倫理法人会は怖い? 私の倫理法人会体験談

プロマジシャンとして活動15年目のマジシャン、コンプレッサーです!令和6年度、富山県倫理法人会の副幹事長というお役をいただき楽しく奮闘の毎日です。今月2回目の講話は、富山市中央倫理法人会経営者モーニングセミナーでした。講話のテーマは「倫理の学びでお仕事発展」としました。プロマジシャンとしてのこれまでの人生を振り返り、倫理法人会での学びがどのように自分の成長と仕事の発展につながっているかについての体験談をありのままスピーチさせていただきました。

倫理法人会
富山市中央倫理法人会 会場はホテルグランテラス富山のチャペルです

倫理法人会は怖い?

このブログは講話の内容をまとめたものではありません。倫理法人会は怖い?と質問されることがあるので、すばらしい会だと日々実感している私が、倫理の学びがどのように、仕事に生きているのかをブログに書いてみようと思ったのです。

人の数だけ人生とエピソードがあるんですよね!その中のほんの一例として、私「マジシャン・コンプレッサー」の歩みの一部をご紹介します☆

倫理法人会とは?

倫理法人会は、倫理的な実践によって経営者、個人事業主、フリーランス、リーダーが自己革新をはかり、家庭を基盤に仕事を発展させる学びの会です。企業に倫理を、職場に心を、家庭に愛を、をスローガンに、全国に約7万社の会員企業があります。企業倫理を学び、実践することで、企業の社会的責任を果たし、持続的な成長を目指す企業におすすめの会です。

また、倫理法人会は宗教法人ではなく一般社団法人です。純国産、日本で最大の教育団体です。

主な活動として「経営者モーニングセミナー」を各会場で毎週開催しています。(全国約720単会)

プロマジシャンへの道

17年間のサラリーマン生活に終止符を打ち、人生は一度きり、プロマジシャンとして生きる!と決め歩みはじめた15年前、期待と不安でいっぱいでした。サラリーマン時代のように、毎月安定した給料がもらえるわけではなくなりますからね。家族もいて、住宅ローンも抱えていましたし。だけど今考えると、それが良かったのかな、とも思います。自分を駆り立てるものは、絶対に必要で、今も自分の背中を押し続ける力となっています。安定とマンネリが一番怖い、というのは今も考えが変わりません。毎年「昨年よりも成長するには?昨年と違う行動は?」と問い続け、おかげ様で、順調に仕事が増えていきました。

そして、昨年と違うアクションは?と考えた中で、活動5年目に法人化を決意いたしました。

法人化の決断

世の中には「私はマジシャンです」と名乗る人が多く存在し、その事実に違和感を感じていました。マジシャンになるために特別な資格が必要ではなく、名刺に「マジシャン」と書いてしまえば、誰もが簡単に「マジシャン」と名乗れてしまうのです。

そこで、法人化を検討したのは、信頼性を高め、他のマジシャンとの差別化を図るためでした。もちろん、売り上げの面でも、税理士のアドバイスによれば法人化はメリットがあると確認した上でです。

しかし、期待していたほどの変化は現実には起こりませんでした。まあ、即効性があるものではないことは理解していましたが、今後の展望について考え始めました。どのような変化をもたらすべきか、次のアクションを起こさなくてはいけないという思いが日々の中で強くなっていました。

倫理法人会へのお誘いと入会

そのタイミングで、倫理法人会へのお誘いをいただきました。お世話になっている田辺社長(株式会社エイペックエンターテイメント)と黒田社長(株式会社 トナミデンタルラボラトリー)が突然自宅に訪ねてきて、倫理法人会に入りませんか?と誘われたのです。

何も知らない状態でしたが、お世話になっている方々がわざわざ自宅までたずねてきているのに断るわけにはいかない、と、その場で入会させていただくことに決めました。

会費は毎月1万円のみ。入会金は不要、退会も自由。他にお金は一切かかりませんし、お布施などはもちろんなく、高価な壺を売られることも一切ありません(笑)。※ちなみに倫理法人会は、会員のネットワークを通じた商行為、政治活動、宗教活動は禁止されています。

せっかく年間12万円の支払いをするのなら、何か目標を持って毎週参加しようと考えました。倫理法人会を知らない当時の私が決めた目的は3つでした。

①人見知りを克服したい
②人前でスピーチができるようになりたい
③仕事につなげたい

入会して10年、今思うと、おもわず笑ってしまうような三つの目標(笑ってしまうのは今は克服し、それ以上の効果を実感しているから)ですが、当時は真剣でした。

対人恐怖症とまでは言いませんが、打ち合わせなどで人に会うことに対する苦手意識が強くありました。毎週たくさんの方々に会うことで、この苦手意識を克服できると信じました。また、マジックを追求する中で「話術」の重要性を強く感じていましたが、そのスキルを向上させる方法について迷っていました。そこで、倫理法人会では毎週経営者の講話(スピーチ)を聴く機会があるため、話術を磨き、スピーチ力を高めることができるのではないかと考えました。さらに、多くの経営者と交流できる環境があれば、仕事につながる可能性もあると期待しました。

毎週参加!経営者モーニングセミナーでの学び

毎週水曜日朝6時から開催される高岡市倫理法人会経営者モーニングセミナーに参加するようになりました。最初は、講話者によって話の良し悪しがあると感じていましたが、後に気づいたのは、すべての講話者から学ぶべきことがたくさんあるということでした。実は、良し悪しがあると感じていたのは、自分自身のレベルの低さが原因だったのです。毎回参加するたびに、「大切なことに気付く力」を養うことができていったのです。そして、関心の薄い講話テーマの時こそ参加すべきだと気づきました。そんな時こそ、思いがけない新しい気づきが得られる可能性が多いのですから!

経営者モーニングセミナーの魅力は講話だけではなくて、会員スピーチや会長挨拶など学びの要素がたくさんあります。当時高岡市倫理法人会会長だった竹内社長(株式会社カネソ)の会長挨拶が毎回心に響き、それを聞くことが楽しみの一つとなっていきました。また、毎回多くの出会いがあり、人脈が広がり、深まっていくのがうれしかったのです。普段出会うことができないような、大企業の経営者さんなど倫理を学ぶ仲間として、同じ目線で交流できるのは大きな魅力です。

経営者モーニングセミナーに通い続けて気づいたこと

経営者、個人事業主、フリーランスなど、異なる職種や会社規模、従業員数を持つ人々が一緒に学ぶことができる理由について、最初は不思議に感じていましたが、それは共通している要素があるからだとわかりました。その共通要素は「人」です。なぜなら、経営のスキルやノウハウが成功に繋がるかどうかは、最終的には「人の在り方」に依存しているからです。ですから、職種や会社の規模に関係なく、私たちは共通の目的を持ち、お互いに学び続けることができるのです。

そして、毎週通っていると、この会で学んでいる人たちの多くが、前向きで明るいところに惹かれていきました。それもそのはず、この会で学び、目指すべきところをシンプルな言葉で表現すると「明朗(あかるく)・愛和(なかよく)・喜働(よろこんではたらく)、そして純情(すなお)」なのですから。ここで学ぶ仲間たちと過ごす時間そのものに価値があるということにも気づきはじめたのです。

そして、頭で理解するだけでは意味がないことを講話や会員スピーチ(実践報告)を通じて学びました。倫理法人会は「実践」を重視しているのです。私が決めた最初の実践は「毎週経営者モーニングセミナーが終わったあと、両親に会いに行く」というものでした。学びの中で「本を忘れず、末を乱さず・・・両親を大切にできない人が大業を成し遂げることはない」というメッセージがあり、心に刺さったのです。

初めての実践

「毎週両親に会いに行く」を実践しはじめ、最初は驚いていた両親ですが、同時に喜んでいることも感じました。もともと仲が悪かったわけではありませんが、大人になってから、ゆっくり会話をしたことがなかったことに気が付きました。私の好みを知っている母が、例えば秋ならば柿を用意してくれていることがとてもうれしく、感謝せずにはいられません。会話の内容も、近況報告にとどまらず、両親の生い立ちや思い出話など、通う毎に会話が深まっていくのを感じました。自分のルーツを知り、今自分が生きているのは両親、そしておじいちゃんおばあちゃん、みんなのおかげだなと感謝の気持ちが湧き起こる、かけがえのない時間となっていきました。

こつこつ継続する実践の威力

その頃、地元富山県内が仕事の中心だった私に、県外での大きな出演機会が訪れました。友人や仲間からはショーの成功を祈る声が寄せられました。そんな中、母は「遠くだね、道中気をつけてね」と、私の移動を心配してくれたのです。あらためて、母が私を思う気持ちを感じ、私も子を持つ親として、「親ってありがたい存在だな」と胸が熱くなりました。

その大舞台で登場曲が流れ、ステージに立つ瞬間、ふと母のことを思い出しました。その時、いつも感じる緊張や不安といった感情が消え、なぜか満たされた気持ちでステージに向かっている自分がいました。その日のステージは、これまでに経験したことのないほどの盛り上がりだったのです。

この頃から、皆さんが気付いていたかどうかはわかりませんが、私のショーは大きく向上していったと感じています。マジックの練習は無駄ではないと思いますが、最終的には何を演じるかよりも、誰が演じるかが重要だと考えています。

私が倫理法人会で学び続ける目的

富山出身の落語家、立川志の輔師匠から聞いた「芸は人なり」という言葉が印象的でした。調べてみると、この言葉は古い落語家の教えのようです。

「芸は人なり」。つまり、芸はその人自身が生きてきた人生の反映であり、心のあり方が表れるものだということです。心が卑しい人は芸にも卑しさが表れ、気品や風格、艶、粋なども、その人が経験した人生そのものの反映だというのです。ですから、いくら落語の勉強をしても、浅薄な人生を歩んだ人の落語は面白くないということです。最終的に、芸はその人の大きさや優しさ、人間性、人格そのものであると言えます。

「芸は人なり」マジシャンである私が倫理法人会で学び続けている理由がここにあります。

その後、私の仕事は順調に増えていきました。入会当初掲げた三つの目標は、いまではすべて克服し、複数のラジオのレギュラー番組を担当し、当時は想像もしていなかった、講演会の仕事も増えました。マジックショーにおいても、おしゃべりで展開するスタイルへのこだわりを今も持ち続けています。この会での学びが自己革新につながり、現在の自分の支えになっていることは間違いありません。

そんな絶好調のさなか、2019年冬から新型コロナウイルスの話題が少しずつニュースで耳にするようになり、2020年春、仕事がすべてキャンセルされ、ゼロになるという恐ろしい出来事がやってきました。

その後、私はどのようなことを考え、行動したのでしょうか。この続きは、また機会があれば書きたいと思います。

まとめ

このブログでは、私がプロマジシャンとしての挑戦と、倫理法人会での学びと成長についてお話しました。困難な状況に立ち向かう姿勢や、仲間との絆、倫理法人会での学びが私に与えてくれた価値について述べました。

このブログが、皆様のお役にたつきっかけとなれば幸いです。いいなと思った方は、是非シェアしてください!

未来は明るく、新たな挑戦が待っています。私は前進し続けます。これからも成長と成功を目指して、新たな物語を綴っていきます。どうぞお楽しみに。

最後に、富山県倫理法人会についてご紹介したいと思います。富山県倫理法人会は、現在1,000社のハッピーカンパニーズを目指して活動しています。倫理法人会は、人間力・企業力・社会力向上を目的とした団体です。もし、ご興味のある方は、ぜひお近くの倫理法人会にご参加ください。

富山県倫理法人会のホームページはこちらです。

富山県倫理法人会
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