なんの制約もなかったら?
- vol.58/コンプレサー通信2020年8月号掲載
「お金、時間、なんの制約もなかったら何したいですか?」
突然、とある女性に質問をされた。
とっさに出た答えは、
「ラスベガスに行って、マジックショー観て、ステーキ食べてワインを飲みたい」
と、いうものだった。
これって以前行った旅のことじゃないか。
咄嗟の答えは経験の範囲を超えないものなのかな。
本当に今したいことは?
と、もう一度自分に問いかけてみたら、
海辺の温泉宿に泊まって、刺身を食べながら冷酒を飲んでいる姿が頭に浮かんできた。
現実的すぎて苦笑い。
もっと壮大な夢を描いてもいいのにね。
先日開催した有料の生配信イベントのことが、ふと頭に浮かんだ。
前例の少ないイベントだから、決まりきった制約がない。
コンテンツ、機材、配信サービスなど、まだスタンダードが無いから迷いながらの開催だった。
課題がいっぱい見つかった。ほんと、得るものが多かった。
十年以上前、初めて自主ライブを開催したときに、某落語家師匠がつぶやいたお言葉を思い出す。
「やった奴にしかわからないんだよなぁ」
失敗してもいい、とにかくチャレンジを続けよう。