捨てる神あれば拾う神あり

  • vol.63/コンプレサー通信2021年1月号掲載 

コロナで仕事が次々とキャンセルになっていった時、

自己破産を覚悟したなぁ。

そんな中、

「ライブ配信をやってみませんか!」

と友人に誘われて始めた「コンプさんのHEYAKARAトークライブ」。

人と話すことで、気分が明るくなるのを感じたっけ。

芸人やミュージシャン、経営者やお医者さん、大学教授などバラエティ豊かなゲストの皆様とのトークライブは毎週刺激的。

この活動が、オンラインイベントなどに枝分かれして、いろんなお仕事につながっているから友人に感謝だね。

動いていたら自家発電される感じでエネルギーが湧いてくるから不思議。

動き回るエンジン音が皆さんに届いたのか、

コロナ前には想像もできなかったお仕事がいろいろ舞い込んできた。

おうち時間をテーマにした冠番組が始まったり、

移動が難しい県外芸人さんの代理出演をお願いされたり。

オンライン旅行のライブ配信やイベント用に撮影編集して納品する映像出演というのもあった。

年末年始のパーティー営業がほとんど無いのは痛かったけど、

そのタイミングでマジックバー運営が始まるというミラクルも起こった。

売り上げ的には例年の半分もないけれど、

レギュラーのお仕事もご継続いただき毎日のようにマジックを演じたり、

カメラやマイクに向かう場があることに感謝せずにはいられない。

とある経営者さんが言ってたなぁ。

「入ってくるのも出ていくのも、改札を通るようなもので同じこと。一喜一憂せずにすべて喜べ」

モノやコト、お金、命にも当てはまる考えらしい。

深すぎて理解が難しいけどちょっとだけわかったような気がするな。

新しい一年が始まった。

失ったものよりも、得たものに目を向けて、ひたすら喜んで働こう。