聞こえに優しい落語&マジックの会|知らない世界で驚いた3つの話

皆さんこんにちは、マジシャンのコンプレッサーです!

FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」、今週もよろしくお付き合いください。

今回はですね、「聞こえに優しい落語&マジックの会」という寄席の打ち合わせに行ってきたお話からお届けします。

「聞こえに優しいって、どういうこと?」と思われますよね。

わたしも最初はピンと来なかったんです。

でもお話を聞いていくうちに、知らない世界がいくつも開けて、思わず「なるほど!」と声が出てしまいました。

FMとやま「マジシャン・コンプレッサーのしゃべっちゃお」2026年6月7日放送『知らない世界』radikoポッドキャストのエピソード再生画面

今週の放送内容をざっくり総まとめ!

今週のテーマは、ずばり「知らない世界」。

きっかけは、ある寄席の打ち合わせでした。

タイトルは「聞こえに優しい 落語&マジックの会」。

耳に不自由を感じている方々にこそ楽しんでほしい、という想いで企画された寄席なんです。

打ち合わせで出会ったのは、進化した“聞こえ”の技術の数々。

そして、50代で耳が全く聞こえなくなったという方との、忘れられない出会い。

最後にたどり着いたのは、「壁を作らず、いつも通り演じればいい」という、わたしなりの落としどころでした。

知れば知るほど、もっと知りたくなる。

そんな発見のお話です。ぜひ最後まで読んでくださいね!

聞こえに優しい落語&マジックの会の高座で、補聴器をつけたお年寄りも笑顔で楽しむ中マジックを披露する富山のマジシャン・コンプレッサーのチビキャラ風イラスト

「聞こえに優しい落語&マジックの会」って知ってますか?

そもそも寄席というのは、落語がメインの演芸の場ですよね。

マジックや漫才、漫談は「色物」と呼ばれていて、落語に彩りを添える立場なんです。

今回お話をいただいたのは、富山のアピアで開かれる寄席。

ただの寄席ではありませんでした。

主催は「音サポとやま」さん。

「音」をサポートする富山、という意味なんですね。

耳にちょっと不自由を感じている方に、落語とマジックを心から楽しんでもらう。

そのための仕掛けがいっぱい用意された寄席だったんです。

聴こえに優しい落語&マジックの会 公式チラシ。アピア寄席特別編PartⅡ、2026年5月28日アピア2F、出演は三遊亭良楽とコンプレッサー、UDトーク字幕・ヒアリングループ・オーラキャスト対応で参加無料の聞こえに優しい寄席の告知

会場では、音声認識(UDトーク)による字幕表示、ヒアリングループ、オーラキャストといった補聴のしくみが用意されていました。

出演は三遊亭良楽師匠とわたし、コンプレッサー。

参加無料で、定員35名という、ぎゅっと心の通う会だったんです。

実はわたし、去年もこの会に出演させていただいていました。

でも当時はこの企画が前面に出ていなくて、いわばバックグラウンドで静かに行われていたそうなんです。

そう言われて、思い出したことがありました。

去年、胸元にマイクを付けていただいたんですが、「これは音を出すためのマイクじゃないんですよ」と言われて。

わたしが喋っている言葉が、後ろのスクリーンに全部文字で表示されていたんですね。

聞こえに優しい寄席で、喋った言葉が後ろのスクリーンに文字で表示されることに驚く富山のマジシャン・コンプレッサーのチビキャラ風イラスト

会の詳しい様子は、こちらの告知記事にもまとめてあります。

https://comp-office.com/magic-show/kikoe-yasashi-apia-yose-202605/

知らない世界——耳のことを教えてくれた出会い

打ち合わせの場で、もうお一方とお会いしました。

名刺交換をしながらお話ししていると、その方がこう仰ったんです。

「実は50代の時に、耳が全く聞こえなくなったんです」と。

「えっ、でも今こうして会話できていますよね?」と驚いていたら、見せてくださったものに、わたしはもっと驚きました。

うまく言葉にするのが難しいんですが、耳の裏あたりに金属の部分があって、そこに機械をパチッと装着すると聞こえるようになる、というもの。

脳に埋め込む手術をされていたんですね。

全く聞こえなかった方が、しっかり聞こえるようになる。

そんなことが本当にあるんだと、目の前がパッと明るくなるような気持ちになりました。

打ち合わせで人工内耳を見せてもらい知らない世界に驚く富山のマジシャン・コンプレッサーのチビキャラ風イラスト

その方は「去年のコンプレッサーさんのマジックショー、本当によく声が聞こえました」とも言ってくださって。

マジックより、そっちのほうを覚えていてくださったかもしれませんね(笑)。

というのもね、わたし自身、しっかり聞こえてはいるんですけど、年齢を重ねて、若い頃より聞き分ける力が落ちてきた感覚があるんです。

何人かが同時に喋ると、クリアに聞き分けるのがちょっと難しくなってきた。

年齢を重ねた方なら、皆さん感じることなんじゃないかなと思います。

そう思って周りを見渡すと、案外いらっしゃるんですよね。

先日も、よく飲みに行く20歳ほど年上の方と電車に乗っていたら、「コンプレッサーさん、席変わろうよ」と。

理由を聞いたら、「実はこっちの耳、子供の頃から聞こえんでね」と。

長いお付き合いなのに、まったく気づいていませんでした。

「もっとはっきり喋ってくれればいいのに」「ボリュームを上げてほしい」。

そんな微妙なストレスを抱えている方は、きっとたくさんいらっしゃるんだろうな。

家でもたまに、子供たちから「お父さん、テレビちょっと大きくない?」なんて言われますしね(笑)。

「聞こえに優しい」という言葉の重みを、しみじみ感じた打ち合わせでした。

驚くほど進化していた“聞こえ”の技術

知らない世界はまだまだ続きます。

打ち合わせで聞いた“聞こえ”の技術が、想像以上に進化していたんです。

当日の仕掛けは、大きく二つ。

一つは、わたしが付けるマイクの音を、お客さんの耳元の小さなヘッドホンに直接飛ばす方法。

それから、先ほどの脳に埋め込むタイプの方には、しっかり受信できるエリアを作るそうです。

ロープのパーテーションでエリアをぐるりと囲むと、その中ではクリアに聞こえるようになる、というシステムなんですね。

そしてもう一つが、これはハイテクで本当に驚きました。

お客さんがスマホを持っていて、わたしの声を「聞く」というより「電波として受信する」。

受信したものをBluetoothで、耳に装着した機械に飛ばすんだそうです。

スマホとBluetoothで音を届ける進化した聞こえの技術に感心する富山のマジシャン・コンプレッサーのチビキャラ風イラスト

この技術がどんどん広がってほしい、とその方は仰っていました。

理由を聞いて、また「なるほど」と唸ってしまったんです。

たとえば電車。

いろんな雑音やアナウンスが同時に来ると、聞こえてはいても、聞き分けて理解するのが難しい音になってしまう。

でも、車内に電波が飛んでいれば、自分のスマホで受信して、ポチッと押すだけで車内アナウンスをしっかり聞ける。

さらに飛行機なら、空港でいろんな航空会社の音声が電波で飛んでいれば、アプリで自分の乗る便だけを選んで、欲しい音だけ聞ける。

そういう世界がどんどん広がってほしいんです、と。

いやあ、知らない世界のことをたくさん教えていただいて、本当に勉強になりました。

壁を作らず、いつも通り演じればいい

さて、マジシャンとしてのわたしは、こういう会をどう演じようかと、あれこれ考えるわけです。

でも最近、ちょっと分かってきたことがあって。

支援学校さんをはじめ、いろんなところでマジックをさせていただいて、最終的にたどり着く結論はいつも同じなんです。

「なんだ、いつも通りやればいいんじゃないか」。

こちらで勝手に壁を作っても、しょうがないんですよね。

「こんな方々だから、こうしよう」と身構えるんじゃなくて、いつも通りのことをやれば、ちゃんと伝わる。

そういう確信が、自分の心のどこかにあるんです。

高座でいつも通りマジックを楽しみ会場が一つになる聞こえに優しい落語&マジックの会のチビキャラ風イラスト

これは以前、公民館祭りのドタバタなステージで学んだことにも通じています。

環境が整わない中でも、お客さんの笑顔は本当に多かった。

一方的に準備したマジックを演じればいい、というものではないんだなと教わった出来事でした。

https://comp-office.com/essay/2019-7/

あとは、あのハイテクなマシンたちが、しっかり皆さんに音を届けて、マジックを届けてくれるはず。

わたしはいつも通り、心を込めて演じるだけ。

そう思うと、肩の力が抜けて、ただただ皆さんに楽しんでもらいたいなという気持ちでいっぱいになります。

知らないことを知る楽しさ|6月のワンコイン寄席のお知らせ

エンディングでは、改めて「知らない世界」について考えました。

自分がその立場になったり、関わってみたりしないと分からないことって、世の中に本当にたくさんありますね。

わたしもまだ52年しか生きていません。

あと何年生きるか分かりませんが、知らないことがあるというのは、もっと知りたくなる欲求がわいてきて、楽しいものです。

「あ、こういう世界があるんだ。だったら自分はこんなことができるかも」。

そんなふうに発想が広がっていく。

何事もどんどん楽しんでいきたいなと思います。

そうそう、わたしたちも毎月、寄席を開催しています。

越中演芸倶楽部三楽会「ワンコイン寄席」。

6月は27日(土)の開催で、午後1時開場、午後1時30分開演です。

三遊亭良楽師匠をはじめ、にぎやかな顔ぶれでお届けします。

富山市中央通りの寄席てるてる亭で落語・漫才・マジックをワンコイン500円で楽しめる、富山のマジシャン・コンプレッサーが出演するワンコイン寄席のチビキャラ風イラスト

https://comp-office.com/magic-show/sanrakukai-1coin-yose-202605/

こういう会場でも、「聞こえに優しい」会にできたら素敵だなと、喋りながら思いました。

打ち合わせと、自分たちの活動。

知らず知らずのうちに切り離してしまいがちですが、ちゃんとジョイントしながら活動していきたいですね。

それでは今週はこの辺で。

お相手はマジシャンのコンプレッサーでした。また来週!

FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」とは?

タイトル:マジシャン コンプレッサーのしゃべっちゃお

番組ディレクター:虎平太

15分一本勝負のフリートーク番組「コンプレッサーのしゃべっちゃお」!

わたしの勝手気ままなトークで、日常・仕事・家族のエピソードをお届けしています!

放送時間:FMとやま 82.7 毎週日曜日 朝9時30分~

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・放生若狭屋 https://houjou-wakasaya.jp/

・富山大和 https://www.daiwa-dp.co.jp/toyama/

radiko ポッドキャストで聴こう!

過去放送は radiko のポッドキャストで楽しめます!

今回のエピソードも、音声で聴くとわたしの熱量がもっと伝わるはず!ぜひチェックしてくださいね。

https://radiko.jp/podcast/channels/686a6fce-7ea5-484a-aa05-69af19b96ba6

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