AIとの付き合い方、任せるほど自分の記憶が曖昧になるのはなぜ?
皆さんこんにちは、マジシャンのコンプレッサーです!
FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」、今週もよろしくお付き合いください。
今回のテーマは「AIとの付き合い方」です。
きっかけは、朝のオンラインミーティングを危うくすっぽかしかけたという、なんとも情けない出来事。
そこから「AIに任せた予定って、どうして自分の記憶に残らないんだろう?」という疑問が生まれ、最後は娘のバレーボールやマジックの話にまでつながっていきました。
結論から言うと、わたしの今のところの答えはこうです。
AIは使われるのではなく、道具として、自分の拡張機能として上手に活用する。そのうえで、人間らしさや自分らしさは自分の手で磨き続ける。——そんなお話です。ぜひ最後まで読んでくださいね!

今週の放送内容をざっくり総まとめ!
今週のテーマは「AIとの付き合い方」。
朝6時からのオンラインミーティングを、資料も作らないまま危うく忘れかけたところからスタートです。
なぜ忘れたのか。その原因のひとつが、じつはAIにあるんじゃないかと気づきまして。
そこから、AIに任せた作業はなぜ記憶に残りにくいのか、人間とAIの境界線はどこにあるのか、という話へ。
さらに、娘のバレーボールや自分の中学時代の野球を思い出しながら、「勝ち癖」や「人間の熱」について考えていきました。
浅いようで、ちょっとだけ深い。
でも最後は明るく、「便利な時代だからこそ人間らしさを楽しもう」というところに着地します。

朝6時のミーティングを、危うくすっぽかしかけた話
その日も朝、目が覚めましてね。
「よし、今日も頑張るぞ」と、なるべくいい言葉を探して1日を始めるようにしているんです。
ところが「よし、今日も快適に行こう」と思った矢先、とんでもないことを忘れているのに気づきました。
起きたのが朝4時半ごろ。そして朝6時から、オンラインミーティングが1つ入っていたんです。
しかも、その資料を全部作らなきゃいけない立場だったのに、何もしていない。
「うわー」と血の気が引いて、そこからは朝からバタバタバタっとスタート。
すぐにパソコンに向かって一生懸命資料を作り、6時からミーティング、7時に終わって、それから朝食、子どもたちを学校に送って……となだれ込むように1日が始まりました。
やっぱり1日のスタートって大事ですよね。
「一年の計は元旦にあり、一日の計は朝にあり」なんて言葉もありますけど、朝を整えておくと、1日をゆっくりじっくり進められる。
そのありがたさを、あの朝は改めて痛感しました。
AIに任せた予定は、なぜ記憶に残らないのか?
さて、なんでそのミーティングを忘れていたのか。
理由ははっきりしていて、完全にカレンダーへの書き忘れなんです。
最近ちょいちょい、こういうことがありまして。
「お忙しいからでしょう」なんて言っていただくこともあるんですが、そんなことでは許されない。
これがもしマジックショーの予定だったらと思うと、ゾッとします。
じつは、この「抜ける」原因も自分なりに分かっていて。
ひとつは、AIのせいなんですよ。
……いや、「AIのせい」なんて言うと人のせいにしているみたいで、どうなんだという話ですけどね(笑)。
どういうことかというと、カレンダーへの入力を、自分の手でやっていないんです。
「AIエージェントを通じて、Googleカレンダーに入れておいてね」とお願いする。
すると、自分の手を動かして入力したときと違って、やったという記憶がすごく曖昧になるんですよね。

自分の手でやった作業と、お願いしてやってもらった作業。
この境界線が、頭の中でぼんやりしてしまう。
「もう入力されているはず」と思い込んでいるのに、自分でやっていないから、本当にやったかどうかが確かめられないんです。
これは危険だなと思うんですけど、この便利な流れそのものを止めることはできません。
じゃあ対策は、というと、結局のところ「お願いしたら、最後は自分でちゃんと確認する」しかない。
でもその確認だって、ある意味では時間のロスで、それならAIに任せた意味がなくなるじゃないか、という葛藤もあったりして。
機械化がどんどん進んで、人間がすることと、AIに任せることの境界線が、じわじわとAI側へ広がっていく。
この感覚は日々あって、「人間はこれからどうなっていくんだろう」なんて、常々考えているわけです。
AIとの付き合い方については、前回の放送でも「自分の感覚を研ぎ澄ます」という角度からお話ししています。
https://comp-office.com/radio/radio-rainy-season-expiration-date-senses/
娘のバレーボールで感じた、人間ならではの「熱」
そんなことを考えていると、やっぱり「人っていいなあ」と思う瞬間があって。
そのひとつが、子どもたちのスポーツなんです。
うちの中学3年生の娘が、バレーボールをやっていましてね。
社会人になったお姉ちゃんもやっていたので、その憧れもあったのかもしれません。
今の中学校の部活動は、わたしたちが子どもの頃とは全然違って、かける時間も、目指すところも変わってきています。
娘は「もっとやりたい」というので、いろんな学校のメンバーが集まるクラブチームにも入っていました。
見ていて嬉しかったのは、試合が残りわずかというタイミングで、スイッチがぐっと入るのが分かったこと。
クラブチームだから、いろんな学校の子が集まっている。
「このメンバーでやれる試合は、もうあと少しなんだ」——その感覚が、熱を生むんでしょうね。

そして熱が上がってくると、不思議と勝ち始めるんですよ。
勝つと、余計にスイッチが入る。
これ、ちょうど収録の頃にテレビでやっていたサッカーやバレーボールを見ていても同じでした。
そんなに関心なく見ていたはずなのに、勝ち進むのを見ると、こっちが燃えてきて「次も応援したい」となる。
逆に、めちゃくちゃな負け方が続いていたら、だんだんテレビから足が遠のいてしまう気がしませんか。
こういう部分こそ、AIの世界とは違う、人間のもろに感情で動くところじゃないですか。
だから見ていて、「ああ、熱くていいなあ」と思うんですよね。
弱小野球部だったわたしが思い出した「勝ち癖」
じつはわたし自身も、中学のとき野球をやっていまして。
娘のようにいろんな学校の集まりではなく、ひとつの学校の、幼馴染みみたいなメンバーでやっていました。
本当に弱小チームだったんですが、最後の試合が近づいてきた頃、後半なぜかちょっと勝ち始めて。
勝つと余計に面白くなって、「もっと勝ちたい」という感覚になった、あの日を思い出したんです。
「勝ち癖をつけましょう」
そういえば、中学の先生がそんな言葉を言っていたなあと。
これはどんなことにも通じる気がします。
「まあ、これでいいや」と適当にやって、そこそこの結果しか出ないと、「こんなもんか」で終わってしまう。
それが続くと、進化どころか、じわじわ退化していってしまう。
勝つためには頑張らなきゃいけないし、頑張らないと勝てない。
そして勝ったら、もっと勝ちたくなる。
この良い循環こそ、人間らしい熱の源なんだろうなと思います。
マジックショーも自分との戦い|AI時代に磨きたい人間らしさ
この「勝ち癖」の話、じつはマジックショーにもそのまま当てはまるんです。
マジックの世界は勝ち負けじゃありません。
でも、受けたか受けなかったか。本当に楽しんでもらえたのか。
あの笑い声は、心から楽しい笑い声だったんだろうか。
そういうことを、いつも問い続けているんですよね。
「前回のあれより、もっとこうなりたい」。
これはある意味、自分との戦いなんだと思います。
舞台に立つ人間の感覚って、明確な点数や記録では測れないけれど、アスリートにちょっと似ているのかもしれません。

そしてこの感覚は、AIがどれだけ発達して、仕事がスピーディーになっても、いちばん大事なところだと思うんです。
AIはこれからもどんどん進化していくでしょう。
人間に残された部分はどこになるのか。
YouTubeを見ても、いろんな考え方があって、正直まだ答えは分かりません。
でも、地球に生まれた1人の人間として、とことん楽しみたい。
より幸せになりたい、という気持ちがあるのなら、AIには使われるんじゃなくて、うまく活用したい。
自分の拡張機能のひとつとして使いながら、自分のやれることを目一杯やっていきたいんです。
スポーツだって、すごいマシンを使えれば強くなれる。
でも、弱い部分もある人間同士が一生懸命に磨き合って戦うからこそ、そこに面白さがある。
マジシャンという仕事も、まさにそこで、「昨日より面白い自分になりたい」という思いひとつでやっていく。
AIが出てきたからこそ、余計に人間らしさや自分らしさを考えさせてもらえる、いいきっかけになっているのかもしれません。
じつは今度、AIについてのセミナーで講師をしてほしいという依頼をいただきまして。
あれこれ考えているうちに、こんな「人間らしさ」の話にたどり着いた、というわけなんです。
先日、高岡市倫理法人会でお話しさせていただいたAI活用セミナーの様子も、こちらにまとめています。
https://comp-office.com/lecture/takaoka-rinri-ai-seminar-report-202606/
AIとの付き合い方についてよくある質問
Q. AIに作業を任せると、なぜ記憶に残りにくいのですか?
自分の手を動かして入力した作業は「やった」という実感が残りますが、AIにお願いした作業は、自分で手を動かしていないぶん、やったかどうかの記憶が曖昧になりがちです。だからこそ、任せたあとに自分で最終確認するひと手間が大切になります。
Q. AIとの付き合い方で、コンプレッサーが大事にしていることは?
AIに使われるのではなく、道具・自分の拡張機能として活用することです。効率化はどんどん任せつつ、人の感情や熱、現場の空気を読む力といった人間らしい部分は、自分の手で磨き続けるようにしています。
Q. マジシャンの仕事にAIはどう関係していますか?
資料づくりや問い合わせ対応など、事務的な部分ではAIにずいぶん助けてもらっています。一方で、お客さんの反応を見て一手を変える判断や、「昨日より面白い自分になりたい」という気持ちは、AIには代われない人間らしさの部分だと考えています。
便利な道具は、やっぱり使ったほうがいい
最後にひとつ、ご報告を。
夏のイベント出演のご依頼を承っております。
マジシャン・コンプレッサーのホームページから、お問い合わせいただけます。
最近は、LINEでのお問い合わせもできるようにしました。
考えてみると、メールフォームよりLINEのほうが気軽ですもんね。
「LINEでの問い合わせ、どうやってできるようにするんだろう」とAIエージェントにお願いしたら、「私のほうで全部やりますよ」と言ってくれて。
全部設定を任せたら、ホームページにちゃんと立ち上がっていました。
本当にすごい世の中です。
こういう便利なものは、やっぱり使ったほうがいいんだろうなと思います。
上手に付き合いながら、人間らしさは人間らしさで、しっかり楽しんでいきたいですね。
それではまた来週、お会いしましょう。
お相手はマジシャンのコンプレッサーでした。
FMとやま「コンプレッサーのしゃべっちゃお」とは?
タイトル:マジシャン コンプレッサーのしゃべっちゃお
番組ディレクター:虎平太
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