富山県学童保育支援員等研修会(二日目)登壇報告!人を惹きつける「ライブ感」の正体とは?

講演会場で演台に立つマジシャン・コンプレッサーと、熱心に耳を傾ける大勢の受講者たち。

先日開催された富山県学童保育支援員等研修会、2回目の講演が無事に終了いたしました。1回目と同じ内容でお届けする2回目。だからこそ感じた自分の中での葛藤と、その中で館長さんからいただいた嬉しい質問。

そこから改めて浮き彫りになった、言葉で想いを伝える上で最も大切にしていることについて、ご報告します。

富山県学童保育支援員等研修会、2回目の講演

講演会場の後方から見た風景。演台で手を挙げて話すコンプレッサーと、スライドを見つめる受講者たち。

2日間にわたり開催された研修会、その2回目。

1回目にご参加いただいた方々とはまた違う支援員の皆様にお会いできる、楽しみな時間でした。

基本的な内容は1回目と同じ構成でお届けしたわけですけどもね。

詳細な内容は1回目のブログをご覧ください!

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自分の中での葛藤と「鮮度」の問題

「あすなろ小児歯科 院長先生が教えてくれたこと」というスライドを背に、身振りを交えて熱弁するコンプレッサー。

これが本当に、自分自身の欠点なのか、なんなのか…。

同じ内容で2回目になると、どうしても自分の中で「鮮度」が落ちてしまう感覚があるんだな。

1回目で「こんなことを喋ったな」「あの時こう言ったよな」という記憶が頭をよぎる。

その瞬間、その記憶を「なぞって」しまい、言葉に力がこもらなくなる。フレッシュな言葉が出てこない。

後からいただいたアンケート結果のご報告では、初日と変わらず皆様にご満足いただけたと伺い、本当に安心したのですが、自分の中ではどうもしっくりこない…。それが、正直な感想でした。

館長さんからいただいた「人を惹きつける秘訣」とは?

講演で「みんなマジシャン!」というタイトルが映し出されたスクリーンを背に、マイクを持って話すコンプレッサー。

講演の後、2日目にご参加くださった館長さんが、そっと声をかけてくださいました。

「どうしたら、そうやって言葉で人を惹きつけることができるんですか?大切にしてることは何ですか?」

自分の中では「いまいちだった」という感覚があったものですから、そのお言葉は意外でもあり、少し救われたような気持ちにもなりました。

その時、心からスッと出てきた言葉。

それは、「やっぱり『ライブ感』ですね」ということでした。

徹底した準備があるからこその「ライブ感」

「自分だけの『マジック』を見つける」というスライドを背に、受講者に向かって語りかけるコンプレッサー。

もちろん、「ライブ感」という言葉だけですべてを伝えることはできません。

何も準備せずに、その場の感覚だけでお伝えすることが良いとは全く思っておらず、そういう意味ではありません。

これでもかというくらい徹底的に準備をした上で、本番直前には全部リセットする。頭の中を空っぽにするんです。

そして、その本番、その瞬間に、自分の中から出てくる言葉を信じて、ライブ感をもって講演をする。

これがすごく大事なんだな、と改めて思います。

だからこそ、1回目と2回目で同じ内容だと、どうしてもライブ感が失われやすくなる。

これが自分の中での大きな課題なんだよなぁ。

ライブ感を阻害する?スクリーンの使い方

ライブ感を失わせる要因は、もう一つあります。

それは、パワーポイントなどを映し出す「スクリーン」の存在です。

「次にスクリーンを移さなきゃ」「次は何が書いてあったっけ」

そう考えた瞬間に、本当に心のこもった「生きた言葉」が出てこなくなってしまう。

だから、スクリーンはなるべく見ずに、感覚的なタイミングで操作する。

ただ、スクリーンが全く無い方がいいかというと、そうでもないんです。

参加している皆さんにとっては、視覚的に情報があることで理解が進んだり、メモが取りやすかったりする。

あくまで「サポート」という意味で、スクリーンはないよりあった方が良い、というのが私の中の今の結論です。

マジックショーとは違う形で伝えたかった想い

マジック(チャイナリング)を実演するコンプレッサーと、一緒にリングを持つ参加者の女性。

それにしても、この2日間は本当に嬉しい機会でした。

普段、学童保育の皆様は、マジックショーをお届けする「お客様」としてお会いする大切な方々。本来なら、一つ一つ営業に回ってもいいくらいの皆様です。

その皆様にこうして一堂にお集まりいただき、マジックショーの時とは違う形で、自分の想いや価値観、そしてマジックというコミュニケーションツールの魅力をお伝えできた。これは本当に嬉しい時間でした。

会場では、以前マジックショーでお世話になった先生方ともご挨拶ができ、「マジックショーは見てたけど、コンプレッサーさんはこんなことを考えてたんだと知れて心が動いた」といったメッセージもいただきましてね。ありがたい限りです。

何より、この機会のために新しいマジックグッズの制作ができたことも、大きな取り組みになりました。

「やった奴にしか分からねぇ」この充実感

マイクを持って参加者に語りかけるコンプレッサーと、両手を上げて笑顔になる参加者の女性。

いやあ、なんとも言えないこの感覚。

普段のマジックショーとは全く違うプレッシャー。準備もゼロから。

ひとことで言うと「大変だった」ということになりますが、だからこそ、乗り越えた後に湧き起こってくる、この充実した感覚。

「打ち上げの酒がうまい」っていう感覚です(笑)

そして、大切にしている言葉のひとつ、名人からいただいた「やった奴にしか分からねぇ」という言葉が、ふと心に浮かび上がってきました。

本当に貴重な時間をいただき、ありがとうございました。

どんなテーマでもお任せください

研修で配布されたマジックグッズ(イラストカード)を手に取って確認する参加者の手元。

こうしてブログに残しておくと、「こういうテーマで講演された実績があるんですね」と、次のお問い合わせにつながることがあるから面白いものです。

正直なところ、「このテーマだから話せます」ということではなく、どんなテーマを与えていただいても、そのテーマに沿った内容で講演とマジックを組み合わせてご提案できると思っています。

だって、突き詰めていくと全部一緒なんですよね。

どんなジャンルの仕事でも、大切にしなきゃいけない部分、気をつけなきゃいけない部分は、全部同じだなあという感覚が最近あるんです。

不思議なもんだな。

どんな内容であっても、全力で準備して、最高の時間をお届けできるようにチャレンジしていきます。

このようなお仕事をいただけたことに、心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

過去にはこんなテーマでの講演もあったけ(笑)ほんと、なんでもマジックと組み合わせれる!

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