていただきましてね。
「こっちでなんかいろいろ考えすぎてたみたいで、いつも通りやっても大丈夫そうでした」
みたいなことを言うと、ま、先生も実は驚いたと。
「すごく楽しんでて、こんな風にみんな盛り上がってくれるとは、正直ちょっと想像以上でした」
みたいなこと言われた時に、すごく私自身嬉しくなったわけですけどね。
こう終わってみると、「子供たちに何か特別な体験を」みたいな話でしたけど、むしろ私の方がいろいろ勉強させていただいたな、みたいなそんな時間でございました。
楽しんでいただけた生徒の皆さん、そして、え、関わってる先生たちにもね、何かいい体験、心に残る思い出に繋がってたら嬉しいななんて思ったわけでございます。
【編集後記】後からくる反省と、救いの言葉
はい、というわけでエンディングの時間です。
ね、まあ、いい話でまとめましたけど、とはいえやっぱりいろんなトラブルもあったわけで(笑)。
で、トラブルの時ってね、やっぱ頭フル回転でなんとかそこを乗り切ろうと思って一生懸命やるわけで、で、そうなると本当に正しくマジックができてるのかとか、一人一人の雰囲気もこう掴みながら楽しい空気作れてんのかっていうのは、やっぱ後からモヤモヤするんですよね。
で、終わった後もね、ま、皆さんに「良かったよ!」とは言っていただいたけど、なんか「もうちょっとあの辺あんな風にできたんじゃないかな」とかね、「もっとこのマジックでも良かったんじゃないか」みたいなことは、毎回こうネガティブに悩んだりするわけじゃないんだけど、やっぱプロとして反省はするわけですよね。
もっとあそこはこう喋るべきだったかな、とかね。
そうそう、でもね、こないだある方にお会いした時に、たまたま、え、その方の、私の友人なんですけど、奥様が高岡支援学校さんで働いてるっていう話になりまして。
「で、うちの妻、なんか『感動した!』って言ってましたよ」
なんて言われて。
なんかその言葉でまたね、ちょっと沈んでた気持ちがふっと浮き上がってきたりしてね(笑)。
なんかおもろいっすよね、人間って。もう一言一言、一つのエピソードごとに、え、浮いたり沈んだりしながら、こうやってね、マジシャンとしてやってるわけですけどもね。
え、まあいつまでもぐちぐちしててもしょうがなくってね!
常に明るい気持ちで皆さんに笑顔いっぱい届ける、そんなマジシャンでありたいななんて思うわけですけども。
またね、これから冬にかけて、クリスマス、忘年会と、私も繁忙期やってまいります。
まだまだ出演オファーも受付中でございますので、「マジシャン コンプレッサー」で検索していただきまして、ぜひ、え、お問い合わせいただければと思います!
県内はもちろん、今日お話ししたように県外からのオファーもお待ちしてますよ〜!
というわけで今週はこの辺で。
お相手はマジシャンのコンプレッサーでした。また来週!
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タイトル:マジシャン コンプレッサーのしゃべっちゃお
番組ディレクター:虎平太
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