社会福祉法人セーナー苑でマジックショー!「お客さんを信じる」ということ
社会福祉法人セーナー苑さんで、マジックショーをお届けしてまいりました!!
今回の会場は、セーナー苑の敷地内にある「はるかぜの丘」。利用者さんと職員さんを合わせて約70〜80名の方が集まってくださいました。

歩いているだけで声をかけられる!ワクワクが伝わってくる現場
当日、会場に向かって歩いていると、あちらこちらから声をかけられました。
「今日マジック見れるんでしょ?」「楽しみにしてたんだよ!」って。
まだ何もしていないのに、こんなに楽しみにしてくださっている。もうそれだけで、うれしかったー♫
会場の食堂に入ると、ずらりと椅子が並んでいて、すでに何人かの利用者さんが席についていました。職員さんたちもソワソワしながら準備を進めてくださっていて、「今日は特別な日」という空気が会場全体に満ちている。
この雰囲気が、マジシャンにとっては何よりありがたい。お客さんの「楽しみたい」というエネルギーが、ショーを何倍にも盛り上げてくれます。

「初めてプロのマジシャンを呼びました」
主催者さんからお話を伺って、とても印象的だったことがあります。
「いつもは施設のスタッフみんなで余興やイベントを企画しているんですが、今回初めてプロのマジシャンをお呼びしてイベントを開催するんです」
これ、本当に嬉しかったですね。
普段からスタッフの皆さんが利用者さんのために工夫を凝らしてイベントをされている。その中で「今回は特別なことをしよう」と声をかけてくださった。プロとしてこうやってお招きいただけるというのは、何年やっていても心の底からありがたいことです。
「初めてプロを呼ぶ」という言葉の裏には、スタッフの皆さんの「利用者さんにもっと楽しんでほしい」という想いがある。日常的にイベントを企画し続けているからこそ、「プロの力を借りてみよう」という発想が生まれたんだと思います。
その想いに応えたい。いつも以上に気合が入りました。
それぞれのリアクションで、それぞれの楽しみ方
ショーが始まると、皆さんそれぞれのリアクションで楽しんでくださいました。
大きな声で驚く方、手を叩いて笑う方、じっと食い入るように見つめる方、隣の人と顔を見合わせてニコニコしている方。
反応の仕方は一人ひとり違う。でも、「楽しい!」という気持ちはみんな同じなんですよね。
以前、四十九日法要でマジックショーを演じたとき、表面的な盛り上がりばかり気にして空回りしてしまったことがあります。あのとき学んだのは、「観客の心持ちを正しく受け止めること」の大切さでした。
セーナー苑さんでも、まさにそうでした。声を出して笑う方だけが楽しんでいるわけじゃない。静かに見つめている方も、隣の人とそっと顔を見合わせている方も、それぞれの形で「楽しい」を届けてくれている。
18年やってきて思うのは、お客さんの楽しみ方に正解なんてないということ。それを受け取れるかどうかは、演じる側の感度次第です。

高岡支援学校での経験が教えてくれたこと
実は以前、富山県立高岡支援学校の創立60周年記念式典でもマジックショーをお届けしたことがあります。
https://comp-office.com/lecture/takaoka-shien-60th-anniversary-magic-show/
あのときも同じでした。「伝わるかな」「楽しんでもらえるかな」と、始まる前はどうしても考えてしまう。でもショーが始まった瞬間、そんな心配は吹き飛びました。目の前のお客さんが、全力で楽しんでくれるから。
約250名の生徒さんと150名の大人の方の前でマジックショーを披露して、機材トラブルもあったけれど、生徒さんたちの歓声がすべてを吹き飛ばしてくれた。あの日、確信しました。「こちらの思い込みが一番の壁になる」と。
そのときのことはラジオでもお話ししています。
https://comp-office.com/radio/magicshow-takaoka-school/
高岡支援学校での経験があったから、今回のセーナー苑さんでも確信を持って臨めました。「いつも通りやれば大丈夫」と。
以前、立山町の高齢者施設でマジックショーをお届けしたときにも感じたことですが、反応が静かでも「心」は通じ合っている。
https://comp-office.com/magic-show/tateyamamachi-elderly-care-magic-show/
こうした福祉施設での経験を重ねるたびに、マジシャンとしての引き出しが増えていく。「お客さんに合わせる」のではなく、「お客さんを信じる」ことが一番大切なんだということを、現場が教えてくれます。

マジックの「効用」を感じた瞬間
以前、ある公演後にお客様から「頭痛がひどかったのに、マジック観たらなおったわ」と言われたことがあります。マジックには、理屈を超えた力がある。
セーナー苑さんでのショーでも、そういう瞬間がありました。普段はあまり表情を変えないという利用者さんが、カードマジックで思わず声を上げて笑ってくれた。職員さんが「あの方がこんなに笑うの、久しぶりです」と教えてくださった。
こういう瞬間があるから、福祉施設でのマジックショーはやめられません。
「お客さんを信じる」ということ
18年間プロマジシャンをやってきて、最近強く思うことがあります。
お客さんを信じること。
「伝わるかな」「盛り上がるかな」と不安になるとき、それはお客さんを信じきれていないときなんですよね。
こちらがお客さんを信じないと、お客さんもこちらを信じてくれない。
「お客さん任せ」と言ってしまえばそれまでかもしれません。でも、目の前の人を信じて、いつも通りに演じる。それだけで、お客さんはちゃんと受け取ってくれる。ちゃんと楽しんでくれる。
技術やトークだけじゃなく、「信じる」という気持ちが、見えない糸のようにお客さんとつながっていく。
目の前の人を信じて、いつも通りに演じる。それだけで、お客さんはちゃんと受け取ってくれる。セーナー苑さんでのショーを終えて、改めてそう思いました。
セーナー苑の皆さん、ありがとうございました!!
お世話になったセーナー苑の皆さま、そして当日楽しんでくださった利用者の皆さま、スタッフの皆さまに心から感謝申し上げます。
皆さんの笑顔が、マジシャンにとって一番のご褒美です。
ありがとうございました!!
福祉施設でのマジックショーについてもっと知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
https://comp-office.com/magic-show/shisetsu/
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