南砺市 桐木営農組合様の20周年収穫祭:会場全体をステージに!出張マジックショー

先日、南砺市の桐木営農組合様の「発足20周年記念 収穫祭」にて、出張マジックショーのご依頼をいただき、出演してまいりました。
組合長様の熱い思いから始まったご縁

今回のご縁は、組合長様のインターネット検索がきっかけでした。
コロナ禍以降、地域の皆様が集まる行事が少なくなってしまった。「このままではいけない、地域の絆やつながりを取り戻すために、盛大に集まりたい」。そんな強い思いがあったそうです。
そこで、お子様からお年寄りまで、三世代みんなが一緒に楽しめるものを探していただいた結果、マジシャンコンプレッサーのホームページを見つけてくださいました。これは本当に嬉しいことですよね。
その後、ぜひ直接会ってお話をしたいとメッセージをいただき、事前に打ち合わせへ。組合長様の地域を想う熱いお話をじっくりとお伺いし、コンプレッサーとして何ができるかを誠実にお伝えさせていただきました。
当日はあいにくの雨、そしてステージのない縦長の会場

組合長様は、準備を進めながらも「当日、どれくらいの人が集まってくれるか、正直心配だ」ともこぼされていました。
そして迎えた当日。あいにくの空模様で、時折強い雨が降る天気に。
会場は倉庫の中。シャッターをすべて開放しての開催です。これでは雨風が強くなると、会場の中にまで雨が入ってきてしまうかもしれない。組合長様の心配が分かる気がします。
会場に到着すると、皆様が机を出すなど準備の真っ最中。音響設備はこの日、こちらで持ち込みいたしました。
このような現場では、立派なステージがあるわけではありません。テーブルがすべて並び終わるまで、どのような空間になるか分からない。
設営が完了した会場を拝見すると…なるほど、これはマジックショーを行うには非常に難しい空間です。ステージはもちろん無く、マジックを行う予定のスペースも角度的な制約がある。しかも縦長の会場。奥のお客様は見えにくくなるだろうな、と直感しました。
こんな時こそ「会場全体をステージにする」作戦

これは厳しいぞ、と感じたわけですが、こんな時こそコンプレッサーの持ち味の見せどころ。
「会場全体をステージにする」作戦です。
普通、マジックショーではお客様にステージに上がっていただき、そのやり取りを他のお客様に見ていただく演出があります。
そうではなく、もう「お客様全員がステージ上に上がっている」という状態にしてしまうのです。会場全体を客席と捉えるのではなく、会場全体がステージである、と。
そうすることで、お客様全員がステージの参加者である、という感覚で、不思議な現象や笑いを一緒に楽しんでいただくスタイル。これが、このような環境だと見事にハマるのです。
お子様からお年寄りまで、会場が一体となった時間

ショーが始まったら、あとは直感です。
あのお客様に絡んでみよう。今はこちら側が盛り上がっているけれど、あちらは少し心の距離が離れてきたかな、と感じたらすぐにそちらへ移動する。
もちろん、披露するマジックそのものも、会場全体に伝わるような作品をチョイスし、演出を工夫しながら進めていきます。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。全体を巻き込みながら展開していくこの流れが、見事にハマりました。
お子様からお年寄りまで、皆様が本当に楽しんでくださり、会場全体が笑顔と驚きで一体となったのです。「これぞ、コンプレッサーならではのマジックショーだな」と、自分自身でも感じるほどの嬉しい盛り上がりとなりました。
マジシャン冥利に尽きる瞬間に感謝

そして、こちらの地域では、以前ケーブルテレビで15年ほど放送していただいていた番組のことを覚えてくださっている方々も多く、たくさんお声掛けいただきました。もう番組が終わって10年ほど経っているんですけど、本当に嬉しいですよね。
地域の皆様も本当に温かく、すごく楽しい空間、そして心に残るひとときでした。
終演後、組合長様から本当にお喜びの言葉をいただきました。最後には組合長さんが来賓の方々にコンプレッサーの営業までしてくださって…。本当にありがとうございます。
マジシャン冥利に尽きます。
プロのマジシャンとして18年間、様々な現場を経験させていただく中で、どんなシチュエーションにも対応できるノウハウやスキルが、自分の中に出来上がってきているな、と感じる部分もあります。
その一方で、まだまだやれることがあるはずだし、もっと磨けるものがある。新作にもどんどん挑戦していきたい。改めてそう強く思いました。
お世話になった桐木営農組合の皆様、そして会場でお会いしたすべての皆様に、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!
