「もっと明るく」高岡市倫理法人会モーニングセミナー講話レポート|心が明朗であればそれでいい
おはようございます!マジシャン・コンプレッサーこと、株式会社コンプオフィス代表でございます☆
2026年5月13日(水)、地元・高岡市倫理法人会のモーニングセミナーで、富山県倫理法人会の幹事長として「もっと明るく」をテーマに講話を担当させていただきました!
「もっと明るく」って、なんだか抽象的に聞こえるかもしれません。でもこの言葉、実はマジシャン・コンプレッサーがコロナ時代に倫理指導で授かった、いまでも人生の指針になっている一言なんです。今日はその35分間の講話の中身を、現場の温度そのまま、ぎゅっと圧縮せずにお届けしていきますね。

5月13日、母校のような高岡で「もっと明るく」を語ってきました
富山県倫理法人会の幹事長を拝命してから、県内のさまざまな単会で講話の機会をいただいてきました。けれど高岡で話すというのは、やっぱり格別なんですよね。コロナ時代に一緒に踏ん張ってくれた仲間たちが、いまも目の前に座ってくださっている。その顔ぶれを見渡しているうちに、用意していた話の順番がいい意味で吹き飛んで、自然と言葉が出てくる感覚になりました。
今回のテーマは「もっと明るく」。マジシャン・コンプレッサーが「もっと明るく」という言葉に救われた、まったく個人的なエピソードを、ぎゅっと詰め込んでお伝えする35分(笑)
倫理法人会の歌、朝の挨拶。続いて松崎会長の開会あいさつ、松本光司氏(ISD Office 代表)の会員スピーチを経て、講話の35分間がスタートしました。会場の前から後ろまで、明朗で前向きな表情が並んでいる。マイクを通して語りかけるというよりは、仲間たちとコミュニケーションをとっているような気持ちで話し始めました。


コロナ時代に倫理指導でいただいたたった一言「もっと明るく」
「もっと明るく」をどこで授かったか。それは、高岡市倫理法人会の会長をしていた、ちょうどコロナ禍に突入した時期でした。皆さんから「コロナ会長」と呼ばれていた、忘れがたい3年間です。当時のマジシャン・コンプレッサーには、年間700件ほどのオファーをいただいていました。それがコロナで、ラジオとテレビ以外のお仕事はほぼゼロに。妻と二人で「家を売らなきゃいけないかもしれん、マジシャンも辞めなきゃいけないかもしれん、自己破産も覚悟しようね」と話していた、そんな時期でした。
そのタイミングで、初めて倫理指導を受けてみたんです。倫理指導というのは、倫理を深く学ばれた大先輩から、何度でも、しかも無料でアドバイスをいただける、倫理法人会ならではの仕組みです。会長なのに倫理指導を知らないというのも具合が悪いなと思って、思い切ってお願いしました。
そこでいただいた言葉が、たった一言。「あなた、暗いよ。高岡も暗いよ。もっと明るく、もっともっと明るく」。コンサルだから、もっと色々な角度から分析して、戦略めいたアドバイスをくださるのかなと身構えていたのに、本当にそれだけ。最初は「えっ、そんなことだけ……?」と拍子抜けしました。
でも、この一言を信じてやってみたら、その後、想像もしなかった出来事に次々と出会うことになったんです。あの倫理指導の場面を思い出すたびに、いま思うのは、「シンプルな言葉ほど深い」ということ。情報量で人を変えるんじゃなくて、一点に絞った言葉で、相手の生き方の核を揺らす。倫理指導という仕組みのすごさを、ぐっと感じた瞬間でもありました。
会長の役目は会の活性化です。でもね、会のためにやっているだけかと言われると、もちろんそうなんですけれども、会を発展させることはイコール、自身の仕事を発展させること。ここが非常に面白くリンクしていて、終わってみるとすごく感じるところなんです。会の役を一生懸命やるほど、事業にも追い風が吹いてくる。そのことを、コロナ会長の3年間で、肌で知ることになりました。

倫理法人会は怖い?過去のブログ▼
https://comp-office.com/magic-show/blog-3613/
Zoom越しに伝わってきた仲間の明るさと、「とにかく明るい高岡市倫理法人会」
仕事はゼロ、会員数もどんどん減って、高岡市倫理法人会は一時70社台まで落ち込みました。それでも、当時の松崎専任幹事(現会長)、西田専任幹事(現副幹事長)、松本事務長(現専任幹事)をはじめ、皆さんが本当に明るかったんです。「大丈夫かこの人たち」と思うくらいに(笑)
コロナ禍ですから、リアルでは会えません。Zoomでつないでも、画面越しに、信じられないくらい明るさが伝わってくる。マジシャン・コンプレッサーは正直なところ、家ではずっと塞ぎ込んでしまっていて、お酒が好きだから昼間からチビチビ飲んでしまうような日もあったんです。部屋の隅で、なんとなく時間を過ごしていました。
それが、Zoomの時間だけ、上半身だけ着替えるんですよね。下はそのままなのに、上だけパリッとシャツに替えて、あの時そうでしたよね(笑)オンラインでつながった瞬間にみんなの明るい顔を見て、ハッと姿勢が伸びる。そして「お疲れさまでした!」と切った瞬間、「よーし、絶対頑張ろう!!」とスイッチがガチッと入る、皆さんの明るさに救われる日々でした。
そこで、「とにかく明るい高岡市倫理法人会」というテーマを決めて、みんなで動き出したんです。何をやったかと言うと、まず明るくやろう、会議も明るくやろう、発信も明るくやろう、ぜーんぶ明るくやろう、と。ものすごくシンプル。当時、「明るくって何だろう?」というのが正直なところ分からなかったんですけど、それでもとにかく明るさを柱に据える、と決めました。
少しずつ時間が進むにつれて、感じてきたことがあります。「明るい」って、単に表情や声のトーンだけじゃないんですよね。やっぱり心の中まで明るくないと、どうしても表情も濁るし、Zoomを切った瞬間にプツッと電気が消えてしまう。それじゃ意味がないんです。24時間いつでも明るくあるためには、心の中から明るくならなきゃいけないんだなと、気づきました。
「じゃあ、どうやって心って明るくするんだろう?」と、最初は本当に分からずに。でも、いま振り返ってみて思うのは、「毎日毎日、明るくいようと思っている、それだけなんだな」ということ。だって、今日暗かったのに明日いきなり明るくなれるわけがないんですよね。物事って、0か100、白か黒で考えがちですが、本当はその間にグラデーションがあって、白寄りに少しずつ少しずつ積み上げていく、これがすごく大事だなと、いまになって思います。
不思議なことに、そう思って実践していたら、10数名だったモーニングセミナーの参加者が、当たり前のように30名規模になり、会員社数も70社台から100社台へ。とりたてて派手な戦略があったわけではなく、もちろん細かい部分は仲間と話し合い、発信もし、緻密に計画もしましたけれども、結局柱にあったのは「明るさ」、それだけだったんじゃないかなと、いまは思います。
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心が明朗であればそれでいい — 4月の朝食会で授かった一言
そしてもう一つ、いまずっと心の中にある言葉があります。先日、2026年4月に射水神社で開催された特別モーニングセミナーで、丸山理事長から授かったフレーズです。10月に開設予定の「高岡市中央準倫理法人会」の起爆剤として、富山県全体で取り組んだ特別開催でした。
理事長は40分間、本当に素晴らしい講話をされました。マジシャン・コンプレッサーもたくさんメモを取りました。にもかかわらず、不思議なことに、その時のメモも講話の内容も、いまはあまり残っていないんです。残っているのは、その後の朝食会でかけていただいた、ふっと漏れたような一言なんです。
「なんやかんや言って、心が明朗であればそれでいいんですよ」。
これがもう、ストンと腹に落ちました。倫理法人会に11年通って、毎週のようにモーニングセミナーに足を運び、万人幸福の栞を読み込み、いろんな先輩のお話を聞いてきた。そのすべてをひっくるめて、「心が明朗ならそれでいい」と言い切っていただける深さ。
11年と言いましたが、最初の頃は本当にいい加減で、役だけ受けてほとんど参加しない幽霊役員みたいなところから、突然、会長を拝命したんです。色んな方々の体験を聞き、胸の内で咀嚼し、万人幸福の栞を読み、色んなことを考える。それでも答えなんて出ない。そんな歩みの果てに、「心が明るければいいんですよ」というメッセージ。なんだか、すごく深いなと思いました。
それ以来、「なんやかや言って明るければいいんだから」と思えるようになって、すごく気が楽になったんです。気が楽になったぶん、もっと楽しくなってきた。倫理を学ぶことが、肩肘張った勉強ではなくて、毎日を機嫌よく過ごすための地続きの実践に見えてきた瞬間でした。

大好きが仕事になる流れ — AIアドバイザーというミラクル
「心が明朗であればそれでいい」を腹に落とした直後、まさにそれを体現するような出来事が起きました。ある会社の社長さんからメッセージをいただいたんです。「コンプレッサーさん、うちの会社とタイアップして、AIに関する事業をやってもらえませんか」と。
毎月決まった金額をお支払いするので、AIアドバイザーという肩書きで契約してほしい、と。マジシャンに対するオファーとしては、相当な異例ですよね。「えーー!」と声が出てしまいました(笑)
種を明かすと、マジシャン・コンプレッサーは2022年にChatGPT 3.5が出た頃から、AIにどっぷりハマっています。「うわー、これ面白い!」となって、いまも毎日のようにYouTubeで情報を仕入れて、いろんなツールを触りまくって、課金もしまくっている、もうそれが楽しくて仕方ない。
楽しくなりすぎて、1日1個のペースでアプリを作った時期もありました。
そういう姿を見てくださっていた企業さんから、最初は「AIに関する研修をやってほしい」とご依頼が舞い込みました。「マジシャンが研修?」というギャップが面白かったのか、すごく好評をいただいて、そのまま「毎月契約」というオファーに発展していったんです。
マジシャンの本業からすると、一見、意味のない仕事のように見えるかもしれません。でも、これは本当に意味があると思っています。全く違う業種で繋がりを持ってお仕事をすれば、いやでもそこの方々が「コンプレッサーさん、あのマジシャンの人ですよね」と知ってくださって、別ルートからマジックのお仕事にも返ってくる。この流れは、間違いなくこれから生まれてきます。
これこそが「心を明朗にしていればいい」ということなのか、と腑に落ちました。AIに向き合っている時間は、明朗そのもの。楽しくて仕方がない。その明朗な状態が、想像もしなかった仕事につながっていく。大好きが、勝手に仕事になっていく。これはミラクルとしか言いようがないですよね。
事務所ぜんぶをAIエージェントで管理しているお話は、こちらの記事にも書いています。▼
https://comp-office.com/ai/ide-ai-obsidian-office-management-claude-code-3/

マジシャン人生の三本柱「不思議」「笑い」「人間味」
ここで少し、マジシャン・コンプレッサーがどんなふうにマジックの道を歩んできたか、お話しさせてください。今年でプロマジシャンになって18年目です。それまではサラリーマンを17年間。高岡大和(大和百貨店)で、最初の半年は食品売り場、その後は販売促進部に配属されて、主に広告とイベントを担当していました。
販売促進部の中で特にイベント企画を任されていて、マジシャンの方をブッキングする仕事もありました。そこでマジックに出会ったんです。ステージで見た感動……というよりも、控え室で見たトランプマジックにすっかりハマってしまって。「うわーこれ、なんてすごいんだろう」と。子供の頃、男の子なら誰しも一度はマジックに憧れるじゃないですか。マジシャン・コンプレッサーもそうでした。
ただ、たいていの子供って、夢が砕ける瞬間があるんですよね。母に初めて買ってもらったマジック道具が、「テンヨー」というメーカーのコインに鉛筆を刺す仕掛けで、ワクワクしながら箱を開けて、見た瞬間に「ええーー!こんなんでできるん」とガッカリ。母に披露しても「うーん」と微妙な反応で、それが何回繰り返しても「うーん」(笑)。完全にバレていたんでしょうね。それからマジックとはずっと縁が切れていました。
ところが大人になってブッキングの現場でプロの手元を見たら、子供の頃の小さい憧れが、ぶわっと甦ってきたんです。これが、再びマジックと向き合うきっかけになりました。
サラリーマンとしてマジックの仕事も増えていく中で、課長昇進試験のタイミングが来ました。役を受けたら、もう大好きなマジックはできなくなる。一方でその頃には、休みのほとんどがマジックの仕事で埋まっていて、テレビのレギュラーまである、ちょっと変なサラリーマンだったんです。「人生1回きりだから、この世界でやってみよう」と腹を決めて、脱サラしました。
プロマジシャンになって、まず考えたのが「どんなマジックをやっていけばいいんだろう」ということ。出した答えは、「不思議なだけじゃダメだ」。基本的にマジック大好きなんですけれども、マジック自体が面白いものだとは、実はあまり思っていないんです。同業の方からは怒られるかもしれませんが、ドレスを着て音楽に合わせて踊りながら鳩を出して決めポーズされても、「で、それがどうかしたんですか?」と思ってしまうところがある。
素敵な劇場ならそれでいい。でも、それを敬老会の公民館でやってみてください。環境にあわない違和感・・・ですから、こうやって地方で活動するなら、どんな会場に行ってもその場に適応できるスタイルでなきゃいけない。不思議だけじゃなくて、おしゃべりもできて、その場に飛び込めるトークがある。お話をしながらマジックをする。そうすれば、子供からお年寄りまで、みんな楽しんでくださる。「おしゃべりマジックを極める!不思議と笑い、この2本立てでいくぜ!」と決めて、プロのスタートを切りました。
プロになってすぐ、富山出身のレジェンドマジシャン、ブラック嶋田先生のもとへご挨拶に伺いました。タバコの芸で世界的に有名な、いまも現役の大先輩です。「脱サラしてプロになることに決めました。どうしたらいいですか?」とお聞きしたら、ブラック嶋田先生はひと言、「コンプレッサーくん、笑ってりゃいいんだよ」。「ガッハッハッ」と。
「はあー?」と当時は思いました(笑)。でもね、いまは分かるんです。「心が明るければいいんだから、もう笑ってりゃいい」── まさにその通り。すべての教えがここに集約されていたんだなと、いまになってものすごく刺さる言葉になっています。
5年間ぐらいは、ありがたいことに仕事は順調でした。とんとん拍子に増えていって、「このまま伸びていくのかな」というぐらいの感覚。でも5年目に、ふっと成長が止まったような感覚に襲われたんです。とはいえ、その5年間も、楽な5年ではありませんでした。マジシャン・コンプレッサーは、実はものすごく緊張しいで、子供の頃から人前に立つのはきらいじゃないけど、苦手なんです。
サラリーマン時代、会議の場でも、顔が真っ赤になって、汗がダラダラ。そういうのを抱えながらマジックショーを続けていたので、終わった後はいつも「あぁ、今日もダメやった。なんであの瞬間あの言葉が出なかったんだろう、みたいな。毎回反省ばかり。一度も「うまくいった!」と満足をしたことがなかったと思います。そんな5年間でした。
そのタイミングで、立川志の輔師匠とお酒の席をご一緒する機会があって、ポツリといただいた言葉が「コンプレッサーくん、芸は人なんだよ」。落語の世界の教えで、「芸は人なり」というのがあるようです。落語の練習をどれだけしても、魅力的な落語にはならない。その人の人生のすべてが落語に出てくる、と。
「なるほど!」と。じゃあ、これをマジックの世界にどう入れればいいんだろう。「不思議」と「笑い」で組み立ててきたところに、もう一つ柱を加えよう、と決めました。「不思議」「笑い」「人間味」── これがマジシャン・コンプレッサーの公式になりました。
ただ、「人間味」って、磨きたいと思ってもどうすればいいか分からないんですよね。「人だよね」と言われても、どこから手を付ければいいのか見当もつかない。そのちょうどいいタイミングで、運命のように出会ったのが倫理法人会でした。
両親に会いに行く実践と、舞台上のコンプレッサーを変えた倫理体験
倫理法人会との出会いは、イベント業界の先輩、エーペックエンターテイメントの田辺社長からのお誘いがきっかけでした。いまは富山県倫理法人会の副会長を務められている方で、当時は「コンプレッサーさん、講演してもらえませんか」とお声がけくださって、「はい喜んで!」と二つ返事。ところが続けて「朝の6時から」と言われて、「あ、朝6時か……何の会なんですか?」となったわけです(笑)
「経営者が集まって勉強している会なんだよ。マジックでいいから来てよ」と本当にそう言ってくださって。だから一番最初の講話は、35分間ずっとマジックだけして帰ったんです。「これ、大丈夫なのか?」って感じですよね。
「この会は倫理を学ぶ」。倫理という言葉自体が、最初はピンときませんでした。宗教ですか?と聞きたくなるくらい。でも、一般社団法人 倫理研究所が運営する、れっきとした経営者の学びの団体なんです。教祖もいなければ、拝む神もない。お寺さんも神社の方も一緒に学んでいるという、本当に面白い場ですよね。
経営者的にも、マジシャン・コンプレッサーのような規模から、ビッグ企業の社長さんまで、ありとあらゆる立場の方々が並んで学んでいる。これが成り立つのはなぜか。みんな同じ「人間」だ、という1点に集約されているからなんです。
初講話のあと、田辺社長と黒田社長が我が家にいらっしゃって、「コンプレッサーさん、入会しませんか」と勧めてくださって。「イベント業界の先輩のお誘いだし、入ります」と即決でハンコを押しました。月1万円だけ、入会金もなし。入会金で何十万も言われたらさすがに渋りますが、月1万なら「はい、入ります」となるじゃないですか。
入ってすぐ気づいたことがあります。この会、来ていろんな話を聞くだけでは、簡単には変われない。ちゃんと変わるためには「実践」が必要なんですよね。しかも、とりたてた大ごとじゃなくて、小さな実践でいい。朝起きたら妻に「おはようございます」と言いましょう、靴を揃えましょう、車に「今日もよろしくお願いします」と挨拶しましょう。本当にそんな小さなことの積み重ね。
そして、実践は「続ける」ことに意味があります。コツコツ、コツコツ。やっていくうちに、ある日突然、大きな出来事に出会う。それを倫理法人会では「倫理体験」と呼びます。
マジシャン・コンプレッサーが最初に取り組んだ実践は、「毎週、両親に会いに行く」というものでした。モーニングセミナーが終わったら両親に会いに行く、という実践です。
実際に行ってみたら、最初は「どうしたの?」と驚かれ(笑)。「とりあえず、じゃあ」と居間に座って、お茶を飲んだだけ。コロナ前まで、10年近く続けたでしょうか。
最初はなんだか居心地の悪さを感じながらも、徐々に会話の内容が濃く、深くなっていく。もともと関係性が悪かったわけではなく、どちらかというと、仲良しな親子関係ではありました。
それでも当たり障りのない話が中心で、特別にマジックへのアドバイスをもらうわけでも、ステージの心得を教わるわけでもない。ところが、です。この実践が、ある日、マジシャン・コンプレッサーの芸の質を飛躍させ、仕事が雪崩のように入ってくる流れに変えてしまったんです。
そのきっかけは、県外での大きな仕事が1本入った時のこと。当時はまだプロ5年目、富山県内中心の活動でしたから、その仕事は飛び抜けて大きな案件だったんです。仲間や友人たちは、みんな喜んでくれました。「コンプレッサーいいね!」「これで全国レベルで活躍できるよ!」「富山を飛び越えるね」と、ショーの成功を願って送り出してくれる。その中で、母だけが、たった一言だけ、こう言ったんです。
「車の運転、気をつけてね」。
いまでもこの言葉、思い出すたびにジーンとくるんです。「はーい、わかりました」と返事をして、荷物を車に積んで、現場へ向かう。いつもなら、舞台袖でドキドキ震える弱気な声が立ち上がってきて、「しっかりせい、コンプレッサー。もっとしっかりやれ、堂々といけ」と必死に奮い立たせるところを、その日は出る直前に、母の「運転気をつけて」が頭に蘇ってきた。すると、舞台袖でいつも騒ぐ弱気な自分が、スーッとどこかへ消えたんです。
なんとも目に見えない話で、うまく説明できないんですけれども、背中をポンと押されたような気持ちになって、舞台に出たら、めちゃくちゃ自然体で。お客さんの反応ひとつひとつを見事に拾えて、返せて、盛り上がりがドッカン、ドッカンとうねりのように来る。「初めてかもしれん」と思えるくらいの、満足の終わり方でした。
その日から、間違いなくマジシャン・コンプレッサーの芸の質は変わったと思います。「両親に会いに行く」という、マジックとはなんの関係もなさそうな小さな実践が、舞台の上のマジシャン・コンプレッサーを強くしていた。これはあとから振り返って分かる類の出来事で、まさに倫理法人会で言う「倫理体験」だったんです。そこから仕事はさらに加速し、コロナ前には年間700件のオファーをいただけるところまで広がっていきました。
そしてコロナで全部ゼロになり、また「もっと明るく」を信じて踏ん張ったら、コロナ明けには引いた波がドアっと戻ってくるように、一気に仕事が増えていきました。いまもラジオやテレビを含めると、年間500件規模で活動させていただいています。本当に、倫理法人会に入っていてよかった、コロナ会長を引き受けてよかった、と心から思うんです。
https://comp-office.com/lecture/chuo-rinri-ningenmi-wo-migaku/
三つの言葉がひとつにつながる
こうして振り返ってみると、マジシャン・コンプレッサーが歩んできた道に、何度も同じ言葉が登場していることに気づきます。
プロになった瞬間にブラック嶋田先生から授かった「笑ってりゃいいんだよ」。
5年目に立川志の輔師匠から授かった「芸は人なり」。
そしてコロナ会長時代、倫理指導でいただいた「もっと明るく、もっともっと明るく」。
さらに先日、丸山理事長から朝食会で授かった「心が明朗であればそれでいい」。
並べてみると、ぜんぶ同じことを言ってくださっているんですよね。表現は違うけれど、芯はひとつ。人の中身が明るく整っていれば、結果は勝手についてくる、と。
そして今年度の倫理経営講演会のテーマは、なんと「企業は人なり」。芸は人なり、企業は人なり。やっぱり、すべては同じところに繋がっていくんだなと、改めて感じます。
「人」のところを磨くために、毎週1回、シャワーのように倫理の学びを浴びる場が、モーニングセミナーです。そして、心が明朗であればそれでいい、というシンプルな指針が、走り続ける足元を軽くしてくれる。マジシャン・コンプレッサーは、これからもこの軸を大切に、舞台に立ち、会の役を務め、AIにも遊んでもらいながら、富山の景色を明るくしていきたいと思っています。
富山県1,000社へ|高岡市倫理法人会モーニングセミナー見学のご案内
富山県倫理法人会は、来年度1,000社を目指して動いています。日本全国で一番最後に設立されたのが富山県が、ついに1,000社という大きな景色に手が届くところまで来ました。さらに、高岡には新しく「高岡市中央準倫理法人会」が2026年10月に開設予定。射水神社 を会場に、新しい仲間の輪を広げていきます。
「なぜそんなに会員を増やす必要があるんですか?」と聞かれることがあります。私が思うのは、一人ではできないけれど、仲間が増えれば日本を良くできるということ。一人ひとりの心が明るくなれば家族が明るくなり、社員が明るくなり、地域が明るくなり、富山県が、そして日本が明るくなる。その波が、ウェーブのように広がっていく。その活動を一緒にやってくださる仲間が、もっともっと必要なんです。
明朗、愛和、喜働、純情(すなお)。たった四つの言葉に集約される倫理の学びを、毎週シャワーのように浴び続ける場がモーニングセミナーです。何かを売り込まれることもなければ、教祖のような存在もない。経営者同士が、互いの体験を持ち寄って、生き方そのものを磨き合う、シンプルで、潔い学びの場。
高岡市倫理法人会のモーニングセミナーは、毎週水曜日 朝6:00〜7:00、ippo(いっぽ)メインフロア(高岡市戸出町4-3-28 大阪屋ショップ戸出店2階)で開催しています。参加費無料・予約不要、初参加の方も大歓迎です☆ セミナーのあとには朝食交流会もありますので、ぜひ一度、会場の空気を吸いに来てください。一度入った場の温度感は、たぶん想像していたものと違うはずです。
最後になりましたが、講話の機会をくださった高岡市倫理法人会の松崎会長・役員の皆様、当日早朝から会場を整えてくださった皆様、会員スピーチで素敵な時間を作ってくださった松本光司氏、そして「コロナ会長」の頃から伴走してくださった仲間の皆様、本当にありがとうございました。これからも富山県倫理法人会の幹事長として、そしてマジシャン・コンプレッサーとして、もっと明るく、もっともっと明るく、発信し続けていきます。



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