懇親会の前の45分と高いステージ、整った環境でマジックショー

皆さんこんにちは、マジシャンのコンプレッサーです!

FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」、今週もよろしくお付き合いください。

2026年10月4日の放送でしゃべったことを、読む放送回としてお届けします。今週は、マジックショーの環境のお話です。

2026年10月4日放送『マジックショーの環境あれこれ』の番組名と再生ボタンが表示されたradikoの画面
2026年10月4日放送『マジックショーの環境あれこれ』。画像を押すとradikoで聴けます。

先日、ホテルの懇親会で「懇親会が始まる前に、45分のステージショーを」というご依頼をいただきました。当日は、ステージも高くしてくださっていたんです。

少し前の約300名のパーティーでステージを高さ90センチにしていただいた話や、要望をどこまでお伝えするかの本音も。今回の懇親会のショーでは、おしゃべりの量が格段に増えました。

エンディングは、18年コツコツ続けてきてよかったなぁ、というお話です。

「今週も」を「今年も」と言いそうになりました

この日の放送のはじめのごあいさつで、「今週もよろしくお付き合いください」と言うところを、「今年もよろしくお付き合いください」と言いそうになりました。

なんで急に、1年をくくったような表現になったんでしょうかね。わかんないもんですね(笑)

脳みそで考えていることと言葉が一致しないときって、結構ありますよね。

考えていることと、口にする言葉。この2つの扱いが、マジシャン的には結構課題でして。

というのもマジシャンって、お客さんから見えているものと、自分が考えていること・やっていることが、実は一致していなくって。

頭の中で考えていることとは違う言葉を、自然に口にしなきゃいけない。これが意外に難しいんですよ。噛み噛みになってしまったりね。

でも、これがしっかりできるようにならないと、やっぱり自然な演技にはならない。

マジシャンの動きのぎこちなさとか、言葉の曖昧なところとか。そんなところでお客さんは何か引っかかって、「何か違和感あるぞ」と思うわけで。そうなると、不思議なマジックが伝わりにくくなっていくんですよね。

なかなか難しいところです。

それなのに、芸歴18年のマジシャンが、「今週」のところを「今年」と言いそうになるっていうね(笑)

懇親会のマジックショー、わたしがおすすめしている形は?

いろんなところで日々マジックをさせていただいておりますが、先日ありがたかったのが、「懇親会でのマジックショーをお願いします」というご依頼でした。会場はホテルさんです。

ホテルでのパーティーや懇親会のマジックショーは、おかげさまで数多くやらせていただいています。

その中で一番おすすめしているのは、ステージショーとテーブルマジックのコラボレーションです。

前のステージで全員に見ていただくショーと、マジシャンが一卓ずつ回って目の前でお見せするマジックの組み合わせ、ということですね。

お食事をしたり、お酒を飲んだりしているときに、ステージにずっと3、40分釘付けになると、お客さん同士のコミュニケーションも取りづらくなりますしね。

お酒をおかわりするのも、しづらくなる。「マジックショーを見なきゃ」という空気になるわけですから。

マジックが目的であれば、それはそれでいいんですけども。

懇親であったり、交流であったり、親睦を深めようというイベントの場合は、そのあたり自由に動き回れたほうがいいんじゃないかと。

そんなわたしの思いもあって、ステージショーは短めに、その後はテーブルマジックで一卓ずつ回っていきますよ、というスタイルをおすすめしているわけでございます。

懇親会が始まる前に、45分のステージショーというご依頼

ところがところが!

先日のこのご依頼は、「懇親会が始まる前に、45分間のステージショーをお願いします」というオファーでした。

これ、うれしいですね!

だって、食べたり飲んだりする前の状況です。つまりお客さんたちの前には、マジックショーしかないわけで。

もう嫌でも……嫌でもってことはないか(笑)

しっかりとステージに集中できる、そんな環境が整っているんですよね。

だから「うれしい、ありがとうございます。しっかりマジックショーをお楽しみいただけるように準備いたします」なんてことをお伝えしましてね。

約300名のパーティーで、なぜステージを高くしていただいたの?

で、ホテルさんはホテルさんで、これまたうれしいことをしてくださっていました。当日、ステージを高くしてくださっていたんです。

なぜうれしいのかをお話しするために、少し前にさかのぼります。同じホテルさんからオファーをいただいて出演した、別のパーティーのことです。

300人規模のパーティーだったんですよね。

300人のみんなをステージに30分、40分釘付けにするのは大変です。お客さん同士でお話ししづらくなるという、さっきの理由もあります。

だから「テーブルマジックをおすすめします。300人であっても、うちの事務所のマジシャン全員で行けば、そんなに時間をかけずに全卓回れますよ」なんて提案はしていたんですけども。

そのときも「ステージショーを見たいんだ」というご希望をいただきまして。

それはそれで、うれしいんです。

ただ、300人の皆さんに、お酒を飲みながら、食事をしながら、3、40分ステージに注目していただくというのは、こちらとしてもかなりハードルが高くて。

そこで、ホテルのご担当者様に「わかりました。絶対、もうそれで頑張ります。その代わり、ひとつお願いがあります」と。

「ステージの高さを、高くしてください」とお願いしたんですよね。

実は、マジシャン的にはステージが高いほうが絶対良くて。

なぜなら、着席のパーティーであっても、ステージが低いと、後ろのほうからだともう見えなくなりますからね。バストアップ、つまり胸から上ぐらいしか見えないような感覚になると、やっぱりマジックは伝わりにくいんです。

とは言いながら、ステージの高さを変えてほしいとか、環境を大きく変えてほしいというのは、なかなかお願いしづらい部分があります。余興であったりイベントそのものは、マジックショーだけじゃないですからね。

でも、その1点だけお願いしたら、そのときのご担当者さんが「わかりました」ということで、高さ90センチにしていただきまして!

ステージの高さが30センチなのか、60センチなのか、90センチなのか。この話、リスナーの皆さんは「そんなの何十センチの話でしょ」と思うかもしれませんけど。

わたしにとっては、ものすごい重要なサイズなんです。

要望は、どこまでお伝えしていい?

かといって、ステージの高さのことばっかり言っていると、また難しい。

そこなんですよ。この塩梅が難しいんだよなぁ。

要望を言えば言うほど、「面倒なマジシャンだから、別の人にしよう」と思われる可能性もあるわけじゃないですか。これ、本音ね。

だから、なるべく会場や主催の皆さんの面倒のないように、「いまある環境の中でしっかりやりますよ」というのを、メインコンセプトにしているんです。

2017年のエッセイにも、こんなことを書いていました。「どのような環境でも感謝してお受けし、結果を残せるように磨き続けなきゃね」。

https://comp-office.com/essay/well-prepared-stage/

300人規模のパーティーでは、ステージの高さという、そのひとつの要望を聞いてくださいました。

おかげさまで、遠くの席までしっかり届いて、うれしいお声をいっぱいいただきました。ホテルのご担当者さんも喜んでくださいましてね。

このときの出演レポートは、こちらに書いています。会場は、富山市のホテルグランテラス富山さんです。

https://comp-office.com/magic-show/granterrace-beer-party-stage-magic-30min/

今回も、ステージを高くしてくださっていました

そして、先日の懇親会に話を戻します。

わたしは特に「ステージを高くしてください」なんてお願いしていなかったんですけども、ホテルさんが、またステージを高くしてくださっていまして。

今回は50人ほどですから、多少低くても対応できるし、いいかな、なんて思っていたんですけど。

高くしていただいていたこともありまして、いやー、本当に盛り上がったんですよ♫

ホテルグランテラス富山の懇親会で、高く設けられたステージから客席に語りかけるコンプレッサー
放送でお話しした懇親会のステージ。ホテルグランテラス富山にて。

2つの出演を並べると、こうなります。

少し前のパーティー 今回の懇親会
人数 300人規模 50人ほど
ショーのタイミング お酒とお食事の最中 懇親会が始まる前の45分
ステージの高さ ひとつだけお願いして、90センチに 今回も高くしてくださっていた

今回の懇親会の出演レポートは、こちらです。

https://comp-office.com/magic-show/toyama-gyosho-aitai-party-magic-2026/

懇親会やパーティーでマジックショーを考えている方へ。会場や時間、人数に合わせた費用の目安は、こちらにまとめています。

https://comp-office.com/magic-show/magician-hire-cost-guide/

マジックショーにも「バージョン」がある?

ここで、話はちょっと飛びます。

AIにもバージョンがあったり、パソコンやスマホにもバージョンってありますよね。たとえばスマートフォンの「Android何点何」みたいなね。

微妙に「点何」が上がって、バージョンがアップしていく。そこに、メジャーアップデートというのがある。4.2、4.3と来ていたのが、急に5.0みたいになっちゃうとかね。

こういうバージョン、マジックショーにもあるなと思っていて。自分自身にもあるなと、いつも感じているんです。

「人間のバージョンを上げなきゃ」というのは、ついついわたし、口癖のように言っているわけですけどね。

人間にもバージョンがあると思いません? 人間というか、自分自身にもね。

だって、ずっと同じだと面白くないわけじゃないですか。

「点何」でもいいから、少しずつでも、昨日よりもちょっとバージョンを上げたい。そう思い続ける日々で。

それがちょっとずつ上がってくると、あるとき突然、メジャーアップデートがパーンと自分の中で起こる、みたいな感覚。

今回の懇親会のマジックショーのとき、その感覚があったんですよ。

わたし自身、言語化できませんけど。

ショーの中のおしゃべりが、格段に増えました

アシスタントのともやんは、ずっとわたしのマジックを見ています。

そのともやんからも、「なんか今日、違ったよね」と言われました。

帰りの車の中でも二人でその話をしていて、わたし自身が思ったのは、ショーの中でのおしゃべりの量が格段に増えたな、ということです。

これがマジシャンにとっていいことなのかどうなのか、わかりませんけども。わたしとしては、実はずっと目指していた形だったんですよ。

何をしゃべるかというと、ひとつのマジックをするにしても、そのマジックを演じることになった、これまでの戦いであったりね。

ロープマジックのストーリーも、少しお話ししながら

たとえばロープのマジックひとつにしても、ただ切ってつながる、伸びる、縮む、輪っかになっちゃう。そういう現象を見せるだけじゃなくって。

ロープマジックそのものに、自分の中では、かっこいいことを言うと、愛みたいなものがあって。

出会いがあってね。途中で冷めた時期もあったけど、「やっぱロープ好きだわ、俺」と。

このロープマジックをもっと面白くしたいと思って、いろいろ悩み、世界中の資料を探しまくって、調べて。

そうやって作ってきた、自分の大好きな作品なわけですよ。

その作品を、ただ切ってつなげて、と続けていくわけじゃなくって。作品のストーリーも少しお話ししながら、やってみる。

懇親会の前の45分間という時間をいただけたこと。そして高いステージで、皆さんに見える状況でしっかりできたこと。

そのおかげで、なんか、落ち着いてしゃべっていたんですよね。

そのことが、自分の中ではすごくうれしくって。何かちょっと変化が起こってきたな、という感覚がありました。

これから先、皆さんにお届けするときは、またいつも通りのコンプレッサーさんのマジックショーになっているかもしれませんけども。

環境によっては、「なんかちょっと変わったな」と感じてもらえたら、うれしいなぁ。

変化はどうして起こる? 知り合いの方の「成長曲線」のお話

CMをはさんで、エンディングでは、その続きを話しました。

自分で「変わった」なんて思っていてもね。判断基準とか評価基準が自分にあっても、しょうがないわけで。

見ているお客様から「何も変わんねえんじゃねえか」と言われたら、それで終わりなわけですけど(笑)

自分の中でちょっとそういう感覚があった、そのこと自体が、なんかうれしいなという気はしましてね。

じゃあ、なんでそのときに変わったか。そこは全くわからないんですよね。不思議ですよね。

こういう変化ってどうして起こるのかなと思ったときに、わたしの知り合いの方が言っていた「成長曲線」のお話を、ちょっと思い出しました。

ずっと変わらないなと思っても、コツコツ続けていたら、あるとき成長曲線というのは、グインと上に上がる瞬間が来るんですよ、というお話です。

そうか、そのことなのかな、と思ったりね。

プロマジシャンになって18年、やめなくてよかった

いやまだまだ、プロマジシャンになって18年。まだまだ上を目指さなきゃいけない。

……いけない、ってこともないんでしょうけどね。

昔ほど「こうあらねばならぬ」みたいな感覚はないんです。

でも、少なくとも18年やってきたという、この経験そのものが、次につながっていく。経験の積み重ねができてきていたのかなと思うと、やっぱりやめなくてよかったな、という感覚もありますよね。

コロナのときに、やめていたかもしれないし。それ以外にも、もしかしたら向いてないんじゃないか、と思った時期もあったわけで。

こうやってコツコツ続けてきてよかったな、という感覚なんだよなぁ。

でも、自分自身の力で続けられたわけじゃなくって。いろんな方々に支えていただきまして。この番組もそうですしね。

いろんなものが重なって今があるなと思ったら、本当に皆さんに感謝です!

これからもしっかり精進して、楽しいマジックをお届けしていきたいなと思います!

コツコツ続けるといえば、プールでスイスイ泳ぐおじいちゃんに「すごいですね!」と話しかけたら「毎日通ってるからねぇ」と返ってきた話を、2016年のエッセイに書いています。

https://comp-office.com/essay/keep-going-softball/

今週もいいお時間になりましたので、この辺で。

お相手はマジシャンのコンプレッサーでした。また来週!

この放送についてよくある質問

この放送はどこで聴けますか?

2026年10月4日(日)朝9時30分から、FMとやま82.7で放送した回です。約12分のトークを、radikoのポッドキャストで聴けます。

https://radiko.jp/podcast/episodes/7237b0f2-5dd1-407e-8a90-7f6e8122690f

2026年10月4日に放送された「マジックショーの環境あれこれ」の回を表示するradikoポッドキャストの再生画面

食事をしながらの懇親会では、どんなマジックショーがおすすめですか?

ステージショーは短めにして、その後はテーブルマジックで一卓ずつ回るスタイルをおすすめしています。お食事やお酒の最中にステージへずっと釘付けになると、お客さん同士のコミュニケーションが取りづらくなるからです。

マジックショーのステージは、高いほうがいいですか?

はい、マジシャンとしては高いほうがありがたいです。着席のパーティーでも、ステージが低いと、後ろの席からは胸から上ぐらいしか見えないような感覚になって、マジックが伝わりにくくなります。少し前の300人規模のパーティーでは、高さ90センチにしていただきました。ただ、いまある環境の中でしっかりやるのが、わたしのメインコンセプトです。

300人規模のパーティーでも、テーブルマジックはお願いできますか?

はい、ご提案しています。少し前の300人規模のパーティーでは、「うちの事務所のマジシャン全員で行けば、そんなに時間をかけずに全卓回れますよ」とお伝えしていました。

富山でマジシャンを呼ぶ費用はいくらですか?

内容・出演人数・時間・会場によって変わります。ご予算や会場に合わせたご相談は、こちらからどうぞ。

https://comp-office.com/contact/magic-show-pricing/

FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」とは?

タイトル:マジシャン コンプレッサーのしゃべっちゃお

番組ディレクター:虎平太

15分一本勝負のフリートーク番組「コンプレッサーのしゃべっちゃお」!

わたしの勝手気ままなトークで、日常・仕事・家族のエピソードをお届けしています!

放送時間:FMとやま 82.7 毎週日曜日 朝9時30分~

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・放生若狭屋 https://houjou-wakasaya.jp/

・富山大和 https://www.daiwa-dp.co.jp/toyama/

radiko ポッドキャストで聴こう!

過去放送は radiko のポッドキャストで楽しめます!

今回のエピソードも、音声で聴くとわたしの熱量がもっと伝わるはず!ぜひチェックしてくださいね。

https://radiko.jp/podcast/channels/686a6fce-7ea5-484a-aa05-69af19b96ba6

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