新入社員歓迎会&学童保育マジックで気づいた3つの配慮

皆さんこんにちは、マジシャンのコンプレッサーです!

FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」、今週も元気にお届けします。

今回はですね、春ならではのお話からスタートです。

新入社員歓迎会でステージに上がってもらった新人さんとのやりとり、学童保育で出会った子どもたちとの忘れられない出来事。

そしてパワハラ時代だからこそマジシャンが大切にしなきゃいけない「配慮」について——。

――え、マジシャンにも「配慮」っているの?

はい、いるんです。むしろ今の時代、ここがプロかどうかの分かれ道だなぁと、あらためて感じたわけでして。

18年間プロマジシャンとしてやってきた中で掴んだ、ちょっとしたノウハウもこっそりお伝えしちゃいますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

新入社員歓迎会のステージで女性社員と富山マジシャンが笑顔で向き合うチビキャラ風イラスト

今週の放送内容をざっくり総まとめ!

  • 春の公園で見た、子どもたちが走り回る姿の新鮮さ
  • 新入社員歓迎会で使う「2歩ずつ誘導」のステージ術
  • パワハラ時代にマジシャンが考えるステージ上の配慮
  • 学童保育で出会った2人の子——ズボン反対と輪ゴムの奇跡
  • 「芸は人なり」——起こるすべてを力に変える

新入社員歓迎会の裏側、そして学童保育でちょっと心がモヤッとした瞬間も正直にお話しています。

春の公園で、子どもたちが走り回る姿に感動したお話

収録日、FMとやまさんのスタジオの前に大きな公園があるんですけどね。

いつもより多くの子どもたちが外で遊んでいて、ほんと5、60人はいたんじゃないかなっていうくらい。

――ああ、こういう光景、最近見てなかったなぁ。

なんとなく最近の子どもたちって、ベンチに座ってゲームしてるイメージがあったんですけど、文字通り走り回っていましてね。

わたしが子どもの頃は、近所の公園に集まってみんなで遊ぶなんて当たり前だったのに、今じゃ普通じゃなくなっちゃった。

パッと思い出したのが「缶蹴り」。

今の子どもたちって、缶蹴りって聞いて意味わかるんですかね。

そもそも缶を手に入れることも、ちょっと難しいんじゃないかっていう時代になってきました。

わたし自身もウォーキングを続けていて、終わったあとに身体だけじゃなく「心」までスッキリしているのがわかるんです。

自然と触れ合うって、大事だなぁ。

春の公園で子どもたちが走り回る様子を見守る富山マジシャンのチビキャラ風イラスト

新入社員歓迎会で使う「2歩ずつ誘導」のステージ術

春のお仕事の定番、新入社員歓迎会のマジックショー。

今年もいろんな企業さんから声をかけていただき、何件か行かせていただいております。

ステージでマジックショーをして、そのあとテーブルマジック、という流れが定番ですね。

ただね、ステージ上から見ていても、誰が新入社員で誰がそうじゃないかなんて、パッと見てわからないですね。

お客様をステージに上げるのって、実は簡単ではないんです。

いきなり「ステージに来てください」なんて言っちゃダメ。

これ、結構抵抗されます。

一人が抵抗すると、次々断られるという展開になることが多く、そうなると、変な間が生まれて、ショーの展開がおかしくなるのね。

そんなときに使う、一つのテクニックが「少しずつ誘導作戦」なのです。

こちらからさりげなく客席に降りていって、こんにちは、お名前は?なんてお声かけするんです。

じゃあちょっと、その場で立っていただけますか?

大丈夫、安心してください、立つだけですから——。

こう言うと、すっと立っていただけるんですよね。

そこから「恐れ入りますが2歩だけ前に出ていただけませんか?」。

2歩なら、前に出てくれるんです。

あと2歩、もう5歩——って繰り返していくと、気づいたときにはステージに上がっているという(笑)

こないだもそうやって上がってもらった方が、まさかの新入社員さんでして。

いやあ、ドキドキしますよね。新入社員なのに、歓迎会で突然ステージに上げられるという。

わたしの中も半分半分の気持ちなんです。

半分は「絶対楽しんだ方がいいよ!」

ここで一生懸命、皆さんのために楽しんだら、ウェルカムなメッセージがどんどん届いて一気に親睦が深まりますからね。

もう半分は「ごめんね、上げちゃった」です(笑)

うちの子どもたちも同年代がいますから、気持ちはよくわかります。

ついこの間まで学生だった子が、いきなりみんなの前で喋れって言われたら、そりゃあ固まっちゃいますよ。

その日ステージに上がってくれたのは女性の新入社員さん。

お話を聞きながら進めさせていただいたら、本当に素晴らしい対応で、最後はいい空気で終わることができました。

歓迎会の余興にお困りの方は、こちらの過去記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

歓迎会で盛り上がる余興や出し物の選び方と簡単おすすめゲーム

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新入社員歓迎会のステージでマジシャンが新入社員に温かく手のひらで誘導するチビキャラ風イラスト

パワハラ時代にマジシャンが考えるステージ配慮のお話

ステージに上がってもらった瞬間、ふと打ち合わせで言われた言葉を思い出しました。

ある建設会社さんの新入社員歓迎会の打ち合わせでのこと。

総務の担当者さんが、こうおっしゃったんです。

――今、カラオケを1曲歌ってもらうのも、気をつけなきゃいけない部分があるんですよ。

なんとなく楽しい空気だったとしても、それがあとでパワハラだと言われる可能性がある時代なんだと。

その時はね、「いえ、カラオケでそんなことありますか?」なんて言ってたんですけど、よくよく考えるとわたしたちマジシャンの仕事も、けっこう危うい部分があるわけですよ。

エンターテイメントですから、こちらは100%「楽しんでください」の気持ちで向かいます。

でも、ステージに上げられるお客様の気持ちをしっかり考えながら配慮しないといけない。

手伝ってもらい方によっては、ちょっと笑われるような立場になってもらう瞬間ってあるじゃないですか。

大道芸のピエロがわざと足蹴りするような演出、あれも全部「パワハラ」なんて言われたら、芸人としてはやりにくい時代ですよね。

――だからステージに上がってもらうたび、大丈夫かな?配慮ある言葉を選んでるかな?と考えながらマジックしているわけでして。

でもね、これを「窮屈だなぁ」とは思わないんです。

お客様の気持ちに立って、気持ちのいい笑いにつながる形を作るのは、むしろマジシャンとして当たり前のこと。

ただ、会社の幹事さんは本当に大変な世の中だなぁと思いますね。

学童保育で出会った2人の子——ズボン反対と輪ゴムの奇跡

この季節は学童保育さんのお仕事も多いんです。

4月の頭に行ってきた学童保育さんは、ちょうど1年生が入ってきたばかりの日でした。

先生方も非常に気を遣っているタイミングで、「大変なんですよ」というお話を聞きながら、マジックショーをスタート。

わたしは保育園さんでもマジックショーよくやらせていただいているので、小さい子が相手でもまったく問題ないんですけども、初めての環境でどうしても緊張している空気は感じるもの。

ズボン反対の男の子と「可愛いデザインのズボンですね」

ステージに1年生の男の子に上がってもらって、ティッシュペーパーを使ったマジックを一緒にやっていたときのこと。

ティッシュをポケットに入れるシーンで、その子のズボンが——。

前後が反対だったんです。

見た瞬間、「あっ」と思いましてね。

これ、小さい子とはいえ、友達の前で「ズボン反対に履いてる」って言われたら、めちゃくちゃ恥ずかしいじゃないですか。

思わず出たのが、こんな一言。

――「可愛いデザインのズボンですね!」

ほかの子どもたちに「わーっ」って笑われないように、「みんな笑うじゃないよ、そんなこともあるんだから」と話を進めていきました。

お子さんも楽しんでくれて、ほかの子からの突っ込みもなく、すっと次のシーンへ。

ああ、よかったなぁと思いながら、マジックを続けたわけです。

学童保育で小さな男の子に優しく寄り添うマジシャンのステージ配慮を描いたチビキャラ風イラスト

輪ゴムマジックと「指」との奇跡

そのあとは、子どもたち全員に輪ゴムを配って一緒に楽しむマジックのコーナー。

この指にかけて、こっちの指にかけて、こんな風にするんだよ——と説明しながら、客席を回っていたんです。

ある子のところに行ったら、一生懸命やろうとしているのに、できない。

よくよく見てみると、指にちょっと不都合があるお子さんでした。

正直、わたしのなかで動揺しちゃいましてね。

こんなお子さんがいるなら、このマジックはもしかして配慮に欠けたんじゃないか……?

でも、後戻りはできない。

手取り足取り、「この指はこっちにかけて、輪ゴムをこうやるんだよ」と、一緒に手を握りながらやってみたんです。

そしたら——できたんです。

その子がものすごく嬉しそうな顔をしてくれて。

ライブマジックだからこそ起こる瞬間ってありますけど、あの誇らしげな顔は忘れられないですね。

最終的にはみんなニコニコと笑顔で、楽しい写真も撮らせていただいて終わりました。

学童保育で輪ゴムマジックを成功させた男の子と富山マジシャンが笑顔になるチビキャラ風イラスト

学童保育でのマジックショーの様子は、こちらの記事でも詳しくお話しています。

https://comp-office.com/magic-show/toyama-gakudo-hoiku-magic-show-2026/

芸は人なり——起こるすべてを力に変える

ショーが終わったあと、自分なりにいろんなことを考えて、少しモヤモヤしていました。

あの対応で本当によかったのかな、もっとうまくできたんじゃないかな、と。

そうしたら、ちょっと嬉しい出来事がありまして。

ズボンが反対だった男の子のお母さんが、その場に来ていたんです。

こうおっしゃってくださいました。

――「コンプレッサーさんとしては普通の対応だったのかもしれませんけど、親としては非常にうれしかったです。ありがとうございました」。

お母さんのその言葉で、モヤッとしていた気持ちが少し救われたんですよね。

毎回、本当にいろんなことが起こります。

でも、だからこそライブマジック。

参加してくださった皆さんに「モヤッとした気持ち」を感じてほしくない——ここはマジシャンとして絶対にブレたくないところです。

新しいことに挑戦している方もいっぱいらっしゃるこの4月。

わたしみたいに普段通りのマジックショーをやっていても、その時その時で全然違ったエピソードが起こる。

これがやっぱり面白いし、マジシャンやっててやめられない理由なんですよね。

だからこそ「芸は人なり」。

いろんな出来事が起こったとき、どんな対応ができる自分であるか——ここが本当に大事。

人間を磨くこと、ここに尽きるなぁとあらためて感じている今日この頃です。

学童保育でのマジックショーの料金や内容が気になる方は、こちらの2026年版ガイドもどうぞ。

学童保育のイベントにマジックショーを呼ぶには?料金・内容・予約方法まとめ【2026年版】

「夏休みに子どもたちが喜ぶイベントを企画したい」「学童保育の行事でマジックショーを呼んでみたいけど、料金ってどれくらい?」「そもそも、どうやって依頼すればいい…

18年プロマジシャンが芸は人なりを体現して鏡の前で自分と向き合うチビキャラ風イラスト

FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」とは?

タイトル:マジシャン コンプレッサーのしゃべっちゃお

番組ディレクター:虎平太

15分一本勝負のフリートーク番組「コンプレッサーのしゃべっちゃお」!

わたしの勝手気ままなトークで、日常・仕事・家族のエピソードをお届けしています!

放送時間:FMとやま 82.7 毎週日曜日 朝9時30分~

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