バーベキューの余興にマジック|氷見の海の家、暑さと風の60分
こんにちは!マジシャンのコンプレッサーです!
富山県氷見市の海の家で開かれたバーベキューにお招きいただき、テーブルマジックをお届けしてまいりました。
「海の家」とだけ聞いていたので、てっきり室内だと思っていたんです。着いてみたら、砂浜に張ったテントの下でした。
暑い。風も吹く。おまけに、お客さまがぐるりと囲んでくる。約1時間、マジシャンを18年やってきた中でもかなり手強い現場になりました。

バーベキューの余興に、マジックは向いている?
これが、けっこう向いているんです。
というのもバーベキューって、みんなが一斉に前を向く時間がないんですよね。肉を焼いている人がいて、飲み物を取りに行く人がいて、海に入ったまま戻ってこない人もいる。今回のような十数人の集まりだと、そこへ音響を組んでステージを作るのは、かえって難しくなります。
その点テーブルマジックなら、テーブルごとに始められます。人が集まってきたらそのまま続けて、散ったらまた次のテーブルへ。
バーベキューの流れを止めずに入っていけるのが、いいところなんですね。
会場は「海の家」——の、外でした
当日どんな形になるのかまるで読めなかったので、二種類の道具をカバンに詰め込んで出発しました。少し離れた席からも見えるサロン形式用のものと、目の前で見ていただくテーブルマジック用のものです。
現場に着いて、詰め込んできてよかったと思いました。屋根はあるけれど、壁はない。足元は砂。この人数とこの場所なら、テーブルを囲んでもらう形がいちばん自然でした。

屋外のバーベキュー会場は、マジックにとって何が難しい?
いちばん効いてくるのは、暑さです。手が思うように動いてくれません。
汗ばんだ指先は、こちらの言うことを聞いてくれません。この日に実際に困ったことを並べると、こんな感じです。
| 困ったこと | どうなるか | この日の対応 |
|---|---|---|
| とにかく暑い | 細かい指さばき・手さばきが効かない | 指先の精度が要るマジックは外す |
| 海風が吹く | 軽いものが動く | 風に強い道具のほうへ寄せる |
| お客さまの位置が変わる | 前だけでなく後ろにも人が立つ | どこから見られても大丈夫なものを選ぶ |
いちばん慌てたのは、最後のひとつでした。
後ろに回り込まれる、という誤算
ありがたいことに、お声がけくださった方が海辺で遊んでいた子どもたちにも「マジックやってるよ」と伝えてくださって。わらわらと人が集まってきます。
うれしいのですが、みんな遠慮なく後ろまで回り込んでくるのですね(笑)
最初から「背後にも人がいる」と決めて組んでおけば、なんの問題もありません。困るのは、始めたあとで人の位置が変わることです。
「今の並びならこれができるな」と思ってやり始めた直後に、ふっと背中側に人が現れる。あれは、なかなかヒヤッとします。
この夏は岐阜県高山市の夏祭りでも屋外に立ちました。あちらは横に長い客席という別の難しさでしたが、外の現場は毎回、形が違うんですよね。
https://comp-office.com/magic-show/takayama-summer-festival-magic-show/

お酒を一滴も飲まない、バーベキュー
今回でお声がけいただくのは2回目。富山市桜木町でレギュラー出演しているマジックバー「ショーマン」にも、よく足を運んでくださる皆さんです。
前回は、ゴールデンウィークのころ。スポーツジムのような、隠れ家的な場所でのバーベキューでした。そのときの様子はこちらに書いています。
https://comp-office.com/magic-show/toyama-table-magic-company-party-no-alcohol/
その日いちばん驚いたのは、マジックのリアクションではありませんでした。皆さん、お酒を一滴も飲んでいなかったんです。
若い方ばかりなのに、それぞれしっかり会社を経営されていて、ビジネスの話になると場がぐっと熱くなる。それでいてグラスの中はお酒ではない。
この空気ならお酒を飲んだほうが盛り上がるでしょう、と冗談めかして聞いてみたら、若い社長さんがこうおっしゃいました。
「逆にお酒に頼らなくても交流できる方がかっこよくないですか?」
これがずっと刺さっているんですよね。
そして今回もまた、誰ひとりお酒を飲まないバーベキューでした。お酒がなくても、こんなに楽しめるんだなあと今回も思いました。
盛り上げ役として呼ばれたこちらとしては、むしろ気合が入ります。アルコールの力を借りずに温まっている場へ、入っていくわけですから。
種が見えてもいい、に振り切った60分
この日は途中で腹をくくりました。種が見えてもいいから、楽しんでもらうほうを取る。
もちろん、わざと見せるという話ではありません。守りに入って手元が縮こまるくらいなら、思い切っていこう、という心の置き方のことです。
炎天下で指は思うように動かず、風は吹き、背後にはいつのまにか人がいる。この状態で完璧を狙いにいったら、たぶん手元ばかり見て終わっていたと思います。
それよりも、目の前の人とおしゃべりしながら、驚いてもらって、笑ってもらう。約1時間、そっちを大事に過ごしました。

同じ氷見の海辺では、この春も一度お呼びいただいていました。あちらは民宿での家族の集まりで、屋外に立つという意味では今回と近い現場です。
https://comp-office.com/magic-show/himi-seaside-family-magic-show/
きときとの魚で知られる氷見ですが、夏の砂浜もやっぱりいいですね。
よくある質問
バーベキューの余興にマジシャンは呼べますか?
呼べます。屋外でも砂浜でも河原でも、テーブルと日陰が用意できればテーブルマジックの形でお届けできます。舞台を組んでいただく必要はありません。
屋外でもテーブルマジックはできますか?
できます。ただし風の影響を受けやすい道具は外すので、やるマジックは屋内とは少し変わります。事前に「屋外です」と一言いただけると、風に強い道具を用意して伺えます。
音響や電源は用意が必要ですか?
テーブルマジック形式であれば、基本的に不要です。お客様との距離が近く、地声で届く範囲で進めるためです。人数が多くステージ形式になる場合は、電源を1口お借りできると安心です。
子どもと大人が混ざっていても大丈夫ですか?
大丈夫です。この日も海辺で遊んでいた子どもたちが途中から加わりましたが、そのまま一緒に楽しんでいただきました。子どもから大人まで一緒に見られるのが、テーブルマジックのいいところです。
出演時間はどのくらいが目安ですか?
この日は約1時間でした。食事の流れを止めずにテーブルを回る形だと、これくらいの尺がやりやすいです。ご予算やスケジュールに合わせて調整できますので、ご相談ください。
料金や依頼の流れは、こちらにまとめてあります。
https://comp-office.com/magic-show/magician-hire-cost-guide/
おわりに
暑さも風もあって、正直、やりやすい現場ではありませんでした。
それでも終わってみると、また一つスキルが上がったような気がしています。こういう日だからこそ、気づけることもあるんですね。
2回目も呼んでいただけたことが、何よりうれしかったです。今回もお世話になり、誠にありがとうございました!

