ラジオブログ:学童支援員さん向け講演会!子供との向き合い方と私の原点

ラジオブログ:学童支援員さん向け講演会!子供との向き合い方と私の原点

本記事はFMとやまで放送中の『コンプレッサーのしゃべっちゃお』をブログ化した内容です。

わたし、マジシャン・コンプレッサーが、ラジオさながらに今日もしゃべっていきますよ〜!

以前からこの番組でもお伝えしていた、ある大きなイベントがついに終わりました。今日はその時の様子や、わたしが改めて感じた「子供たちとの向き合い方」、そして亡き恩師との思い出について、熱く熱く語っていきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いくださいね!

今週の放送内容をざっくり総まとめ!

印象的なトピックをひと言で

富山県こどもみらい館さんと富山県主催の「学童支援員」向け研修会に登壇してきました!マジックショーや教室だけでなく、30分間の「講演」も。亡きあすなろ小児歯科医院の院長先生から頂いた言葉や、やんちゃだった自分を導いてくれた恩師のエピソードを交え、「短い時間でも子供の未来にできることはある」というメッセージを全力で伝えてきましたよ!

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放送内容マインドマップ

マジシャンが「先生」に!?学童支援員研修会への挑戦

みなさん、こんにちは!マジシャンのコンプレッサーです。

「コンプレッサーのしゃべっちゃお」、今週もよろしくお付き合いくださいね。

さてさて、冒頭でも少し触れましたが、以前からこの番組でも「今度こんなことやるんですよ~」ってお伝えしていたイベントが無事に終わりました。

今日はまず、そのお話をしたいなと思います。

どんなお話かというと……えー、富山県こどもみらい館さんと富山県さんが主催で行われました、県内の学童保育の「学童支援員」の皆さんの研修、これを行わせていただいたんですよね。

いやぁ、これってなんかすごい企画ですよね?

だって、普段はステージでハト出したりトランプ出したりしているマジシャン・コンプレッサーさんが、子供たちに日々現場で関わってらっしゃるプロフェッショナルである学童支援員の皆さんに、何かをお伝えする……なんていう、言ってみれば「セミナー」なわけですよ。

正直なところ、お話をいただいた時は「いやいや、恐れ多いお仕事だな」って思いました。

わたしなんかが先生方に何を教えられるんだろう、って。

でもね、やっぱりそこはプロとして、自分の今までやってきた経験を素直にそのままお伝えすることで、もし何か一つでもお役に立てれば……という思いで、お受けさせていただくことにしたんです。

予想を上回る反響!会場は満員御礼

開催は、富山県の五東会場と呉西会場、2日間に分けて行われました。

蓋を開けてみると、なんか予想をはるかに上回るお申し込みをいただいたということで!

主催者さんも「いやぁ、すごい人気ですよ!」って本当に喜んでくださっていて。わたしもそれを聞いて、プレッシャーを感じつつも、ホッと胸をなでおろすような気持ちだったんですよね。

ま、2日間でだいたい120人ぐらいですかね。お越しいただきました。

両方の会場とも満席でございました。本当にありがとうございます!

これだけ多くの方が、わたしなんかの話を聞きに来てくれる。それだけで、もう感謝しかないわけですよ。

30分間のフリートーク、何を話すべきか?

ま、もちろんわたし自身、これまでもマジック教室の先生だったり、いろんなセミナーの講師経験はありますけど、今回みたいに「学童支援員さん」に向けて、しかも「子供との関わり方」みたいなテーマでお話しするっていうのは初めてのことだったんで、「一体どうすればいいんだろう?」って、もうこう色々考えに考え抜いたわけです。

で、考え抜いたあげく、当日は90分の持ち時間を3つのブロックに分けようと。流れを3つで分けて行おうということに決めました。

構成としてはこんな感じです。

  1. 最初の30分間:わたしがお話させていただく「講演」。
  2. 次の10分間:ミニマジックショーを行って楽しんでもらう。
  3. 最後の50分間:子供たちにそのまま披露できる、コミュニケーションに最適なマジックを3つ覚えてもらう「マジック教室」。

合計90分、こういった構成で組み立てていきました。

この、2番目の「マジックショーをする」っていうのは、わたし普段からやってますから何の心配もないですし、その後の「マジックの体験・教室」についても、「ああ、このマジックとこのマジック、あとこれやればいいよな」みたいなところはもうすでに頭の中に有って。

それはもうこれまで長年培ってきたものもありますし、それから作ってきたオリジナルのマジックっていうのも山ほどありますので、その中から最適なものをチョイスすればいいだけなんで、ここは問題ないんです。

やっぱり一番の問題は……

「最初の30分間の講演、何を喋るか」

っていう、ここなんですよね。ここが一番の悩みどころでした。

現場の声から見えた「悩み」とは?

まあ、こちらが「何を喋るか」っていう組み立ても必要だし大切ですけども、それ以上に「果たして皆さんがどんなことを聞きたいんだろうか?」っていう、この部分の理解が大事ですよね。

一方的に喋っても響かないですから。

ま、そんなわたしのわからない疑問点も色々あったんで、夏だとかにね、実際に学童保育さんに入ってマジックショーをするときに、現場にいらっしゃる支援員さんに聞いてみたんです。

「今、困ってることは何ですか?」

「どんなことが知りたいですか?」

とかね、こう色々質問してヒアリングしながら、頭の中で内容を練り上げて考えてたわけですけど。

ま、そんな中で一番声が多かった、印象的だった悩みはこれでした。

「子供たちに対して、どこまで踏み込んでいいかわからないんです」

っていうお話だったんですよね。

短い時間での関わり、その葛藤

なんかその悩み、すごく共感できたんですよ。

だって、学童支援員の皆さんって、子供たちの放課後の時間を「短時間」お預かりするという、そういった役割ですよね。

ま、夏休みとかならね、朝から夕方まで長時間というパターンもありますけども、基本的には学校が終わってから親御さんが迎えに来るまでの間です。

で、その短い時間の中で、まあ、学校の先生ほど深く長く関わり合えるわけでもなく、もちろんその子のお父さんお母さん、おうちの人よりも関われない。

そういう微妙な立場で、「どこまであの子の心に関わっていいんだろう?」「どこまで指導していいんだろう?」ってわかんない。

ま、これを言われるとね、わたしなりに一生懸命考えましたけど……

「うん、わからない」

っていうのが、正直な私の中での答えで(笑)。

いや、だって難しい問題ですよ、これは。

だけどね、ま、それをきっかけに「自分ならどうだろう?」って色々お話考えてた時に、わたしがふと思い出したのが、ある恩師のことだったんです。

それは、あすなろ小児歯科医院の院長先生のことだったんですよ。

「よし、このお話を最初にしよう」

そう決めて、当日お話をさせていただきました。

亡き恩師・あすなろ小児歯科医院院長との出会い

あすなろ小児歯科医院さん。

そうね、わたしがプロマジシャンになって、今年でもう18年目に入りましたが、えー、プロになって2年目ぐらいからかな。

もうそれぐらい昔の話ですよね。2年目ぐらいにお声かけいただいて、今でも平日に通わせていただいております。

実はこの院長先生、先日お亡くなりになりましてね……。

いやあ、今回の講演の準備をしていて、なんかいろんなこと思い出しましたわ。

プロマジシャンになったばかりの頃、わたし思い出してみるとね、実は……

「子供向けにマジックやりたくない」

と思ってたんです。

これ、今聞くと意外かもしれませんけど、なんでかって言うとね。

プロになったのに、なぜかいろんな現場に行ってマジックショーをしようとすると、大人たちはみんなこう言うんです。

「子供にマジック見せてあげてよ。俺たちはこっちで酒飲んでるからさ」

みたいなシーンがたくさんあって。

当時のわたしには、「俺、プロでマジックやってんだぜ? 大人も唸らせる技術を持ってるんだぜ?」みたいな、そういう若さゆえの変なプライドみたいなものもあったわけですよ。

だから、そう言われるたびに、そこがガツっとこう傷つけられてショックを受けて。

「いや、もうマジックは大人も楽しめるもんだ! 大人たちに本気で楽しんでもらうマジックをやるんだ!」

ってことで突き詰めようと思ってた。

そんな風に尖っていたところに、お会いしたのが、あすなろ小児歯科医院の院長先生で。

「短い時間」だからこそできること

で、院長先生にお会いした時に、今でも忘れません。

いくつかのお言葉が心にグサッと刺さってるんですが、その中の1つがこれです。

「短い時間であっても、将来ある子供たちのためにやれることがあるんだよ」

ってことを言われたわけなんですよ。

いや、その言葉……これなんか、自分のその後の人生の、大きなきっかけになってるなと思いましてね。

だって、よく考えてみてください。

歯医者さんに子供たちが来る目的は「治療」ですからね。または「予防」ですからね。

それ以外の時間に、何かエンターテイメントを届けようっつったら、まあ数分しかないわけじゃないですか。治療の合間とか、待ち時間とか。

でも、その数分の間にプロのマジックを見てもらうとか、それからプロのピアノ演奏を聴いてもらうだとか、そういった活動をすることで子供たちにどうなってほしいか。

「ああ、歯医者さんに行ったら、今日もうれしいことがあったよね」

「お母さん、歯医者に来てよかったよね!」

って、帰りに階段をお母さんと子供たちが顔を向けて笑顔になりながら……

(……うっ、なんか話しててちょっとこみ上げてきたな……)

笑顔になりながら階段を降りてくシーンっていうのを、すごく目指してるんだっていうのを、その時院長先生言われたわけ。

で、それ聞いた時、わたしね……恥ずかしくなりました。

「大人向けにマジックやるんだ」とか、なんだったら「大人向けの方がギャラもいいわけじゃないですか」とか。

だから、生きてくために私もプロとしてしっかり仕事得てギャラも稼いでって……そんな自分の利益のこととか、プライドのことばっかり考えてた自分がいて。

「なんかこれじゃダメだな」

って、強く思わされたんですよね。

17年間の継続が教えてくれた未来

そっか、マジシャンという立場で、子供たちのためにきっと何かできることがあるんだよな。

そんなこと考えながら始めた、あすなろ小児歯科医院さんでのマジックの時間。

これ、今もう17年ぐらい続けてきて。

本当子供たち、最初の頃はね、マジック見たことない子供たちばっかでしたけど、今はもうマジック見たことある子供たちばっかなんですよ。「あ、コンプレッサーだ!」みたいなね。

で、なんだったら、その時出会った子供たちが今大人になって、

「コンプレッサーさん、子供の時あすなろで見たマジックのおかげで、今マジック大好きなんですよ!」

みたいな人が出てきたりして。

あの時の時間が、今「未来」に繋がってる感はすごいあるわけですよね。

で、もっと言うと、9月にうちに帰った(弟子の)よぉすけくんも、コンプレッサーに所属ということでプロマジシャンになったわけですけど。

彼もね、まあ、あすなろ小児歯科医院ではないですけど、「須後私塾」だとか、わたしのマジックサークルだとか、そういったところに「子供」って言う頃から通ってて。

そして今、大人になって「プロになるんだ」って言ってる彼がいるわけですよね。

なんかそう思うと、「短い時間であっても、なんかできることってあるんだろうな」っていうことをすごく感じたんです。

ま、こんなお話をね、「どこまで踏み込んでいいかわからない」と悩む学童支援員さんたちに、これはどうしても伝えたいなと思ってお話をさせていただきました。

マジシャンとして大事な「心の同調」

で、ま、これだけで30分終わらせるわけにいかないんでね(笑)。

他にも、「マジシャンとして大事にしてること」みたいな話もさせていただこうということで。

わたしがステージに立つ上で、すごく大事にしてるのは「お客さんと心を同調する」ってことなんです。

これ何かと言うと……

例えば「敬老会」で舞台に立つときはおじいちゃんおばあちゃんですよね。

これはもう、わたしにとっては父、母の世代ですよ。

ということはやっぱり、ただの「お客さん」じゃなくって、「父であり母であり、リスペクトする、ま、感謝の存在である」という、そういった心持ちを根底に持ってステージに立たないといけない。

そうしないと、変にえらそうになったりだとか、ましてや間違えてもおじいちゃんおばあちゃんを「子供扱い」したりだとか……そんなことってのはあってはならないわけで。

そういう心持ちが大事で、でもその心持ちになるためには、「今このお客さんたちはどんな気持ちなんだろう?」ってこう一生懸命考えることって、わたしすごく大事だなと思ってるんですよね。

で、それがお客さんと同調するっていうことだと実は思ってて。

「みんな昔は子供だった」を忘れない

で、それをわたし、学童保育さんだとか、保育園幼稚園さんでマジックショーするとき、いつも考えるようにしてるのは、

「自分も昔は子供だった」

ってことなんですよね。

これ、あの、わたしの大好きな絵本『星の王子さま』。サン=テグジュペリさんの本ですよね。

この本の中にもある有名な一節。

「みんな昔は子供だった。でもその子供だったってことを覚えてる大人はほとんどいない」

っていう一節があって、その一節を引用しながら、このわたしの思いをお話させていただいたんですけども。

わたし自身、思い出してみると、子供だったのは間違いなくて。

で、どんな子供だったかって言うと……

間違いなく、学童保育に行ったら学童支援員の皆さんを困らせる子供だったと(笑)。

わたし自身がマジックショー見てたら、多分「おいマジシャン!」とか茶々入れたりして、マジシャンも困るような子供だっただろうなと。

そんなこと思い出してみると、「ああそうか、俺も目の前にいるみんなと一緒だったんだよな」と思ったら、その気持ちに同調できるから、どういう気持ちでマジックショーしていいかってのが定まってくるんですよね。

「うるさい子がいても、ああ、昔の俺だな」って思えれば、優しくなれるじゃないですか。

みたいな話を、ま、僭越ながらね、これもうわたしの体験ですから、「プロマジシャンとして大事にしていること」ということでお話させていただきました。

やんちゃな私が変わった「恩師の一言」

そして最後の締めとして、そんなやんちゃだった私が変わったきっかけについてお話をさせていただきました。

たくさんの大人たちにね、こう育てていただいて、やんちゃでハチャメチャだった私が、ま、変わるきっかけになった、様々なポイントってのはあったんでしょうけど。

わたしの中でパッと思い出すのは、小学校の時の担任の先生なんです。

本当すごい、なんていうか、「子供たちの心をつかむのが上手な方」だったなと思います。

この番組でも以前お話したかもしれませんけどね、いくつかのエピソードがあるんですが、その中の1つのエピソードで言うと……

私ね、学校におもちゃ持ってったんですよね。

エアガンを持ってったんですよ、学校に。

普通なら怒られるじゃないですか。「何持ってきてんだ!」って没収されて終わりですよ。

で、わたし自身、怒られるのはわかってたから、先生に見つからないようにコソコソ隠してた。

だけど、その先生はわたしのエアガンを見つけて……こっちに来て怒るのかなと思ったら、

「へぇ、これお前のか。……実は俺もピストル好きなんだ」

って話を延々し始めて(笑)。

そしてそのピストルのうんちくを語った上で、そして最終的にこう言ったんです。

「お前もこういうの好きなんだな。これいいよな、楽しいよな。……だけど、学校には持ってくるな」

っていう。

この出来事って、わたしの中ですごく記憶に残ってて。

今になって思ってみると、ただ「校則だからダメだ」ってルールを押し付けるんじゃなくって、一度「好きなんだな」って受け止めてくれて、1人の人間として向き合ってくれて、そしてうまく導いてくれたんだなと思ったら……

「こういう大人になりてえ」

って思うんですよね。

ま、こんなようなわたしの人生体験をお話させていただいたというところで、時間が来たんでこの辺でCMです!

挑戦すること、受けることの大切さ

(CM明け)

マジシャンコンプレッサーの喋っちゃお。

はい、エンディングのお時間です。

いや本当に毎回思うんですけど、いろんなお仕事いただきます。

で、もしかしたら「これ俺できるかな?」「荷が重いんじゃないかな?」って思うものもあるんですけども、やっぱり「何でもお受けする」って大事ですね。

受けてみて、「よしじゃあどうしようか」って悩んで悩んで当日を迎えるところに、わたし自身にもやっぱり成長という意味があって。

で、その時絞り出すものが、皆さんに何かこう伝わればね、わたしとしても本当に嬉しいなと思うわけですよね。

これからもまた皆さんに色々お届けできるように、ま、本当にマジシャンとしてしっかり皆さんにね、不思議と笑いお届けできるように自分自身も精進していきたいなと思いますし。

本当このラジオもありがたいっすよ。

こうやって自分の思いを喋るという大事な機会をいただけてるわけでございまして、リスナーの皆さん、そして局の皆さん、そしてYouTubeを見てる皆さんにも感謝だなあなんて思いますよね。

ということでそろそろ時間が来ました。

え、年末に向けて忘年会新年会の出演オファーもお待ちしております!

ぜひ「マジシャンコンプレッサー」で検索してみてください。

ということで今週はこの辺で、お相手はマジシャンのコンプレッサーでした。また来週〜!

FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」とは?

タイトル:マジシャン コンプレッサーのしゃべっちゃお

番組ディレクター:虎平太

15分一本勝負のフリートーク番組「コンプレッサーのしゃべっちゃお」!

わたしの勝手気ままなトークで、日常・仕事・家族のエピソードをお届けしています!

放送時間:FMとやま 82.7 毎週日曜日 朝9時30分~

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