Claude CodeとCodexを両方使う3つの理由|AIエージェント時代の仕事術

こんにちは!マジシャンのコンプレッサーです!

AIチャットだけで終わるのは、やっぱりもったいない。これから大切になるのは、AIに答えを聞くだけでなく、ファイルを読み、道具を動かし、仕事の完了まで任せることです。その入口としておすすめしたいのが、Claude CodeとOpenAI Codexの両方を使う方法です。

「結局、Claude CodeとCodexはどちらを使えばいいんですか?」

AIのお話をする中で、よく聞かれる質問です。

答えは、両方です。

どちらか一方に決める必要はありません。普段はその日の仕事と相性がいいほうを使い、大切な作業では2つのAIエージェントに意見を交わしてもらう。この使い方が、いま一番しっくりきています。

「AI Chat is Dead」は、チャットが不要という意味ではない

2026年6月、「Chat is dead」という強い言葉が話題になりました。Financial Timesの報道を紹介したTechCrunchによると、OpenAIの上級社員が語った言葉とされています。

これはOpenAIの公式スローガンではなく、匿名の社員による発言として報じられたものです。なので、「明日からチャットがなくなる」と受け取るのは少し違います。

https://techcrunch.com/2026/06/07/openai-is-still-working-on-that-super-app/

この言葉が示しているのは、AI活用の中心が「質問に答えるチャット」から「仕事を進めるエージェント」へ移り始めている、という大きな流れです。

OpenAI自身も、チャットボットのやり取りは短く完結することが多い一方、AIエージェントは道具を使い、環境に働きかけながら、数分から数時間かけて仕事を進められると説明しています。

さらにOpenAIの2026年6月の報告では、同年5月、調査対象となったCodexの個人利用者の70.2%が、人間なら1時間を超えると推定される仕事を少なくとも一度依頼していました。AIに一問一答を求めるだけではなく、まとまった仕事を委ねる人が増えているのです。

https://openai.com/index/how-agents-are-transforming-work/

チャットが悪いわけではありません。壁打ち、文章の言い換え、アイデア出しには、今もチャットが便利です。

ただし、答えをもらったあとに、コピーして、別のアプリを開いて、入力して、保存して、関係者へ送る。その作業を全部人間が続けていたら、AIの力をまだ半分しか使っていないのかもしれません。

AIチャットとAIエージェントの境界線はどこにある?

境界線は、「答えるか、完了まで動くか」です。

たとえば、出演依頼のメールが届いたとします。

AIチャットなら、「このメールへの返信文を書いて」とお願いすれば、きれいな文章を返してくれます。そのあと、日程をカレンダーで確認し、台帳を開き、案件を記録し、返信文をメールへ貼り付けるのは人間です。

AIエージェントなら、仕事の流れそのものを任せられます。

AIチャットAIエージェント
質問に答える必要な情報を探す
文章を作るファイルやアプリを操作する
次の指示を待つ複数の工程を順番に進める
作業は人間が引き取る完了後に結果と確認点を報告する

コンプオフィスでは、出演依頼の原文を読み、日程、会場、出演時間、料金、人数、控室、音響、駐車や搬入条件を確認します。そのうえで、出演カレンダー、問い合わせ台帳、売上台帳を更新し、返信文まで準備する流れをAIエージェントに任せています。

もちろん、金額や外部への送信など、大切な判断は最後に人間が確認します。

AIに丸投げするのではなく、「調べる・そろえる・動かす」は任せ、「決める・責任を持つ」は人間が行う。この役割分担が、AIエージェントを安心して使うコツです。

AIチャットの回答を人が手作業で運ぶ左側と、AIエージェントがメール・カレンダー・表計算を自動でつなぐ右側を比較したチビキャラ風イラスト

Claude CodeとCodexのどちらを使えばいい?

Claude CodeとCodexは、どちらも使うのがおすすめです。

Claude Codeは、Anthropicが提供するAIエージェントです。コードやファイルを読み、複数ファイルを変更し、テストまで動かせる仕組みとして紹介されています。

https://www.anthropic.com/product/claude-code

CodexはOpenAIのAIエージェントです。コードを書く用途から始まりましたが、いまは調査、データ分析、レポート作成、業務自動化など、幅広い仕事へ広がっています。複数のエージェントを並行して動かせるのも、大きな魅力です。

https://openai.com/index/introducing-the-codex-app/

どちらも優秀ですが、同じ依頼をしても、考え方や得意な進め方は少し違います。Claude Codeのほうが話の流れをつかんでスムーズに進む日もあれば、Codexのほうが細かい検証や整理で頼もしい日もあります。

そして、AIエージェントも道具です。更新の直後や、接続するサービスとの相性などで、いつも通りに進まないこともあります。

片方だけに仕事を集めていると、調子が悪い日に全部が止まります。2つ使えるようにしておけば、「今日はClaude Codeで進めよう」「この作業はCodexへ渡そう」と切り替えられる。

これは単なる予備ではありません。大切な仕事を一つのAIだけに依存しないための、実務的な備えでもあります。

Claude CodeとCodexの2つのAIエージェントが設計図を相互レビューし、人間が最後に確認する流れを描いたチビキャラ風イラスト

Claude CodeとCodexを両方使う3つの理由

Claude CodeとCodexを併用する理由は、3つあります。

  1. 片方がうまく動かないときに、もう片方へ切り替えられる
  2. 同じ仕事を別の視点で確認できる
  3. 2つを連携させると、重要な作業の精度を高められる

一番おすすめしたいのは、3つ目です。

重要な仕組みを作るときや、間違えると影響が大きい作業では、Claude Codeにこう伝えます。

「Codexにも相談しながら進めて。反対意見や見落としがないか確認してから仕上げて」

すると、最初の案をそのまま採用せず、もう一方のAIエージェントへ意見を求め、指摘を持ち帰り、設計や文章を練り直してくれます。

人間の会議でも、一人で考え続けるより、別の角度から質問してもらったほうが考えは深まります。AIエージェント同士でも同じです。

ただし、2つ使えば必ず正しいという意味ではありません。2つのAIが同じ勘違いをすることもあります。元のメール、契約書、数字、カレンダーなど、正しい資料へ戻って確認する仕組みは欠かせません。

役割としては、次の分け方が扱いやすいです。

  • 1つ目のAIエージェントが、調査して案を作る
  • 2つ目のAIエージェントが、抜けや危険を探す
  • 1つ目が指摘を反映して、テストする
  • 最後に人間が確認して、外部への送信や公開を決める

AIを増やす目的は、派手に見せることではありません。考える角度を増やし、見落としを減らすことです。

実際の仕事でAIエージェントをどう使っているのか

「AIエージェントって、結局プログラマーのものでしょう?」と思われるかもしれません。

実際には、コンプオフィスで任せている仕事の多くは、マジシャン事務所の日常業務です。

出演予定と売上を一つの流れで管理する

以前は、出演依頼が来るたびに、メール、Googleカレンダー、売上台帳、メンバーへの連絡を行き来していました。情報が変われば、それぞれ直さなければなりません。

現在は、AIエージェントが原文を確認し、必要な情報を拾い、関係する記録へ反映します。出演カレンダーを4人のメンバーがスマートフォンで確認できるWebアプリも、AIエージェントと一緒に作りました。

https://comp-office.com/ai/ai-performance-calendar/

声で話した内容をブログとSNSへつなぐ

ウォーキング中にレコーダーへ話した内容を、文字起こしし、ブログに整え、画像を準備し、Facebook、Instagram、X向けに作り分ける仕組みも動いています。

この流れは5工程ありますが、人間が行うのは、話すことと最後に確認することの2つです。発信の芯になる気づきや感情は人間から出し、変換と配信準備をAIエージェントへ任せています。

https://comp-office.com/ai/voice-to-blog-sns-auto-posting/

WordPressの16工程を、ひと言で動かす

ブログを書いたあと、WordPressへ貼り付け、画像を登録し、ALTテキストを入れ、SEO設定を行う。以前は数えると16工程ありました。

そこでClaude Codeと一緒に、記事ファイルからWordPressの下書きまでをつなぐ仕組みを作りました。記事、画像、カテゴリ、タグ、SEO設定を読み取り、人間が確認してから投稿準備まで進めます。

https://comp-office.com/ai/vscode-claude-code-wordpress-auto-publish/

経理、請求書、給与明細も「同じ流れ」で考える

レシートの整理、売上台帳の確認、請求書づくり、給与明細の集計も、考え方は同じです。

AIチャットに「計算して」と聞くだけではなく、元の記録を読み、ルールに沿って計算し、決められた形式へ書き込み、最後に数字を照合するところまでを一つの流れにします。

AIエージェントを使い始めると、仕事を見る目が変わります。

「この文章を作って」ではなく、「この仕事は、どこから始まり、どこまで終われば完了なのか」と考えるようになるのです。

出演カレンダー・売上台帳・経理・ブログ発信をAIエージェントが支え、人間が最終確認するマジシャン事務所のチビキャラ風イラスト

AIエージェントを始めるなら、最初に何を任せる?

最初は、毎週または毎月くり返している小さな仕事を一つ選ぶのがおすすめです。

いきなり会社の全部を任せる必要はありません。

たとえば、次のような仕事です。

  • 会議の音声を文字起こしして、決定事項とTODOをまとめる
  • 毎月同じ形式で作る報告書を準備する
  • 問い合わせ内容を台帳へ整理する
  • ブログ記事からSNS用の文章を作る
  • 複数のファイルを確認し、数字の違いを報告する

選ぶ基準は、「面倒だけれど、手順を説明できる仕事」です。

まず1工程を任せる。うまく動いたら、次の工程をつなぐ。

最後に確認の仕組みを入れる。この積み重ねで、AIチャットがAIエージェントへ育っていきます。

AIエージェントに必要なのは、難しいプログラミング知識だけではありません。「この仕事は何のためにあり、何を確認し、どの状態になれば完了なのか」を言葉にする力です。

よくある質問

Claude CodeとCodexは、どちらが初心者向きですか?

最初は触ってみてしっくりくるほうで構いません。大切なのは優劣を決めることより、小さな仕事を一つ完了させ、慣れたらもう一方も使えるようにすることです。

Claude CodeとCodexは、プログラミング以外にも使えますか?

使えます。ファイル整理、文章作成、調査、データ分析、表計算、議事録、業務フローの自動化など、パソコン上の幅広い仕事に活用できます。

2つのAIエージェントを使えば、間違いはなくなりますか?

間違いはなくなりません。相互レビューで見落としを減らせますが、金額、契約、外部送信、公開などは、元資料と照合して人間が最終確認する必要があります。

AIエージェントに仕事を任せるのは危険ではありませんか?

権限と確認手順を決めれば、危険を抑えながら使えます。最初は読み取りと下書きまでに限定し、削除、送信、公開、支払いなどは人間の承認後に進めるのが安心です。

まとめ|AIチャットの次へ進む境界線を越えよう

「Chat is dead」という言葉は刺激的ですが、チャットが無価値になるという話ではありません。

大切なのは、AIとの会話を入口にして、その先の仕事までつなげられるかどうかです。

質問して終わるのか。調べ、作り、確認し、完了まで進めてもらうのか。

ここには、大きな境界線があります。

Claude CodeとCodexのどちらを選ぶかで悩んでいるなら、まず片方を触ってみてください。そして慣れてきたら、両方を使う。重要な仕事では、互いに相談させ、最後は人間が判断する。

AIは人間の代わりではなく、働く力を広げる相棒です。道具を活用しているのは人間。人間を磨くほど、道具の活かし方も深くなっていきます。

AIチャットだけで終わるのは、やっぱりもったいない。

さぁ、AIエージェントと一緒に、仕事を一つ終わらせてみましょう!

AI活用のご相談・講演のご依頼

株式会社コンプオフィスでは、富山県を拠点に、経営者向けのAI講演と業務改善のご相談を承っています。

マジシャン事務所で実際に動かしている、出演管理、経理、情報発信の仕組みをもとにお話しします。難しい用語の説明だけで終わらず、「明日から何を任せるか」まで一緒に整理します。

https://comp-office.com/ai/ai-lecture/

この記事を書いた人

マジシャン・コンプレッサー。プロマジシャンとして活動しながら、出演管理、経理、情報発信など、事務所の日常業務へAIエージェントを取り入れています。Claude CodeとCodexを併用し、AI講演や業務改善の支援にも取り組んでいます。

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