コンプオフィスのマジック研究会|3つの力を磨いた9月の舞台裏

こんにちは!マジシャンのコンプレッサーです!

2026年9月17日、コンプオフィスの「マジック研究会」を開きました!

この日は、マーサさん、よぉすけさん、女性スタッフと一緒に、4人で集まりました。

この日も、3分間スピーチとネタ見せで、みんな遠慮なく意見を出し合いました。もう少し笑いを入れたらどうか。先に不可能だと思ってもらうにはどう見せるか。ひとつ演じるたび、次々に言葉が飛びます!

笑いが起きた直後に全員が真顔で考え込み、また誰かの一言で笑う。研究会らしい、にぎやかな夜になりました☆

前回の研究会では、仲間の目が入ることで演目の課題がほどけていく様子を紹介しています。

https://comp-office.com/magic-show/comp-office-magic-study-group-202606/

なぜコンプオフィスはマジック研究会を続けるの?

それぞれのマジシャンが持ち味を生かし、その日の会場に合ったショーができるチームになりたい。研究会を続けている一番の理由は、そこにあります。

どうしても出演に動けない日もあります。そんなときも「できません」で終わるのではなく、所属するマジシャンが力を合わせて応えられたらうれしい!

そのために、所属するマジシャン一人ひとりが、プロとして活躍の場を広げていく。そんなチームを育てる場が、マジック研究会です。

マジックは、道具を揃え手順を覚えたらすぐショーができるほど、簡単な世界ではありません。

いや、ショーを行うだけなら簡単かもしれません。

しかし、観客の皆様がたくさん笑って、たくさん驚いて、心から楽しかった!と、ご満足いただけるマジックショーの公演となると、そう生半可なものではありません。

お客さまを見ながら言葉を変えたり、ちょっと失敗しても笑いに変えたり。仲間にもらった意見を、次の演技ですぐ試したり。技術だけでは埋まらない部分を、少しずつ磨いています。

今回の研究会で大きく取り組んだのは、次の3つです。

  • 3分間スピーチで、言葉と構成を磨く
  • ネタ見せで、演技をお客さま目線から見直す
  • ディスカッションで、ひとりでは気づけない改善点を探す

2027年には、コンプレッサーとして活動を始めて20周年を迎えます。新しい作品を生み出すことも大きな目標ですが、それだけではありません。長くマジックを続けるには、芸も人も育つ場所が必要です。

以前、「すべてはマジックのために」というエッセイを書きました。新しい技を増やす話ではなく、何を見て、誰と話し、どう生きるかまでショーにつながっていくという話です。研究会も、その思いの延長にあります。

https://comp-office.com/essay/all-for-magic/

3分間スピーチで何を磨いているの?

この日の前半は3分間スピーチです!

話す人の正面には、聞く側の3人。途中で口を挟まず、まず最後まで聞きます。話し終えたら、気になった言葉を拾って質問したり、別の角度から感想を返したりします。

マジック研究会の3分間スピーチで身ぶりを交えて話す所属マジシャン

よぉすけさんの話から広がったのは、話す中身はどこから生まれるのかという話題でした。

人のスピーチを聞く。本を読む。映画を観る。

そうして普段からいろいろ見たり聞いたりしていないと、話すことって、なかなか出てこないんですよね。

一方で、知識が多ければ会話がうまくなるとも限りません。

女性スタッフからは、話題をたくさん持つことも大切だけれど、相手の話を聞いて広げることも大切という意見が出ました。

これはマジックショーでも同じです。どちらから来られたのか、今日はどんな集まりなのか。お客さまに興味を持って尋ねます。

その答えを聞いて、次の言葉を返す。台本を読み上げるだけでは生まれない会話が、会場をほぐしてくれます。

トーキングマジックに手応え!

この日、3分間スピーチで話したのは、最近の現場で感じた「トーキングマジック」の手応えでした。

その日は、お酒が入る前の落ち着いた時間にショーが始まりました。客席が言葉をしっかり受け止めてくださったので、演目の合間にいつもより少し長く話を入れてみました。

すると笑いが返り、そのまま次のマジックへ自然につながっていったんです!

昔から演じてきたマジックでも、話の流れが変わると新しく見える!道具は同じでも、会話が入るだけで会場の空気はぐっと近くなります。

マジック研究会の3分間スピーチで現場の手応えを話すコンプレッサー

うまく話せたかどうかより、話してみて初めて気づくことのほうが大事だったりします。

話しながら考えを整理する。仲間の反応を見て、分かりにくい部分を知る。

聞く側も、質問によって話題を一段深くする。全員が話し手で、全員が聞き手です。

「あと1%だけ努力する」というエッセイにも書いたように、大きな変化は小さな積み重ねから始まります。3分間のスピーチも、その1%のひとつです。

https://comp-office.com/essay/just-one-percent-effort/

マジック研究会で仲間の前に立ち3分間スピーチをする所属マジシャン

ネタ見せでは、どんなところを見ているの?

後半は、お待ちかねのネタ見せです!

ネタ見せで確かめるのは、タネや技法だけではありません。お客さまがどこを見て、どの瞬間に笑い、どこで「どうして?」となるのか。演じる側からは見えにくい流れを、仲間がお客さま役になって確かめます。

輪とロープ|笑いは最後だけじゃ足りない!

よぉすけさんが最初に見せたのは、輪とロープを使ったマジックでした。

手順は進んでいく。現象もきちんと起きる。でも、見終わった直後に出た意見は、「説明の時間が少し長く見える」というものでした。

最後に面白いひと言を置くだけではなく、途中にも小さな笑いを散らす。お客さまの返事を受けて一拍置く。道具を見せる時間と言葉を挟む時間に、リズムをつくる。

言われてみれば簡単そうですが、演じながら全部やるのが難しい!だから、実際に見せて、笑いが起きた場所と静かになった場所をみんなで振り返ります。

「そんなことある?」が飛び出した、あみだくじ

続いて、よぉすけさんが見せてくれたのは、あみだくじを使ったマジック。予想外の展開に、思わず「そんなことある?」と声が出ました!

その後は、コインと封筒を使った演目も披露。ここでも、驚きを大きくする見せ方について意見が出ました。

マジック研究会のネタ見せでテーブル上のコインと封筒を使って演じる所属マジシャン

もうひとつの演目では、「できそう」に見えてしまうと驚きが弱くなる、という意見が出ました。

最初に、いやいや、これは無理でしょ!と思ってもらえると、そのあとの驚きがぐっと大きくなります。マジックの不思議さは、最後の現象だけではなく、そこへ向かう見せ方で決まります。

うまくいかない時間も、そのまま研究材料!

マーサさんは、数字を使ったメンタルマジックを披露しました。

「おおっ!」と声が上がりました!

マジック研究会でベルと数字を使ったメンタルマジックを披露する所属マジシャン

さらにカードを使った予言の演目も登場しました。お客さま役が自由に切り分けたカード。その数字を合計すると、用意してあった予言とぴたり!テーブルの周りから「えっ?」「どういうこと?」と声が漏れます。

もちろん、なぜかはここでは書けません(笑)

大切なのは、成功したか失敗したかだけで終わらせないことです。

本番で安定して演じるにはどうするか。うまくいかなかった部分も、そのまま次の現場を良くするヒントになります。

ディスカッションで演技はどう変わるの?

ネタ見せのあとは、演じた本人が席に戻り、全員で意見を出します!

ここは分かりやすかった。この言葉は少し説明に聞こえた。

笑いが起きたあと、もう一拍待ってもよさそう。良かった点と直したい点を、できるだけ具体的に返します。

マジック研究会で演技後の改善点を話し合うコンプレッサーとメンバー

演じていると、次の手順や道具の位置に意識が向きます。でも、お客さま役の3人は、もっと素直です。

お客さま役をしていると、面白ければ自然に笑うし、分からなければ「ん?」となる。反応は本当に正直です。

演目ごとの意見交換に加えて、この日は翌々日に迫った屋外イベントの構成についても相談しました。

どの演目から始めるか。複数の演者がどうつながるか。子どもたちに分かりやすい見せ方は何か。

翌々日の中田かかし祭りに向けて、その場で候補を出し合い、マーサさんと2人で見せる構成を組み立てていきました。

道具を手に説明しながら、向きを迷って思わず笑ってしまう場面も。教える側だから全部できる、なんてことはありません(笑)

最後はやっぱり、練習です!

研究会で育てたいのは、芸だけじゃない

マジシャンは、ひとりで練習する時間が長い仕事です。

鏡やカメラを相手に、同じ動きを何度も繰り返す。それでも、本番で向き合うのは鏡ではなく人です。

だから、仲間の前で話し、演じ、意見をもらう時間が必要になります。

研究会の意見は一方通行にしません。良いところは良かった!と伝え、分かりにくいところは遠慮せず伝える。言われた側は、いったん受け取って試してみます。

初めてひとりでステージを任されたときの怖さと喜びは、今も忘れられません。エッセイには、仲間に支えられながら最初の一歩を踏み出した日のことを書いています。

https://comp-office.com/essay/first-solo-magic-live/

教える、教えられるだけではなく、4人で笑って、悩んで、もう一度やってみる。今回みんなで見つけたのは、説明が続く途中にも笑いを入れることと、最初に不可能さをしっかり伝えることでした。

次の現場で試したら、お客さまの反応はどうなるのか。4人でまた結果を持ち寄るのが、すでに楽しみです☆

よくある質問

コンプオフィスのマジック研究会とは何ですか?

所属マジシャンとスタッフが集まり、話す力、演じる力、意見を受け取る力を磨く勉強会です。2026年9月17日の回は4人で行いました。

なぜマジシャンが3分間スピーチをするのですか?

マジックショーでは、技だけでなく、お客さまとの会話や演目をつなぐ言葉が大きな役割を持つからです。短い時間に考えをまとめ、相手の反応を見ながら話す練習になります。

3分間スピーチを始めた回のレポートはこちらです。

https://comp-office.com/magic-show/comp-office-magic-kenkyukai-speech/

ネタ見せではタネを教え合うのですか?

技法の確認だけが目的ではありません。言葉の量、笑いの入る位置、道具の見え方、驚きが大きくなる順番など、ショー全体をお客さま目線で見直します。

ディスカッションでは何を話しますか?

良かったところと改善したいところを具体的に伝えます。「面白かった」で終わらせず、どの言葉で笑いが起き、どこで流れが止まったかまで振り返ります。

研究会の成果は、実際のショーにどう生かされますか?

話し方や演目の順番を直し、次の出演で試します。研究会で出た意見を現場へ持っていき、その反応をまた次の研究会へ持ち帰ります。

コンプオフィスにマジックショーを依頼するには?

出演内容や日程のご相談は、出演依頼・お問い合わせページで受け付けています。

https://comp-office.com/magic-show/irai/

次の研究会でも、笑って、試して、また少し前へ!その積み重ねをショーに生かしていきます!

👉 関連記事はこちら

\ 最新情報をチェック /