Adobe解約を決断!無料Affinityに乗り換えた3つの驚く理由【2026年版】
マジシャンとして活動しながら、仕事と生活のすべてをAIエージェントで回す。そんな日々の中で、ついに20年近く使ってきたAdobe Creative Cloudを解約する決断をしました。月々約8,000円のサブスク料金。年間にすると約10万円。代わりに出会ったのが、なんと無料で使えるAffinityというデザインツールです。
今回は、Adobe解約に至った経緯と、Affinityとの出会い、そしてAIエージェント生活の中でのサブスク見直しについてお話しします。

月8,000円のAdobeサブスクを20年。ついに解約を決断
百貨店の販売促進部でデザインの仕事をしていた頃から、Adobeのイラストレーターとフォトショップはずっと相棒でした。チラシ、名刺、ポスター。マジシャンになってからも、自分でデザインできることは大きな強みだった。
だから、Adobe Creative Cloudのコンプリートプラン(すべてのソフトが使えるプラン)をずっと契約し続けてきました。月々約8,000円。
ところが2026年3月、Adobeに大きなニュースが飛び込んできました。
アメリカ司法省(DOJ)との間で、1億5,000万ドル(約220億円)の和解に合意したというのです。理由は、月々払い(年間プラン)の解約時に高額な違約金を隠していたこと。解約手続きを意図的に複雑にしていた「ダークパターン」が問題視されました。
このニュースを聞いて、「そういえば解約しづらいなと感じていたのは気のせいじゃなかったんだ」と。ちょうどサブスク料金の見直しを考えていたタイミングだったこともあり、ついに決断しました。

Affinityとの出会い。イラレ・フォトショとほぼ同じ使い勝手に驚いた
Adobe解約を決めたものの、デザインツールがなくなるのは困ります。代替ソフトを色々調べた結果、出会ったのがAffinityでした。
Affinityは元々、イギリスのSerif社が2014年から開発してきたプロ向けデザインツールです。3つの製品があります。
- Affinity Designer(イラストレーター相当)— ベクター+ラスター対応のグラフィックデザイン
- Affinity Photo(フォトショップ相当)— RAW現像・レタッチ・合成対応の画像編集
- Affinity Publisher(インデザイン相当)— 雑誌・書籍等のページレイアウト
実際に使ってみて驚きました。
イラストレーターやフォトショップとほぼ変わらない操作感で、すんなり使えたのです。20年間体に染み付いた操作の感覚がそのまま活かせる。考えなくても手が動く、あの感覚のまま作業ができました。
CanvaよりAffinityを選んだ理由。印刷入稿という決定的な違い
最近はCanvaも人気です。確かにCanvaもかなり使い勝手が良くなってきています。
ただ、どうしてもひとつ譲れないポイントがありました。印刷入稿です。
チラシやポスターを印刷所に入稿するとき、トンボ(裁ち落とし用のマーク)を付けた完全データを作って納品する必要があります。Canvaでもトンボ付きPDFの出力自体はできますが、裁ち落とし幅が固定だったり、細かい印刷設定のカスタマイズには限界がある。イラストレーターで鍛えた感覚からすると、もう少し自由度がほしいところです。
Affinityなら、カスタムブリード設定やカラープロファイルの細かな調整まで、プロ向けの完全データをしっかり仕上げることができます。デザイン科出身のわたしにとって、この自由度の高さは大きなメリットでした。

CanvaがAffinityを買収。しかも無料化という衝撃
ここからがさらに驚きの展開です。
2024年3月、オンラインデザインプラットフォームのCanvaがAffinityの開発元であるSerif社を買収しました。
Canvaといえば、テンプレートベースで誰でも手軽にデザインができるサービス。全世界で1億人以上が使っています。その一方で、プロ向けの精密な編集機能には弱点がありました。
そこでAffinityを買収し、プロ向け市場にも本格進出したわけです。
そして2025年10月、3つのAffinityアプリを統合した新バージョンが公開されました。驚くべきことに、主要機能がすべて無料になったのです。
公開からわずか1週間で100万人の新規ユーザーを獲得したというから、その衝撃の大きさがわかります。
月8,000円と無料。この差は大きすぎます。
AdobeのAI戦略とAPI開放。解約しても注目は続く
Adobeを解約したとはいえ、Adobeの動向には引き続き注目しています。
AdobeはAdobe Fireflyという生成AIを軸に、Photoshop・Illustrator・Premiere Proなど主力アプリにAI機能を全面搭載。2025年にはFirefly Image Model 4/4 Ultraをリリースし、「商用利用が安全な生成AI」を最大の差別化ポイントにしています。
さらに注目なのが、AdobeがAPI(外部からソフトを操作するための仕組み)やMCP(AIエージェントとの接続規格)への対応を急速に進めていること。Premiere ProのMCPサーバーや、Adobe Experience ManagerのMCP対応など、AIエージェントからAdobeの製品を直接操作できる環境が整いつつあります。
一方、CanvaもConnect APIやMCPに対応済み。AIエージェントからCanvaを操作してデザインを自動生成する、なんていう未来がもう手の届くところまで来ています。
わたしがAIエージェント生活の中で注目しているのは、まさにこのポイント。デザイン作業もチャットで指示を出して完成させる世界が、もうすぐそこに見えています。
出演カレンダーをWebアプリ化したらメンバー全員がリアルタイムでシフト確認できるようになった。AIエージェントに「作って」って言っただけ

AIエージェント生活のサブスク見直し。2つに絞った結論
Adobe解約は、実はもっと大きなサブスク見直しの一環でした。
AIエージェント生活をスタートさせてから、片っ端からAI関連のサービスに課金していた時期があります。ChatGPT、Claude、Gemini、その他諸々。でも、ある程度使い込んでみると、自分にとって本当に必要なものが見えてきました。
結論として絞ったのは2つだけ。
- Claude Code Maxプラン — 仕事と生活のすべてをチャットで指示するAIエージェントの中核
- Gemini AIプラン — 画像生成やマルチモーダル対応
ChatGPTのGPT-5.4が出てかなりレベルアップしているのは知っています。でも、一旦停止する決断をしました。話題になっているChatGPT不使用キャンペーンに乗っかったわけじゃないですからね(笑)。
サブスクの見直しは、AIエージェント生活だからこそ必要になった作業です。何でもかんでも契約するのではなく、自分の生活スタイルに本当に合ったものを厳選する。これは道具を大切にするマジシャンの感覚にも通じるものがあります。
事務所をまるごとIDE×AI×Obsidianで管理してみたら世界が変わった。経理も発信も資料作成も、一人で5人分の仕事がこなせるようになった話
デザイン科出身のマジシャンがAIエージェント生活で見つけた答え
百貨店の販売促進部でデザインの基礎を叩き込まれ、マジシャンに転身してからもチラシや名刺を自分でデザインしてきました。Adobeはその相棒だった。
でも、仕事の中でデザイン業務が占めるウエイトは、正直そこまで高くない。マジシャンとしての本業があり、経理があり、営業があり、ラジオがあり、倫理法人会の活動がある。その中で月8,000円のサブスクは見直す価値があると判断しました。
そして見つけたAffinityが、しかも無料で使える。
「ひらめいて、よーく考えたらやってみるのが一番!」
これはわたしがいつも大切にしている考え方です。
AIエージェント生活を始めて、仕事の進め方がどんどん変わっています。経理も、ブログ執筆も、WordPress投稿も、すべてAIエージェントとのチャットで完結する世界。次はデザイン作業もその中に取り込んでいきたい。
VSCode×Claude Codeで「ブログ執筆→画像生成→SEO設定→WordPress投稿」を全自動化した話。もうWordPressの管理画面を開く必要がない
全自動だけど、中身にはわたし自身の思いがつまっている。便利さの先にある「自分らしさ」を、これからも大切にしていきたい。日々実験、日々進化。AIエージェント生活はまだまだ始まったばかりです。
