ラジオのネタ探しで振り返る|12年分の出演記録をAIで活用
皆さんこんにちは、マジシャンのコンプレッサーです!
FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」、今週もよろしくお付き合いください。
今回は、ラジオのネタを探して2週間を振り返っていたら、12年分のマジックショー出演記録まで振り返ることになったお話です。
初めてのイベントだと思って出演したら、実は3、4回目だった。
その「えっ!?」をきっかけに、紙とFacebookに残してきた記録を、AIで検索できるアプリへまとめました。記録は、ためるだけでは思い出の箱。探し、比べ、次の行動へつなげると、仕事を育てる材料になるんですね。

ラジオのネタ探しは、なぜ振り返る時間になる?
収録前には、「今回は何をしゃべろうかな」と考えます。
すると、前回の収録から今日までに何があったか、自然に思い返すことになります。
日々忙しくしていると、意識は先の予定ばかりに向かいます。今日やること、来週の仕事、その先の準備。前へ進むのは大切ですが、後ろに置いてきた出来事は、案外あっさり忘れてしまうんですよね。
失敗したことなら、なおさらです。
「これは封印しておこう」と、なかったことにしたくなる(笑)。
でも、ラジオで話すことを探すためには、うれしかったことも、うまくいかなかったことも、いったんテーブルの上に並べます。ラジオのネタ探しが、自分の2週間を点検する時間になっているんです。
もし振り返っても、話したいことが何も見つからなかったらどうするのか。
「次の放送までに、何かやってみよう」と思います。
いつもの店で、食べたことのないものを頼んでみる。気になっていた場所へ行ってみる。小さな変化でも、そこから新しい出会いや気づきが生まれます。
しゃべる場所、書く場所があるから、毎日の行動まで少し変わる。ラジオは、放送する15分だけではなく、次の2週間も面白くしてくれているんですね。
初めての農業祭だと思ったら、3、4回目でした
ある地域の農業祭へ、マジックショーに行ったときのことです。
わたしは初めて出演するイベントだと思い込んでいました。
「初めてなら、得意な演目をそろえても大丈夫だ!」
そう考えて、しっかり準備して本番へ。ショーが終わると、担当の方が控室へ来てくださいました。
「面白かったです。ありがとうございました」
ありがたいお言葉の、そのあとです。
「でも、このイベントに来てもらうの、3、4回目ぐらいですからね」
えっ!?
記録を検索しても出てこなかったので、初めてだと思っていたんです。詳しく聞くと、以前は近くのホテルで開催されていたとのこと。そう言われてみれば、確かに覚えがある(笑)。
わたしは会場名で探していました。同じイベントでも、会場が変われば検索に出てこない。
記録を残していても、必要なときに見つけられなければ、活用できているとは言えません。この出来事で、探し方まで含めて仕組みを変えなきゃいけないと思いました。
12年分の出演記録を、どうやって使える形にした?
出演記録は、最初からアプリに入っていたわけではありません。
初めのころは、アシスタントのともやんが、公演ごとの演目を紙へ丁寧に残してくれていました。その後は、コンプオフィスの仲間だけが入るFacebookの非公開グループへ移りました。
会場、日付、演じた作品、その日のメモ、写真。
放送では「10年分くらい」と話しましたが、確認するとFacebookに残っているのは2014年秋からの12年分でした。
| 時期 | 記録の形 | 今の使い方 |
|---|---|---|
| 最初のころ | ともやんの手書き記録 | 過去の公演を確かめる原本 |
| 2014年秋から | Facebookの非公開グループ | 会場・日付・演目・メモ・写真を蓄積 |
| 現在 | AIで整理した検索アプリ | 複数の条件から過去の出演を探し、次の準備へ活用 |
この記録をパソコンへ取り込み、AIで整理して、自由に検索できるアプリを作りました。
会場名だけではなく、イベント、日付、演目、メモなど、いろいろな角度から探せます。これなら会場が変わったときも、同じイベントにたどり着ける可能性が上がります。
詳しい制作の流れは、別の記事にまとめています。
12年分のFacebook出演記録を、AIエージェントが検索アプリにした話
AIで分析すると、記録から何が見える?
検索できるようになると、次は記録全体を眺めたくなりました。
- どの月に、どんな場所へ呼んでいただくことが多いのか
- 仕事が少なくなる時期はいつか
- よく演じている作品は何か
- 一度しか演じていない作品は何か
一覧にすると、感覚だけでは気づかなかった傾向が見えてきます。
たとえば、仕事が落ち着く時期が分かれば、その前にどこへ声をかけるか考えられる。忘れていた演目が見つかれば、今の自分で作り直せるかもしれない。
ただし、AIが出した分析を眺めて「へえ」で終わったら、何も変わりません。
誰へ連絡するのか。どの作品を練り直すのか。次のショーをどう組み立てるのか。
最後に動くのは自分です。記録とAIは、行動を考えるための材料なんですよね。
ラジオや講演の録音も、次の仕事へつなげる
残しているのは、出演記録だけではありません。ラジオ、講演、スピーチの録音も保存しています。
話した直後には、「ここはもっと、こう言えばよかった」と思います。でも、その感覚も時間がたつと薄れていきます。録音があれば、もう一度振り返れます。
最近は、同じ講演を複数の人物像に分けてAIへ読んでもらい、それぞれの立場から感想を出してもらうことも試しました。
プロのマジシャンに向かって、「そのロープマジックは、もっとこうした方がいい」と率直に言ってくれる方は、なかなかいません。講演も同じです。
もちろん、AIの感想が正解とは限りません。現場で感じた空気や、実際にいただいた言葉と照らし合わせながら、自分では気づかなかった角度を探します。
15分の出演を、記録からつくり込む
10月は、県外でのお仕事が続きます。その中には、持ち時間15分の出演もあります。
たった15分。だからこそ、何を入れ、何を削るのか。これまでの出演記録を見直しながら、しっかりつくり込みます。
記録する。振り返る。次の行動へつなげる。
ラジオのネタ探しから始まった振り返りは、マジックショーも、講演も、これからの仕事も面白くする時間になっています。
そして体調管理も大切です。食欲の秋がやってきますが、わたしの場合は春夏秋冬、ずっと食欲があります(笑)。
この放送についてよくある質問
この放送はどこで聴けますか?
2026年9月6日(日)朝9時30分から、FMとやま82.7で放送した回です。今回の放送回は、radikoのページでご確認ください。

出演記録には何を残していますか?
会場、日付、演じた作品、その日のメモや写真を残しています。紙、Facebookの非公開グループを経て、現在は検索アプリから探せるようにしています。
AIの分析結果は、そのまま信じていますか?
そのまま正解にはしません。実際の記録や現場での感覚と照らし合わせ、次の行動を考える材料として使います。
マジックショーはどこから相談できますか?
会場、時間、参加者に合わせて内容を組み立てます。料金の目安と相談窓口はこちらです。
それではまた来週、お会いしましょう。
お相手は、マジシャンのコンプレッサーでした!
FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」とは?
「マジシャン コンプレッサーのしゃべっちゃお」は、15分一本勝負のフリートーク番組です。
日常、仕事、家族のエピソードを、勝手気ままにお届けしています。
- 放送:FMとやま 82.7
- 時間:毎週日曜日 朝9時30分から
- 番組ディレクター:虎平太
- スポンサー:放生若狭屋、富山大和

