高岡シュタイナー学童保育のマジックタイム|毎月通って気づいた子どもの反応の奥深さ

月に一度おじゃましている、高岡シュタイナー学童保育さんでのマジックタイム。今回も約1時間、子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごしてきました。学童保育でマジックを1年以上続けてきて見えてきたのは、子どもたちの反応は一面だけでは分からない、ということです。笑い声が大きいから楽しい、静かだからつまらない——そう単純に決めつけられないのが、この仕事の面白いところなんですね。

月に一度の高岡シュタイナー学童保育でのマジックタイム

高岡シュタイナー学童保育さんには、毎月1回、定期的におじゃましています。トランプを使ったマジックを見てもらったり、輪ゴムのマジックを間近で楽しんでもらったり。ただ見せるだけでなく、子どもたち自身に手を動かしてやってもらう時間も大切にしています。

なんだか不思議なんですよね。同じ場所へ月に一度通っているわけですが、その時によって流れる空気が全然違うんです。

新1年生が加わって、また一段とにぎやかになった日の様子はこちらの記事にまとめています。

https://comp-office.com/magic-show/takaoka-steiner-gakudo-monthly-magic-202605/

こうして毎月通わせていただけるのは、本当にありがたいことです。1年以上続けてくると、少しずつ経験値のようなものが溜まってくる感覚があります。

高岡シュタイナー学童保育のマジックタイムでトランプを広げて子どもたちに見せるマジシャン・コンプレッサー

行くたびに空気が変わるのはなぜ?

理由はシンプルで、その日によって子どもたちの集中力が全然違うからです。まったく集中できない日もあれば、驚くほど集中力が高い日もある。同じメンバーでも、日によってこれだけ変わるのかと毎回おどろかされます。

だからこそ、どんな状態であっても子どもたちの集中力をどう高め、楽しんでもらうか——そこがすごく大事だなぁと思います。

ただ、子どもたちを一律にひとまとめで見てしまうと、これはうまくいかないんですね。やっぱり一人ひとりに特性があるからです。にぎやかに前へ出てくる子もいれば、後ろでじっくり見ている子もいる。その違いを感じ取りながら進めていくのが、月に一度通うからこそできることかなと思います。

高岡シュタイナー学童保育でカードマジックにじっと見入る子どもたちの様子

別の日にのぞいた、体を動かす子どもたちの姿

先日、たまたま別の用事があって、この学童の子どもたちの様子を見るタイミングがありました。ちょうどその時間は、体を動かすことをテーマにした講師の方が来られていました。

横から見ていると、子どもたちがものすごく元気に走り回って、楽しそうにしている。ああ、やっぱり子どもって、机に座ってただお勉強しましょうというよりも、のびのび体を動かすことのほうが、本能的に楽しいんだろうなぁと感じました。

ただ、本当のところは分からないんですよね。動いているから楽しそうに見えているだけなのか、本当に楽しくてやっているのか。こういうのは、一面だけでは見えてこない。思い込みで決めつけるのが一番怖いところだなと、いつも感じます。以前、そんな先入観の危うさをエッセイにも書いたことがあります。

https://comp-office.com/essay/2017-1/

高岡シュタイナー学童保育でマジックを見せて子どもたちと笑い合うマジシャン・コンプレッサー

笑い声が大きい=楽しんでいる、とは限らない

これはマジックショーもまったく同じです。みんなの笑い声がすごく大きかったから、本当に楽しんでもらえた——そう言い切れるかというと、実はそうじゃなかったりするんですね。

ひとくちに笑いといっても、その中身はさまざまです。

  • 心から驚いて、思わずこぼれる笑い
  • まわりにつられて起きる笑い
  • 気をつかって、仕方なく合わせてくれる笑い
  • 「なんで!?」という戸惑いの笑い

逆に、反応がまったくなくてみんな静かだった、というのも、実はめちゃくちゃ驚いて静まりかえっていた、ということがあります。静けさ=つまらない、ではないんです。

本当に一面だけでは分からない。だからこそ面白い。その裏側をあれこれ想像しながら、どうすべきかを考えていくのがプロマジシャンという仕事なのだと思います。観客の心の中をどう読むかについては、以前こんなエッセイを書きました。

https://comp-office.com/essay/2022-6/

高岡シュタイナー学童保育で子どもにトランプを選んでもらう間近のカードマジック

毎回同じ日はないからこそ、芸は人

マジックの現場は、毎回同じ日がありません。だからこそライブ感が大事で、その場でとっさに出る言葉や、内側からわき出てくるものがものを言います。

用意した進行どおりにきっちりやることよりも、その日の空気を感じ取って、目の前の子どもたちに合わせて変えていく。それが月に一度の積み重ねで少しずつできるようになってきた気がします。

結局、最後は「芸は人」だよなぁ、というところに落ち着くんですよね。技そのものより、演じる人間の格や在り方が、そのまま場に出てしまう。長く続けるほど、その言葉の重みをしみじみ感じます。同じことを、こんなエッセイにも綴っています。

https://comp-office.com/essay/2020-1/

以前この学童で折り紙のマジックをやったときも、工作をきっかけに、ふだんは見えない子どもの意外な一面が見えてきたことがありました。

https://comp-office.com/magic-show/gakudo-hoiku-steiner-origami-magic-2026/

高岡シュタイナー学童保育で机を囲んでカードマジックに見入る子どもたちの輪

よくある質問

高岡シュタイナー学童保育のマジックタイムでは何をするの?

トランプや輪ゴムを使ったマジックを見てもらい、子どもたち自身にも手を動かして楽しんでもらう、約1時間の時間です。ただ見せるだけでなく、間近で不思議を感じてもらったり、実際に手を動かしてやってみたりできるように組み立てています。

学童保育にマジシャンを呼ぶといくらくらい?

内容や時間によって変わります。詳しくはお問い合わせいただければご案内しますが、学童保育向けの費用や依頼の流れはこちらの記事にまとめています。

https://comp-office.com/magic-show/gakudo-hoiku-magic-show-guide-2026/

何歳くらいの子どもが楽しめますか?

小さなお子さんから小学生まで、幅広く楽しんでもらえます。その日の年齢層や集中力に合わせて、見せ方や進め方をその場で調整していきます。

毎回同じマジックをするの?

いいえ、毎回同じにはなりません。その日の空気や子どもたちの様子に合わせて演目や進め方を変えるので、月に一度でも新鮮に楽しんでもらえます。

おわりに

同じ場所へ月に一度通っていても、毎回同じ日は一度もありません。子どもたちの反応は一面だけでは分からないからこそ、その裏側を想像し、どうすればもっと楽しんでもらえるかを考え続ける。その積み重ねが、マジシャンという仕事の面白さそのものだなぁと感じています。

高岡シュタイナー学童保育の皆さん、今月も大変お世話になり、ありがとうございました。また次回もどうぞよろしくお願いいたします。

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