高岡市倫理法人会でAI活用セミナー|初心者向けに16のロードマップとレベル4をお届け

こんにちは!マジシャンのコンプレッサーです!

2026年6月29日(月)の夜、高岡市倫理法人会が主催するAI活用プチセミナーに、講師として登壇させていただきました。会場は御旅屋セリオ5階のTASU(タス)。マジックサークルのメンバーや、会員ではないけれど「AIを学んでみたい」という方々にもお集まりいただき、当日はなんと約30名を超えるお申し込み。ありがたい話でございます!

この日のテーマは「経営者のための 初歩からのAI活用」。初心者向けとうたいながらも、じつは相当に幅広い層の皆さんへ向けた一夜になりました。今回は、当日どんなことをお伝えしたのか、開催レポートとしてまとめておきます。

経営者のための初歩からのAI活用プチセミナー(高岡市倫理法人会・2026年6月29日)の告知チラシ

きっかけは、経営者モーニングセミナーの一言

今回のお話は、高岡市倫理法人会の竹平さんからいただいたご相談がはじまりでした。

御旅屋セリオのTASU受付に置かれた、高岡市倫理法人会AI活用プチセミナーの案内チラシ

というのも、直前にあった経営者モーニングセミナーで、トヨタモビリティ富山の品川社長が講話の中でAIについて触れられたそうなんです。そこで「経営者たるものAIをしっかり学び、みんなで事業を発展させていこう」という機運が高まった。その流れで、講師の依頼をいただいたというわけです。

AIについてはビジネス展開もスタートしているコンプレッサーとしては、もう二つ返事で「喜んで!」とお引き受けしました。

ただ、ご依頼は「初心者向けのプチセミナーとして」というもの。ここが、あれこれ頭を悩ませたポイントでした。ひとくちに初心者と言っても本当に幅広い方がいらっしゃいますし、「初心者と言いつつ、けっこう使ってますよ」という方も参加されると聞いていたんです。

以前、富山市西倫理法人会のモーニングセミナーでも「倫理×AI」というテーマで講話をさせていただきました。そのときの様子はこちらにまとめています。

https://comp-office.com/magic-show/toyama-nishi-rinri-ai-202604/

「AIの使い方」ではなく「AI基礎力」を高める時間に

幅広い層の皆さんに刺さる形にしたい。参加した方に「来てよかった」と思ってもらうにはどうすればいいか。まずそこを、頭の中でしっかり整理するところからのスタートでした。

たどり着いた答えが、AIの基礎力を高めることを目的にする、というものです。

ChatGPT、Gemini、Claude。それぞれのツールの使い方を細かく説明してしまうと、皆さん使っているものもバラバラで、無料の方もいれば有料の方もいる。「ツールの使い方の話ではないぞ」というのが、まず大前提としてありました。

そのうえで、どのツールにも生きてくる基本的な力、つまりAI基礎力を高めてもらう。そういう実務的なセミナーにしようと定めたわけです。

AI活用セミナーの冒頭で、ChatGPT・Gemini・Claudeのどれでもいいので生成AIを準備してくださいと呼びかけるマジシャン・コンプレッサー

というのも、よく聞くのが「AIで一体どんなことができるのかも分からない」という声。検索のように使ったり、会話して文章を作ってもらったりはしているけれど、その先が見えていない。「めちゃくちゃ使ってます!」という方でも、よく聞いてみるとアイデア出しや検索の延長で止まっている、というケースが実はとても多いんです。

AIマスターへの16のロードマップと、今回のゴール「レベル4」

そこで、これまで積み重ねてきた経験値をもとに、AIマスターへの16段階のロードマップを作るところからスタートしました。整理を重ねていったら、結果的に16段階になった、というのが正直なところです(笑)。

AIマスターへの16のロードマップ|あなたは今どこ?AI活用の道のりを16段階で示したイメージイラスト

このロードマップは、大きく3つのゾーンに分かれています。

  • ゾーン① AIチャット活用(レベル0〜6) — 質問したり、文章を作らせたり、会話しながら仕事を進める段階
  • ゾーン② AI本格活用(レベル7〜11) — AIを仕事のインフラにし、クローンのように育てていく段階
  • ゾーン③ AIエージェント活用(レベル12〜16) — AIに仕事を任せ、外部ツールとつなぎ、仕組みそのものを動かす段階

大きな境界線は、AIチャットとAIエージェントの間にあります。いま大半の方は、AIチャットで止まっているんですね。

「Chat is dead(チャットは死んだ)」という言葉を耳にしたこともありますが、間違いなくこれからはAIエージェントの時代へ進んでいきます。あと数ヶ月もすれば、難しいノウハウなんてなくても、誰もが知らず知らずのうちにAIエージェントを使っている。そんな時代になるはずです。

だからこそ、一日でも早くAIチャットからAIエージェントへ移った方が、ビジネス活用は深まるし、可能性は無限大。冒頭で一番お伝えしたかったのは、まさにここでした。

とはいえ、いきなりエージェントへ飛ぶのは無理があります。そこへ進むためにも、まずはAI基礎力。今回は与えられた1時間の中で、この16のロードマップのうちレベル4「求める出力形式で出させている」に合わせたセミナーにしよう、と大前提を固めました。

まず今どの段階にいるのかを確認していただき、このまま基礎力を高めていくとどんなことが実現できるのか、ワクワクしながら地図を眺めてもらう。レベルの高い低いを競うものではなく、あくまで「現在地を知るための地図」として見ていただきたかったんです。

レベル0から続く階段をのぼってAIマスターを目指す道のりと、今の現在地を指し示すマジシャン・コンプレッサーのイラスト

このロードマップは、6月の告知ブログで全段階を公開しています。

https://comp-office.com/lecture/takaoka-rinri-ai-seminar-202606-2/

キャッチコピーづくりのワークと、岩崎会長の挨拶文デモ

当日の構成は、前半の1時間がセミナー形式、後半は質問に答えていくスタイル。これは竹平さんからのご提案でした。

「AI活用プチセミナー 〜AIと融合する〜」のタイトルスライドを映して始まった、高岡市倫理法人会のナイトセミナー会場の様子

前半はまず30分ほどでAIの基礎をざっとお話し。そのうえで、レベル4に到達し、その先のレベル5へつなげるために、実際に手を動かしていただくワークを用意しました。

テーマは「AIと一緒に、会社のキャッチコピーを作ってみよう」。皆さんお好きなAIモデルを使って、実際に打ち込み、声に出して進めていただきました。

やっぱり自分で手を動かして、自分でしゃべって使ってみるのが一番ですからね。

そして最後は、デモンストレーション。今回は主催が高岡市倫理法人会だったこともあり、それにちなんだ内容にしました。富山県倫理法人会・岩崎県会長の令和9年度のご挨拶文、ホームページやパンフレットに載せるあの文章を、AIを使って目の前で作っていく、というデモです。

このデモの中には、ワークで扱ったコンテキスト(背景情報)を渡す価値や、音声入力の価値など、さまざまな考え方やコツを織り交ぜました。単なる出力の披露ではなく、「どう渡せば、こう変わる」を体感してもらう時間です。

そして完成した岩崎会長のご挨拶文を、Macの音声出力で読み上げて、皆さんに聴いていただきました。長い文章は目で追うより耳で聞いた方が理解が進むので、長文を出したあとに音声で確認するのは、日々の仕事でも実際にやっている方法なんです。

すると、なぜか会場から拍手が起こるという展開に。ちょっと笑ってしまいましたが(笑)、倫理法人会が目指すものが、ゲスト参加の皆さんにも伝わったのかなと思えた瞬間でした。

20時ちょうどに終了、そしてお酒を片手に質問タイム

時間はきっちり守りたい。これはずっと大事にしているこだわりです。「絶対に1時間で収める」と決めて臨んでいたのですが、終わってみれば予定ぴったりの20時ちょうど。時計を見て、思わずうれしくなりました!

そのあとは、アルコールを片手に質問タイムへ。かなり込み入ったところまで質問していただき、こちらも全部に完璧にお答えしたかったのですが、時間の都合や、言葉だけでは説明しづらい部分もあって、「あの方には、この話もしてあげたかったな」というのが後からどんどん出てくるほどでした。

ドリンクを片手に、経営者の仲間とAI活用の話で盛り上がる交流会のイメージイラスト

結局、皆さんそれぞれAIでやりたいことは違うんですよね。レベル4に絞ったとはいえ、聞きたいことは山ほどある。

分からないことをAIに聞いて教えてもらう、というシンプルなところから一歩ずつ進んできた身としては、その気持ちが痛いほど分かります。最初のうちは、何を質問していいかも分からないし、「こんなこと聞いていいのかな」「分かっていないのは自分だけかも」と思ってしまうものですからね。

金沢市北倫理法人会でも「AI時代こそ倫理」というテーマで講話をさせていただいたことがありますが、AIの話は、突き詰めるほど人としての向き合い方に返ってくるなあと、あらためて感じています。

https://comp-office.com/ai/magician-compressor-kanazawa-rinri-kouwa/

いずれにしても、やっぱりAIエージェントへ早く進んだ方がいい。ここをお伝えしても、まだピンと来ていただけない部分もあって、少しもどかしくもあったのですが、それも含めていい時間でした。

セミナーのあとは、打ち上げのような形でさらに盛り上がり。遅くまでお酒を飲みながら、AIの話、未来の話、ビジネスの話。本当に楽しいひとときとなりました。

おわりに

こうして楽しい機会を作ってくださった高岡市倫理法人会の竹平さん、そして会長をはじめ皆様に、心から感謝申し上げます。少しでもお役に立てていたら幸いです。

AIを学ぶ時代から、AIと一緒に動く時代へ。まずはレベル4、そしてその先のAIエージェントへ。この地図を片手に、一緒に一歩ずつ進んでいけたらうれしいです。出会いに感謝、ご縁に感謝でございます!

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